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昔、生物の授業で
「種の壁」というものがあり、例えば
人間と犬の間では性交しても子供は生まれませんということを教わりました。確かに、犬と人間の子供なんて有り得ないと思いました。
でもブルドッグはたしか豚の血が混ざっていると聞いたような…
柴犬×チャウチャウは日本人×中国人みたいに犬種、人種がことなる交配はありえるかなと納得できるのですが
人間×猿(とくにチンパンジー、オランウータン等)のかけあわせで子供は生まれないのでしょうか?
そうだとしたらなぜ、生まれないのでしょう?
ブルドッグが豚×犬であるならこれだって十分ありそうな組み合わせだと思うんですが…

A 回答 (5件)

別種間での親による受精でも子供が生まれる可能性はあります。

出来た雑種に生殖能力がなければ、もとの親同士はやはり別種だったといえることが出来ます。
ヒトとチンパンジーは仲間なので間で子供が出来る可能性は高いですが、やっぱり別種ですから、雑種二代目が出来ないということです。
♯2様の仰るようブルドックが品種改良で出来たころにはまだ遺伝子導入の技術なんてないですから、豚の血は混じったらおかしいです。ブルドッグは100%犬です。
犬には種類がいろいろありますが、全部大体からだの作りは同じ「犬」なのです。見かけは違って中身(遺伝子)は大体同じといえるでしょう。姿が違うのに遺伝子がほとんど同じで、雑種が何代でも出来る場合、これは別種と呼ばず、地方型といいます。ヒトの場合人種にあたります。チューリップにいろんな花や形があるようなものでしょうか。
地方型は同種です。
それに反して、見かけは同じでも中身(遺伝子)が違ったら
別種になります。たとえばトラとライオンでは姿は似ていても中身(遺伝子)が違うということでしょう。

地方型では雑種が何代にもわたって出来ます。遺伝子が親の間で限りなく100%同じだからです。
別種では雑種が出来ても1代限りです。遺伝子が別種の親の間で例え99パーセント一緒でもうまい具合に子供が出来ません。

ヒトに例えると

日本人と日本人の間→子供が生まれる
(遺伝子が親の間で100%近く同じだから。)

日本人とフランス人の間→子供が生まれる
(遺伝子が親の間で100%近く同じだから。)

日本人とチンパンジーの間→子供が生まれると考えられる。しかし孫(雑種第二代)はできない。
(遺伝子が親の間で99%くらい同じだから。)


日本人とイヌの間→子供が生まれないと考えられる。
(遺伝子が親の間で90%以上98%以下同じとかいう程度だから)

日本人とスズメの間→子供が生まれないと考えられる。
(遺伝子が親の間で結構違う程度だから)

遺伝子は生物が使う大切なからだの設計図ですから、その設計図が、親同士の間で数%違うだけで子供が生まれなかったりするのでしょう。親同士で違う設計図なら受精で子供の体ができませんが設計図の程度がかなり近似していたらできるということでしょう。
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この回答へのお礼

具体的な例がとってもわかりやすいです!有難うございます。
>>その設計図が、親同士の間で数%違うだけで子供が生まれなかったりするのでしょう。
レゴのブロックに他社製のブロックで接いでみたところ、繋がったけど無理があり安定しない…ってかんじかなぁ

お礼日時:2005/07/13 23:17

あのナポレオンが、ウマとロバの交配種、ラバを作ったのは有名です。


他にトラとライオンの交配種なんてのもあります。

色々回答されているので、補足的なことですが、
それでは子供ができるかできないか、これはどうやって決まってくるのか。
最近の研究では、重要なのは遺伝子や染色体の数でなく、卵細胞表面にある受容体であるということになっています。受容体とは細胞表面にあるタンパク質で、細胞内に入ろうとする物質に対して、入れるか入れないかを決定するのです。
つまり子供を作れるかどうかは、卵細胞の表面の受容体が、中に入ってこようとする精子をどのように判断するのかによります。
人間と人間、これはまったく問題ないでしょう。それではウマとロバの場合、彼らが子供を作ることができたのは、受容体が精子を許可してしまったからです。種が近ければ、それだけ受容体が間違って精子を卵子の中に入れてしまうのです。

しかしこうやって生まれた者たちは、染色体の数が違うなどで、長く生きれなかったり、ましてや子供を作ることはほとんどできません。
>人間×猿(とくにチンパンジー、オランウータン等)のかけあわせで子供は生まれないのでしょうか? そうだとしたらなぜ、生まれないのでしょう?
生まれても長生きできなかったり、子供を残せないのですね。

ただ、ブタとイヌは種類が遠すぎるため、受容体が許可してくれないでしょうね。もし生まれたとしても、子供を残すことはできないでしょう。
ブルドッグは子供を残せていますから、やはり彼らはイヌの血しか入っていないんでしょうね。
でも私もそれ、昔に聞いたような覚えがあります(笑
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この回答へのお礼

