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独語由来について質問です。

日本以外(海外)のインターネットで調べてみたけど、
独語由来の音楽用語と菓子用語なら英語や仏語など世界にも存在していました。

しかし、医学用語、山用語だけ見当たりません。
[医学]クランケ、マーゲン、ワッサー、ステルベン
[山]ヒュッテ、コッヘル、シュラフ、ゲレンデ
これらは日本にしか存在しない言葉なのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 長文書いていただきありがとうございます。

    単語を知りたいだけではなく、独語圏•日本のほかに英語圏、フランス語圏、ロシア語圏など世界でも独語由来の医学、山用語が使われているのか?が知りたいだけです。
    説明言いにくくて申し訳ございません。

      補足日時:2023/03/04 08:17

A 回答 (4件)

まず言えることは、フランス語圏では、ドイツ語由来の言葉を使うことはかなり少ないですね。

逆に、フランス語由来の(専門用語であれ日常用語であれ)単語がドイツ語やロシア語やルーマニア語やトルコ語など、欧州諸言語で大いに使われています。ロシア語辞典を見ていて、フランス語由来やラテン語由来の言葉を片っ端からアンダーラインを引いて行ったことがありますが、ものすごい数です。

歴史を見てみればそれは当然であり、欧州の各地域(各国)においては、まずは古典ギリシャ時代の文化遺産を欧州全体がそっくり取り入れ、まずはギリシャ語由来の言葉を取り入れ、次に古代ローマの文化を取り入れ、それと共にラテン語由来の言葉を取り入れ、それが17世紀くらいまで続き、現地のフランス語やドイツ語などの現地語ではなくてラテン語で学術書を書いていましたし、ドイツに至っては、19世紀に至るまで大学での講義もすべてラテン語で行われていました。

ラテン語の後はフランス語の支配が長く続きました。

だから当然のことながら欧州各国では、自分たちの言語の中にギリシャ語・ラテン語・フランス語由来の単語がおびただしく存続しています。各国の言語の辞書を見てみれば明らかです。

日本では、もともと医学や山登り関係の学術や技術や製品が伝わったときに、日本にとって最もその分野で優れていたのがドイツであったので、日本はドイツ語を通してドイツからそういう技術や知見を取り入れたのです。だから日本ではドイツ語がそういう分野で今でも幅を利かせています。

しかしそれ以外の国では、様子が違っていて当然ですね。

ともかく、フランス語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語・ルーマニア語などの諸言語の分厚い辞書を見て、気になる単語を片っ端から引いて、検討してみればわかります。私はそのようにしてそういうことを知ったのです。どこかの偉い先生が「日本語のこれこれという単語やロシア語のこれこれという単語は、どこそこの言語から導入され」などという解説を読んでわかった気になってしまいがちですが、実際にそれぞれの言語をいくらかでも勉強し、それぞれの言語の辞書を実際に引いて見ないと、本当のことがわかるはずもありませんよね。すべて、自分で確かめないといけないのです。だから、こんな小さな質問コーナーで、字数と時間の限られた中で、たった数行、あるいはたったの数十行での解説をしてもらったところで、本当のことがわかるはずもありません。どうしても知りたいのなら、少なくとも数百ページの解説を読む必要があります。
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すみません。

No. 1 の回答は適当に流し読みして、No. 2 に特に注目してください。

いずれにしても、ネット上で調べたからと言って、それがすべてだとは限らないので、もっときちんとした文献に当たらないと、最終的なことはわかりません。

はっきり言って、ネット上の情報は無料であり、誰でも簡単に投稿できるので、デタラメを書いても通用するのです。しかし、高いお金を払って買った本は、有料なので、少しでも間違っていれば読者が文句を言いますし、買ってもくれません。だから出版社や著者が、何年も何十年もかけて訂正し続けます。だから信頼性の高い資料になりやすいです。しかしネット上の情報は、無料であり、誰でも(馬鹿でも)無責任に書き流せるし、いつでも削除できるので、「間違っていても、あるいは不十分でも、知らないよ。あとは閲覧者が自己責任で読みなさいよ」というような態度で情報が提供されているだけです。
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それらすべてを、私の持っている「小学館、独和大辞典、第2版」で引きましたが、すべて医学用語、山用語として使われているようなことが書いてあります。



(1) Kranke --- 「病人、患者」という意味だと、上記のドイツ語辞典に書いてあります。

(2) Magen --- 「胃」という意味だと書いてあります。

(3) Wasser --- 「蒸留水」そのものはドイツ語では正式には destilliertes Wasser ですが、それを医療の現場ではいちいちそうは言わずに、単に Wasser と言っていたのかもしれません。その簡略した形を日本でも使い始めたのではないかという気がします。

(4) sterben: sterben は「死ぬ」という動詞で、Sterben と大文字にすると「死亡」という名詞になります。だから、この日常語をそのまま医療の世界で使ってもおかしくはありません。

(5) Hütte --- ドイツ語で「山小屋」という意味で使われていると、ドイツ語の辞書に書いてあります。

(6) Kocher --- (キャンプなどで使う)コッヘルという意味にもなる、とドイツ語辞典に書いてあります。

(7) Schlaf --- 寝袋のことを、本来なら Schlafsack と言っていたはずなのですが、それが日本人にとっては長すぎるので「シュラフ」と簡略化して日本に流通したのかもしれません。あるいはドイツでも、Schlafsack と言わずに Schlaf とだけ言って寝袋という意味での略称として通用していたのかもしれません。

(8) Gelände --- ドイツ語でも、スポーツ用語として使われている、と書いてあります。
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そういう日本語に入ったドイツ語については、ネット上を見ても、私の手元にあるドイツ語辞典を見ても、ちゃんと載っています。



[医学]クランケ、マーゲン、ワッサー、ステルベン

(1) クランケ、Kranke (ドイツ語、病人、sick とか ill という意味のドイツ語 krank の名詞形である Kranke、英語の patient に相当)

(2) マーゲン、Magen (ドイツ語、胃、英語の stomach に相当)

(3) ワッサー、Wasser (ドイツ語、水、英語の water に相当)

(4) ステルベン、sterben (ドイツ語、死ぬ、英語の die に相当)


[山]ヒュッテ、コッヘル、シュラフ、ゲレンデ

(5) ヒュッテ、Hütte (ドイツ語、山小屋、英語の hut と語源が同じ)

(6) コッヘル、Kocher (ドイツ語、英語の cook に相当するドイツ語は kochen ですが、英語の cooker に相当するドイツ語は Kocher です。)

(7) シュラフ、Schlaf (ドイツ語、英語の sleep に相当する言葉)

(8) ゲレンデ (ドイツ語 Geländeは、地形・山野・土地・敷地という意味)
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