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今から卒業論文の準備を始めようとしている者です。
テーマも決まり、数回ゼミで発表もし、これから発表を積み重ねていき、卒論として集大成していく予定です。
テーマは政治学に近いもので、参考文献を探していると、自分のやろうとする研究がすでに偉い学者によりかなり実証され、研究済みとだとわかりました(>_<)
このままでは、結果がわかっていることを一年間かけて研究していくことになります。

学部生(文系)の卒業論文で、新説を考えるなんてなかなか難しいことで、やはりある程度研究された分野を自分なりにアレンジして論文を書いていくのが妥当(というか普通)なのでしょうか?

A 回答 (3件)

私は、理系に属しています。

理系の研究は、従来の説と異なるほど、価値があります。新たな発見、というわけです。
 文系は、新たな発見は、発掘でもしない限り、ないでしょう。というのは、社会に立脚しているからです。時代にも依存しています。
 例えば、30年前には、禁煙車はありませんでした。政治学なら、「共産主義が破綻する」なんぞは、誰も主張しませんでした。主張したとしても、根拠は薄弱でしょうから、誰も受け入れません。
 あるいは、20年ほど前に、「自衛隊の海外派遣」を首相が言えば、内閣はつぶれていたでしょう。
 文系の研究は、「他の者から1歩進む必要があるが、1歩半進むと受け入れられない」と聞いたことがあり、納得しています。

>すでに偉い学者によりかなり実証され、研究済みとだとわかりました(>_<)

 卒論レベルで、研究済み、というのは、胸を張って良いと想います。ただ、同じ結論と表現しても、同じような結論、という場合もあります。同じ頂上を目指したが、もう近くの別の峰だった、あるいは、もっと高い場所だった、ということがあります。また、同じ頂上でも、研究者が違えば、全く同じ方法ということはありません。別のルートになるのが普通です。ルートが違えば、景色が違うわけですから、新たな視点・発見は、十分見込めます。

 偉い学者の結論にも、穴があったりします。最近知ったのは、学生の頃、舌には、甘み、苦味など、それだけを感じる部分がある、と習いました。しかし、それは大嘘なんだそうです。だれか偉い学者さんが言い出したので、誰も異議を言えなかったとか。
 いいかげんな話が、案外広まっています。そのテーマに関心があるのであれば、自分の目で確かめることは、意味があると考えますが。
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この回答へのお礼

「自分の目で確かめる」
すばらしい言葉ですね、がんばってみようと思います。

たとえ予想されたとおりの結論に帰着したとしても、そこまでの研究で何か自分なりものものを見つけたいと思います。

ありがとうございました。がんばります。

お礼日時:2005/05/26 22:13

政治学科の学部生の卒業論文の指導をしたことがある者です。



私の印象では、どんなに優れた学生でも、学部生レベルの経験で考え付くことは、どこかで必ず誰かがやっている場合が多いのは当然だと思いました。だから、どんなことをやりたいのかきいて、「ああ、いい目のつけ所だな」と思うものほど、たいてい偉い先生がやっていたりします。むしろ優秀な学部生ほど、偉い先生と同じ目のつけどころをもつので、オリジナリティが少なかったりするのはよくあることでした。

こういう場合は、「じゃあ、○○先生の本を読んでみなさい」と勧めて、先行研究の検討・整理をするようにいいます。すると面白いもので、その過程で、理解が深まって有機的なつながりをもつらしく、出来上がってみれば、なかなか独創的な論文が完成したりしたものです。どうやら偉い先生と同じことをやっていても、その人独自のテイストがあるわけで、結果は一緒でも、独創性が高いことはあり得ると思いました。ここが学問ですなあ。

逆に、見たことも無いようなことを考えてくる学部生の研究計画は、そもそも破綻しているものが多かったりします。しかし、ここが悩ましい。本当は天才かもしれないわけです。天才を自分が理解できないだけかもしれない。そうなると、学生と先生の戦いですな。

そういうわけで、偉い先生がすでにやっている研究そのものに体当たりするのは、いいことですよ。すでに実証されていることの中に、新説が潜んでいたりすることもたくさんあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

卒論を書くということはなかなか大変なことですが、安易な妥協はせず、がんばって大学生活の集大成となるものを作り上げようと思います。
大変勇気付けられました。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/26 20:54

いくつか方法はあります。


具体的なテーマにもよりますが、

・別のテーマに変える。まだ時間はあるように思います。

・すでに実証されていることが成り立たない例外について調べてみる。

・すでに実証されていることの適用範囲の拡大の可能性について調べてみる。

・すでに実証されていることと似てはいるがまったく同じではない類似のことがらについて調べてみる。

などでしょうか。

どこかで違いを出さないと、
やってても面白くないですよね。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
そうですね、まだ時間はあります。

実証されていることが成り立たない例外と適用範囲の拡大についてというのは、なかなかおもしろい視点だと思いました。

もう少しがんばってみます。ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/25 22:41

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