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趣味で風景写真や夜景を撮影しています。光のコントラストを表現するのはなかなか難しいですが、リバーサルフィルムを使用してそれなりに満足しています。ただ、最近になってデジタル一眼レフがかなり安くなってきたのでコスト的(フィルム、現像、プリント代など)にも場所的にもデジタルもいいかな、と考えています。
そこで教えて頂きたいのですが、(価格的に)同等と考えられる機種、レンズを用いた場合、リバーサルフィルムで撮った写真とデジタル一眼レフで撮った写真を見比べるとどちらが風景写真、夜景写真の撮影に適しているでしょうか?経験のある方の御回答をお待ちしています。

A 回答 (5件)

使用する「デジタルカメラ」によります。

それとカメラの「カラー設定」しだいです。

フィルムカメラの場合の「フィルム」に相当するのが
デジタルカメラでは「カメラボディ」に相当します。
つまり、カメラボディ(メーカーによらず)の選択を間違えると
とんでもない結果になります。

コダクロームのような落ち着いた暖かい感じ、
エクタクロームの冷ややかな色彩、
フジクロームの人工的に派手な発色、などが
カメラボディの性能で決まってしまうのがデジタルカメラです。
これは「画素数」による解像感の差以上に大きいです。

その辺りを充分理解しておかないと、使用後のデジタル評価が分かれてしまいます。
それを知らずにデジタルカメラを購入して
結果として「デジタルは使える」と結論する人は
たまたまそのカメラの発色と自分の望む発色が合った人であり
「デジタルはまだまだ」と結論する人は
カメラボディの選択を過ってしまった人に多いです。

私はニコン、コンタックス、フジのデジタルカメラしか使っていませんので
細かな評価はできませんが
ニコンはエクタクローム、コンタックスはコダクローム、
フジはフジクロームのような発色が得られます。
ですので必要があればそれを使い分けるようにしています。

それ以外は雑誌のテスト記事などの受け売り知識しかありませんが
確かに同じ条件で撮影された画像(印刷物の観察ですが)でも機種によって大きな違いがあります。

それと、カメラの「カラー設定」でも渋め、普通、派手めが選べますから
(もちろん、そんな用語ではありませんが)、
その設定次第でも発色は変えられます。

それらを理解して使えば、デジタルカメラは充分にフィルム以上の力があります。



ただ、発色の差とは違う部分で
特にデジタルカメラは風景などの細部の描写に弱いです。
これはデジタル撮像素子の構造上、しかたのない事ですが
広大な風景を細部まで写し込むには、まだフィルムの方に分があります。

夜景についても同様で、
遠くの街の明かりなどがデジタルでは充分に解像されないことがあります。

それと、夜景ではノイズの事も話題になりますが
低感度フィルムの長時間露とデジタルの低感度設定・長時間露出とを比較すれば差は歴然ですが
高感度フィルムとデジタルの高感度設定撮影でしたらそれほど差はありません。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。自分が求める表現の出来るようなデジタルカメラの選定をする必要がある点は非常によく分かりました。風景・夜景写真の細部の描写がデジタルカメラのほうが弱いんですね。夜景でのノイズも非常に参考になりました。

お礼日時:2005/04/25 21:18

一概にガチンコで比較するわけにもいかないと思いますが、階調再現の点で一般的にリバーサルはハイライトに強くシャドゥに弱いという特性を持ちます。


反対にデジタルはハイライトに弱くシャドゥに強いという特性を持ちます。

化学反応で記録するフィルムと光を電荷として記録するデジタルという構造上の違いですからどっちが良いという事ではありません。

また、フィルムの場合長時間露光時の相反則不規による実効感度の低下を計算する必要がありますが、デジタルにはそもそも、相反則不規はありません。
そのため、長時間露光時はデジタルだと露光時間を短く出来ます。

デジタルはその撮像素子の構造上、撮影対象によってはデジタルモアレと呼ばれる画像劣化要素が存在します。

フィルムカメラはフィルムという製品に色調再現を依存しますが、デジタルカメラは自分で色調再現を考慮しなくてはなりません。
デジタルカメラのカラーマトリックス変更で満足出来なければデジタル画像処理を施します。
つまり、デジタルはフィルムを自分で作るという工程が一つ増えます。
これを楽しみと取るか、面倒と取るかでデジタルカメラへの評価が別れると思います。

リバーサルとはいえ、期待色に沿った嘘の色ですからデジタルで画像処理が入るから嘘臭くなるという話でもありません。

ただし、フィルムメーカーが数十年の歳月をかけて開発した発色の妙を、一個人がそうそう凌駕出来るはずもなく、勉強/修練は必要です。

一長一短づらづらと書きましたが、道具には向き不向きというものがあります。
そして道具を生かすも殺すも使い手次第です。
昼景写真と夜景撮影では、シチュエーションが全く違いますし重点を置きたい表現手法も人それぞれです。

