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英文の論文の中で,"Vc=330sfpm"というのが出てきたのですが,このsfpmという単位がどういう意味かわかりません.どなたかよろしくお願いします.

A 回答 (2件)

検索してみると、standard feet per minuteのことのようです。



参考URL:http://www.google.com/search?hl=ja&q=sfpm+%22sta …
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました.お礼が遅れてすいません.

お礼日時:2001/10/08 20:12

まずfeet per minuteについてですが


これは航空関係で使われる単位で、上昇率・降下率を
あらわすものです。
vertical speed indicator(昇降計)という計器に
表示されます。水平飛行中や地上で止まっている時は
もちろん"ゼロ"を指します。

操縦士はこれをどのように使うかというと、
計器着陸装置(ILS)がない滑走路への最終進入で
通常3度の降下角を維持する為の目安として
(150ノットで進入する場合、150x5+50=800で
800fpmを維持するとほぼ3度のpathで飛行機は飛ぶ、
120ノットなら650fpm、という具合に簡単に算出できる)
あるいは通常離陸後に車輪を格納するのに、飛行機が
正しく上昇していることを確認する目的で(機首が
上を向いていても速度と推力によっては上昇している
とは限らない、昇降計がプラスにふれていれば間違い
なく上昇している)、あるいは巡航の前後の上昇降下時、
管制官から降下率などを指定される場合があるので
そういう場合に指示通りの降下率を維持するために
使うものです。

次に"standard"について。
航空関係でstandardという用語を使うのは、私が知る
限りでは「標準大気」(standard atomosphere)で
あることを表現する場合です。
「高度」というのは実はいろいろ種類があります。
飛行機で通常もっとも一般的に使われるのは、
「気圧高度」というものですが、これは海面上でゼロに
なるように、その時の気圧を高度に換算したもので、
必ずしも地面からの高さとは一致しません。
温度の影響なども受けます。
低気圧や高気圧の影響も加味して、地面からある一定の
高さ(日本では一般に14000feet、アメリカでは18000ft)
までは気圧補正を行い、それ以上の高度では一律の気圧
補正値を使うことになっています。
この「一律の気圧補正を行って」得ている高度のことを
18000feet standardなどと表現するのです。
それは国際標準大気で海面上では1013.25ヘクトパスカル、
水銀柱で29.92インチであることを前提にしているもの
です。

以上をまとめますと
standard feet per minuteというのは、
国際標準大気における気圧高度で表現した場合の
上昇降下率の単位です。

ここまで書いて、質問を読み返して思ったのですが、
Vcというのは「設計巡航速度」ですね。
Va、Vb、Vdなど、運動包囲線図(manuevering envelope)
で出てくる概念ですね。sfpmであらわされるのは
もしかすると「標準突風」の垂直成分か何かですか?

失礼ながら、このあたりの概念を正確に理解されるには
航空工学の知識が必須です。私も表面的な知識しか持ち
合わせておらず、全てをご説明はできませんし、また
説明そのものがわかりにくかったら申し訳ありません。

なお疑問が有れば、遠慮なくまたお尋ね下さい。

この回答への補足

大変親切なご回答ありがとうございました.jedimasterさんは航空工学の単位であるということですけども,この質問の論文は切削加工の論文で,VcはCutting Velocityのことでないかと思います.あまり自信ないけど.私はsfpmはfeet/minuteで速度の単位と思ってるのですが.どうでしょうか?

補足日時:2001/10/08 20:12
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