手塚治虫の「ブッダ」はどこまで逸話に沿ってるの？

ニーハオ。

今、手塚治虫のブッダを読んでいます。
（1日1冊ペースで、まだ4巻までしか読んでいないのでネタバレは勘弁してください！）

当該作品については、どこまでオリジナル（？）の話に忠実なのでしょうか。

タッタという少年は本当に仏教に出てくるの？
超能力少年設定も仏教通りなの？
オオカミ少年（名前忘れました）は？？

などなど、疑問です。

ネタバレしない範囲で教えてください！

No.1 ベストアンサー 回答者： EFA15EL 回答日時： 2022/10/31 18:09

「ブッダ」は、手塚さんが釈迦の生涯を自分なりに解釈して再構築したもので、

史実かどうかということにはあまり重きが置かれていません。

ちょうどいいことに、ご本人のコメントがブッダのあとがきとして残っています。
（ですから削られていなければあなたも最後に読むことになります）

「たとえば登場人物の中で、主役クラスのチャプラ、タッタ、ミゲーラ、バンダカ、それにナラダッタなどは、まったく仏典には登場しない架空のキャラクターです。」

同じあとがきの中で、仏典にある人物もキャラクターを全く変えてしまった人物が多々いることも話しています。

「つまり、この作品は、お釈迦様の伝記をかりた、まったくのフィクションといえるでしょう。」

ということです。

釈迦のことを知る入り口としては十分だけれど、
学問としてはほとんど役に立たないわけです。笑

手塚さんはあくまでマンガとして面白いものが描きたかったんでしょうね。