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生化学の問題です。
解説をお願いします。

(真核生物の遺伝子発現調節について)
翻訳の過程では様々な調節がある。例えば、最初のAUGがスキップされ次のAUGから翻訳されることがある。
また、5'非翻訳領域には遺伝子発現を調整する短いペプチドをコードする領域が存在することもある。これは(サ)と呼ばれる。

(サ)の語句が分からないのですが、そもそも非翻訳領域にペプチドをコードする領域があるという点で、問題文の意味が理解できていません。

解説をお願いいたします。

A 回答 (2件)

(サ)の語句は「アップストリームオープンリーディングフレーム(uORF)」です。

uORFとは、翻訳開始コドンから最初のAUGまでの領域に存在する短いペプチドをコードする領域です。uORFは、翻訳の開始を抑制したり、翻訳の効率を高めたり、翻訳されたタンパク質の機能を調節したりする役割を果たしています。

非翻訳領域にペプチドをコードする領域が存在する理由は、遺伝子発現をより細かく調節するためです。翻訳開始コドンから最初のAUGまでの領域は、翻訳開始因子によって認識されやすいため、翻訳開始の制御に適しています。また、uORFは翻訳開始コドンから離れた位置に存在するため、翻訳開始の制御に影響を与えることなく、翻訳の効率や翻訳されたタンパク質の機能を調節することができます。

uORFは、真核生物の遺伝子発現において重要な役割を果たしています。uORFの研究は、遺伝子発現の制御や、新しい医薬品の開発につながることが期待されています。
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ジャンクDNAとかpri-miR(primary miRNA:miRNA=micro-RNA)。


非翻訳領域なんですから、蛋白質を合成する情報は持って無いと考えられてきたけど、ペプチドをコードしてる事が解ってきた、と言う事です。

アミノ酸が50個以上連結したもの:蛋白質
アミノ酸が50個未満連結したもの:ペプチド
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