いくら雑誌や人のインプレを読んでも使ってみて初めて気付くという事がデジタルの世界でも往々にしてあります。
つまりは、シチュエーションは同じでも人によって使い方が異なるという事の証明なのです。

コストだけを目算してデジタルに手を出しても後悔するかも知れません。
フィルムカメラと価格が同等のデジタルカメラだと1ランク下げざるを得ませんしね。

直接の回答としては、風景/夜景のオールラウンダーを希望なら熟練のリバーサル。
シチュエーションによってはダントツで新鋭のデジタルになる場合もあります。
ちなみに私は、ネイチャー(風景、動物、花、昆虫、星)が主被写体ですが、99%以上デジタルです。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。
おっしゃるとおり、デジタルでもフィルムでもあくまでも道具ですから、自分の求めるような表現可能なものを自分で探していくしかなさそうですね。
それにしても、御回答くださった方々はみんなお詳しいですね~。

お礼日時:2005/04/25 21:33

光、コントラストを表現する点でデジタルとリバーサルを比べるとまだまだリバーサルの方が良いと思います。

最近のデジタルでは随分、ラチチュードが広くはなってきているもののハイライト側の粘り(デジタルは白飛びしやすいってことです)はリバーサルのが良いですね。
物撮りなどをする場合や人物撮影でもリバーサルよりデジタルの方がより気を使って光りを作(選ぶ)りますから。
具体的に言うとデジタルはある一定のレベルから階調が無くなる(0になる)のに対し、リバーサルでは(特にプロ用(プロ用はハイライトの乳剤加工が一般用と違います))繋がっていますから・・・
これらは少しシビアな意見ですが、ご自宅のパソコンがある程度のスペックでで、写真に対しヘビーにお金をつぎ込む方でなければデジタルはコストパフォーマンスに優れていると思います。またデジタル(特に風景はRawでの撮影が向いている)は現像を自分でしますから、その手間を面倒・・・と思う人には向かないでしょう。
先ほども少し触れましたデジタルではRawで撮るという事が出来ます。Rawについての知識がない場合、ネット検索にて調べてもらうと良いのですが、この方法で撮影する事によって先ほど触れたラチチュードを広げる撮り方なども出来ますし(フジファインピクスS3Proには他のデジカメよりラチチュード広げて撮る機能あり)
色をJPEGよりも綺麗に再現する事、自分のイメージに劣化を最小限にして近づける事が出来ます。モニタのキャリブレーション、プリンターとのカラーマッチング等も絡んでくるのでしょうが、デジタル暗室には撮影後の楽しみもあるのは言うまでもありません。

レンズについてですが、現在のデジタルカメラは殆どがAPS-Cサイズと呼ばれる、CCDを搭載しています。簡単に言うと35mmフルサイズより小さなCCDを使っているという事なんですが、これが影響してレンズの焦点距離が1.5倍、1.6倍になってしまいます。
ですから風景や夜景を撮影されてる方なら24mmで撮影したい場合、約16mmのレンズを使わないといけないわけですね。現在、超広角ズームレンズの市場が賑わっているのもこれのおかげです。
性能の面で言わせていただきますと、35mmよりイメージサークルが小さい分、同じ焦点距離でデジタルとリバーサルで撮り比べればデジタルでは周辺光量落ちや流れる現象は少ないです。ですが同じトリミングで撮る場合、デジタルはより広角レンズを使わなければいけませんので、イメージサークル内の広角特有の歪みは大きいでしょう。

私の個人的な意見で申し訳ありませんが、人物や軽いスナップではデジタルはかなり威力を発揮しますが、600万画素、800万画素機ならば風景や夜景となるとまだまだリバーサルの方が良いと思います。解像の面、空などのグラデーション部の再現など・・・
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。デジタル一眼レフのレンズについてはまったく知りませんでした。いろいろと調べてみます。

お礼日時:2005/04/25 21:26

私は両方とも所有しておりますが、現在では完全にデジタルカメラに移行してしまいました。


最近のデジタル一眼レフカメラは、想像以上に高画質です。
しかも、多少気に入らない画像があっても、レタッチソフト等の使用で、自由に修正が可能です。

もし、ポスターのような大判の写真印刷を考えられているのでしたら別ですが、A4程度までの写真であれば、デジタルカメラの画像で充分に鑑賞可能なレベルで撮影印刷できると思います。

なんと言っても、撮影コストが、初期投資以外には殆どかからないことが魅力です。
撮影の際にも、フィルムの場合ですと、どうしてもコストを考えてしまいますが、デジタルカメラの場合は、メモリ容量の許す限り、何枚でも自由に撮って、気に入らなければ、その場で削除することも可能ですので、様々な撮影条件や、構図で、好きなだけ撮影でき、しかもその場で確認できますので、結構、撮影効果の勉強にもなります。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。
デジタルカメラのメリットは撮ったその場で確認できるところですよね。ほとんど初期投資だけですむようですし。。。

お礼日時:2005/04/25 21:11

まだ、リバーサルフィルムが有利です

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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました

お礼日時:2005/04/25 21:08

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