とても判りやすい解説、有難うございます。
生物のプログラムってすごいなぁって思いますが、そのプログラムも間違ったり、似たものとそのものを区別できなかったりするもんなんですね。

お礼日時:2005/07/13 23:06

まず誤解を解かなければならないのは、「犬種」「人種」ということばと、生物の「種」では大きなレベルの違いがあるのです。

「種」の下には、亜種、品種、変種などの分類カテゴリーが存在しますが、これは日本語への翻訳のまずさの結果と思える例です。すべて、種より下位の分類区分で、基本的にあらゆる比率で交配可能(ハーフだけでなく、クォーターも、それどころかもっともっといろいろな比率で混ざり合うことが可能)です。基本的には、と書いたのは、地理的、時間的隔離や体のサイズなどにより実際問題としては隔離されていて、自然状態では交配不可能なグループも含むからです。ま、このあたりに種の定義の曖昧さは残りますが。で、一代限りの雑種が可能なグループは種の一つ上のヒエラルキー、属、でくくられます。

問題の人間はすべて、ホモ・サピエンス一種で、人間と同属と考えられている生物は、化石種しかいません。クロマニオン人などの新人は当然のこと、ピテカントロプスなどの属名のつけられていた原人も、いまでは現生人類と同じホモ属と考えられているようです。その前の猿人は別属と考えられているようですが(最新の情報とは言えませんので、参考程度に)。ということで、チンパンジーやオランウータンの類人猿はそれよりもさらに遠い類縁関係にあると考えられています。遺伝情報が1%も違えば、かなりの違いです。

で、なぜ遠い種間では雑種が生まれないか、ですが、生物が受精して分化していき、正常に生長するのに必要な遺伝子のセットをゲノムといいます。このゲノムを乗せたDNAは核の中の染色体に乗っています。ゲノムが過不足なく揃っているときのみ、生物は生育することが可能なのです。そして、染色体は母親からワンセット、父親からワンセット受け継ぎます。

染色体の本数の違い等により直接は交配が不可能な近縁種が交配するときに、しばしば倍化という現象が見られます。母親からワンセット、父親からワンセットゲノムを引き継いだ個体の遺伝子は2nというように表現されますが、これが倍化して4nというような形になると、両親に由来する染色体数や、ひいては遺伝情報の齟齬を多少ともクリアすることが可能になります。2nの形の正常な配偶子(卵か精子)を形作ることが可能になるからです(2nの個体の配偶子は1n。これが受精すると1+1で2nになる)。ただし、これは倍化後の生育が正常に進んだ場合の話。全く違う設計図をふたつもっては基本は生育不可能なため、ごく近縁種しか交配できません。
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この回答へのお礼

no.3様もおっしゃるように、数%遺伝子情報が違うということは大きな事なんですね。
むしろ私は数%「しか」違わないから異種間でも子供が生まれるのでは?と考えたので目からうろこです!

お礼日時:2005/07/13 23:10

「ブルドッグが豚×犬の組み合わせ」


というのは、「ガセ」です。
これを言うと「…うそつき!」になりますのでご注意ください。
ブルドッグは、品種改良によって作り出されただけで、純粋に犬です。

種が違っても、子供が生まれることがあります。
たとえば、ライオンとヒョウの間に「レオポン」というのが誕生したことがあります。

しかし、そういった雑種は、一般的に生殖能力を持ちません。(雑種不稔)
「孫までできるか」まで考えると、
種間で交雑しないという法則は成り立っています。

人間とチンパンジーの雑種ができる可能性はありますが、
できてもそれは生殖能力を持たないだろうと思われます。

ただ、ときとして、別種とされたものでも交配が可能であることがあります。
たとえば地理的にずいぶん離れていて、体の模様も違うので別種とされていたものが、
交配させてみると支障なく繁殖できたとか…
また、形にまったく違いはなく、同じ種とされていたグループの中に、
交配しない2形が見つかったとか…
生物分類はなかなか一筋縄ではいかないところがあります。
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この回答へのお礼

うわ~やっぱりガセだったんですか!
>>同じ種とされていたグループの中に交配しない2型が見つかったとか…
興味深いお話ですね。
一筋縄に行かない生物のしくみや正確な分類分岐は
創造主たる神のみぞ知る、ということでしょうかね~(;一_一)
ありがとうございます。

お礼日時:2005/07/13 21:10

種が違うから交雑しないのではなく、交雑しないものをわけて種と定義しているわけです。



交雑できない理由といえば色々あるのですが、確実に交雑しないわけではなく、たまに出来てしまったりします。

ですので人間×猿のかけあわせで子供ができる可能性は0ではありません。どうしてもその確率が知りたいのであればご自分でお試しください(笑)
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この回答へのお礼

私が試すのは嫌なので誰かかわりに(笑)
…というわけにはいかないから人×???のハーフって見たこと無いんでしょうね。
いつか人間と何かの生物のハーフは見られる日がくるでしょうか?人権や倫理の問題で無理でしょうが…

お礼日時:2005/07/13 23:00

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