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手の甲などに血管が浮いて見えることがありますが、そうしたとき血管は青色や紫色に見えます。
赤い血が流れているのに、なぜ青く見えるのですか?

A 回答 (3件)

 こんにちは。



 普段の状態で血管が青く見えるのは一口で言えば 光の乱反射が原因です。

 例えば 青いサングラスをかけると赤の物質が黒っぽく見えたりしますよね。それと同じで血管を流れる血液(静脈血)自体は暗めの赤色ですが、皮膚の深い位置にある血管はその赤色の光が、皮膚(上の例でこの皮膚がサングラスと思っていい)によって乱反射してしまい目に到達しないため赤にみえず、血液の青色の光だけが目に到達するので青に見えます。
 手に見える血管は多くが静脈血管で、暗めの赤色の血液がとおるので皮膚によって赤が乱反射して、目に到達しなければ余計青色にみえてきてしまうというわけです。
 
 いわば皮膚がサングラスのようなもので、そのサングラスを通して中の赤い物質(血液)をみているから本当の赤には見えないというわけです。
 ちなみに、皮膚をほとんど通さずに血管をみれる場所、例えば眼球の血管とかは赤く見えます。
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この回答へのお礼

とっても参考になりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/05/27 01:24

青く見える血管には静脈血が流れています。

静脈血は酸素を離した暗い赤色をしています。日本人の皮膚は肌色ですので、それを通して見えると黒っぽくなるのです。赤色のセロハン紙を通して見ると色が違って見えるのと同じです。
ちなみに鮮やかな赤色の動脈血が流れている動脈は皮膚の深いところを流れているので見えません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!

お礼日時:2005/05/27 01:24

血管そのものはほぼ透明に近い白です。


血管を取ってきて内部の血液を洗い流せばよくわかります。

皮膚表面に見えている血管はほとんど静脈で、静脈血は酸素がヘモグロビンから離れた後の血液なので暗赤黒色といった感じの色です。動脈だと動脈血は鮮やかな赤色なので静脈よりは赤っぽく見えます。ただし動脈は皮膚の深いところを通っているのと血管に中膜があって血管壁が厚いので透けて見えることはほとんどないと思います。

皮膚を透かすと青っぽく見える理由はNo.1さんの解説が詳しいですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
「血管を取ってきて洗い流す」というのを一度やってみたいです。

お礼日時:2005/05/27 01:23

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