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 中国は世界一の人口を数える国ですが、以前から産児制限をして人口増加を抑制しています。
 広大な国土を所有し、国を富ますには人口が増えても問題ないと思いますが、真の目的とは何でしょうか?
 中学生の息子に尋ねられ、明確な返答が出来ず、親として困っています。
 よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

>広大な国土を所有し、国を富ますには人口が増えても問題ない


この考え方は現在では正しくないと考えられます。そのことについて少し長くなりますが、説明させていただきます。

人が生活していくためには食料を初めとしてさまざまな物資が必要です。人類が現在のような文明を築いてこれたのは今からおよそ9000年前にメソポタミア地域で麦の栽培を始めたことに由来します。つまり、農業によって食料を自分たちの手で作ることができるようになり、多くの人口を養えるようになったのです。

さて、農業を行うためには土地が必要ですし、土地が肥えているとか痩せているとかで条件の差異はありますが、結局のところ耕地面積が大きければより多くの穀物生産が可能であり、農業に従事しない人間を含めて多くの人口が養えます。言い換えると農業生産が「富と国力」のもとであり、その結果として多くの人口がある国が強国・大国であったのです。

しかし、およそ250年ほど前にイギリスで産業革命が始まり、生産の中心が農業から工業に移り工業力が国力の目安となっていきます。特に20世紀になりますと化学工業などの発達などで工業製品(化学肥料やトラクターなど農業機械)が農業生産の拡大を可能にして、工業力が富や国力の源泉となります。

そうした中で中国共産党を率い、国民党と争って中国を統一した毛沢東は農民出身ということもあって、人口増加が国力の増大であると考えてしまいました。人口が多ければより多くの生産が出来て国が豊かになると思ったのです。しかし、今まで述べてきたことで判りますように、農業が生産の基本であった時代には人口の多少が国力の強弱に直接的に比例していましたが、現代は必ずしもそうではありません。

マルサスという人が18世紀末に「人口論」で述べたように人口の増大と食料生産とでは人口増大の方がスピードが早いので、食料生産が追いつかなくなる時がいつかやってきます。工業化の進展により食料生産能力も増加したのでマルサスの予想ははずれた様に思えますが、現実に飢餓が生じてから対策を講じようとしても遅いのです。

また、急速な工業化の進展により地球の資源に限界があるということが理解されてきました。「限りある地球」ということです。農業中心社会であれば地球の環境に対してもダメージを与えることは少ないのですが工業化の進展により環境問題などが現実のものとして現れてきました。

で、中国政府首脳も遅まきながらそのことに気がつき1979年から人口抑制策をとるようになりました。これが「一人っ子政策」ですあり、豊かさを維持する為というのが真の目的です。

長くなりましたので最後にまとめますと、無制限な人口の増加は国力を増すどころか社会の不安定要因を作り出すということが現在では理解されています。(ただ、同時にその国の人口構成のあり方も問題ですがそれはお尋ねのコトとはまた別の問題ですので割愛いたします。)
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まぁ、まずは中国は日本ほど豊かな生活を営んでいないということですね。

簡単に言えば先進国と発展途上国の差ってやつですね。食べないと生きていけないのはご存知ですよね?もちろん、日本国は一人1台の車を条件がある人は(金以外の)買おうと思えばかえるわけですね、それゆえ食べ物を買う余裕が普通にあるってことですよ、でも中国は車ではなく80%の人が自転車です、人が増えて困ることはやはりあまり豊かさがない国は食べ物に余裕がないのに人がたくさん増えるとみなが食べていけなくてこまるってことで人口が増えると困るんですね~~、(さらにごみも増えるし・・・)
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参考に


マルクス的共産思想というものは、簡単に言えば1個のピザパイをみんなで分けるという考えなのです。だから農業生産力はこれぐらいだから食糧事情からいえばこれぐらいの人口しか許容できない、だから人口の増加を調整するという考え方です。振り返って同じ考えを日本に当てはめると、日本の人口は約1億2千万程度いますが、食料自給率でいえばせいぜい2千万ぐらいがいいところですね。でも約1億2千万もの人間がアジアの国々と比較してもはるかに豊かに暮らしてますね。何かへんですね。そうなんですねピザパイを買うお金をためてピザ屋をやれば、家族みんなピザ1個ぐらいは食べられますね。つまり知恵を使って生きることをやめていたのが中国や北朝鮮と考えればいいんですね。すべてマルクスの頭が悪かったのが原因ですね。こんなことにならないようによく勉強するようにいってください。
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(1) 中国と言うのは、とても広い国のように見えますが、乾燥地が多いので耕作可能地は意外に少なく、人口一人当たりの耕地面積は、国際的に見て少ない部類に入るそうです。

特に、黄河流域は長い歴史の中で木が切られ過ぎてギリシャ、スペイン、メソポタミアやエジプトのような「人間活動の結果としての半砂漠」になっています。「広大な国土を所有」という認識は、中国には当てはまらないようです。また、乾燥地が多くて降水量が少ないことは、「水不足」をもたらします。中国は、「人口一人当たりの淡水量」でも国際的に見て下位であり、経済発展の障害となっているそうです。水がなければ農業はできず、食料を生産できません。

(2) No3の方が書いておられるように、中華人民共和国成立後、共産党政権は「産めよ増やせよ」政策を取りました。1960年頃まで、避妊や堕胎は認められなかったと、中国残留婦人についての本で読みました。この結果、中国の人口は短期間で激増しました。これが、1960年頃の「大躍進政策の失敗による飢餓」にもつながったと思われます。

短期間に人口が激増すると言うことは、その20年後くらいに若年人口=出産可能人口が異常に多くなることを意味します。日本でも、「ベビーブーム」と「第二次ベビーブーム」が起きました。中国の場合、1970年代になると「第二次ベビーブーム」の様相を呈しました。人口が10億を超え、あっという間に15億くらいになるような異常な状況です。

なので、1950年代の毛沢東の「産めよ増やせよ」政策の失敗のツケを払う形で、「一人っ子(強制)政策」を行ったわけです。先進民主主義国と違って、共産党独裁国家で国家権力が強いので、そうしたことが可能でした。先進国では「子供の人数を一人と法律で定める」なんてことは人権蹂躙になり不可能です。

その結果、1980年代以降、中国の人口増加のペースは急ブレーキがかかったと記憶しています。
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「手」があればそれだけ多くものを「つくれる」と考えた。



そこで「手」がほしくて増やしていたら、
「手」には「口」がついていた。

そして「手」が増えても「材料」がなければ
何も「つくれない」ことに気づいた。

だから「口」を減らすことにした。
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初めまして。


↓URL に記載されていました。
参考になれば・・・
要するに
人口に国民の食糧が追いつかないと予測されたからではないでしょうか?

参考URL:http://hp.vector.co.jp/authors/VA039509/BookShel …
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