プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

新しくパソコンを購入するのでCPUについて調べているところです。

Pentium4ばかり見ていましたが、最近Athlonが特に気になっています。
Athlonのことは、クロック単位における性能がPentium4よりも高いというところまではわかりました。
できればもっと深く知りたいんですが、今はアスキーデジタルなどを読んだくらいの知識しかないので、ベンチマークテストなどを見てもさっぱりといったところです。
また、用語辞典の情報は古いので、今どれくらいの性能なのか、これからどうなるのかなども知りたいんです。

他にもセレロンやセンプロンなど、まだまだ他にもいろいろありますよね?これらのCPUがどれくらいのことまではカバーできるのか?とか、複数のアプリを同時起動してながら作業をする人に向いているCPUはどれか?とか、用途によっての使い分けなど、全てを色分けして分かりやすく教えていただけると一番ありがたいんですが、大変でしたらいいHPの紹介をお願いします。

A 回答 (5件)

Q/できればもっと深く知りたいんですが



A/まあ、日経WINPCやDOS/V PowerReportなどの月刊誌を毎月購読(熟読)すればわかるかと・・・というのが一番手っ取り早いでしょうね。

ちなみに、今どれぐらいの性能か知っても、実際の仕事やパソコンワークでその性能が本当に生かされる可能性は低いですので、あまり気にしない方が良いかもしれません。

Q/これらのCPUがどれくらいのことまではカバーできるのか?

A/どんな作業でもWindows2000/XP環境での作業なら、今販売されているプロセッサはほとんど何もかも作業をできます。何せどれも同じx86 Compatible Processor Familyですからね。

ただ、プロセッサの周波数や種類によってある作業を連続して行う場合にかかる時間、負荷の割合、消費電力の大きさが異なるという違いがあるだけです。
一般に2,4GHzのPentium4と同等の性能を持つプロセッサなら、ハイビジョンの画像でもリアルタイム録画ぐらいなら可能になります。(他に何の作業もしないことおよび、DV編集もしくはMPEG2編集であること)
CPUの性能は、よほど動画処理を高速に行いたい、消費電力を削減したいなどの理由がなければ、必ずしも最優先する課題でもありません。
そして、今後GPU/VPUの発達とWindows Vistaの登場によってよりCPU能力以外への性能シフトが進む可能性があります。


Q/複数のアプリを同時起動してながら作業をする人に向いているCPUはどれか?

A/現時点では、Athlon64X2かPentium DおよびPentium EEになります。
これらは、一つのプロセッサパッケージに2つのCPUコアを実装したプロセッサで俗にデュアルコアプロセッサと呼ばれます。
マルチタスクと呼ばれる処理に対応したアプリケーションおよび、同時に複数のソフトを実行する場合には2つのプロセッサを搭載したのと同等の性能が発揮でき、処理性能の低下が少なくビジーが削減されます。

ちなみに、性能の高い代わりにこれらは、TDP(熱設計電力)も高くなっています。要は、発熱や消費電力も大きいのです。そのため、その処理が効率的であるかどうか、より性能に対する消費電力が低いかどうかで考えると、性能はかなり低い部類になるかもしれません。特にPentium系は最悪です。


Q/これからどうなるのか

A/CPUはマルチコア、メニーコアへとシフトしていきます。
マルチコア/メニーコアとは、一つのCPUパッケージにより多くのCPUコアを実装する手法です。Windows上では2つから4つ、4つから8つといった具合で多くのプロセッサを識別できるようになり、尚かつそれらが独立して動作するためより複数の処理を走らせても負荷が分散しビジー(100%CPU消費状態)にならなくなります。また、ソフトの最適化により高速化も可能になるでしょう。

また、64bitに対応するOSであるWindows Vista(XPの次世代)が登場することにより64bit化も加速すると考えられます。これによって、4GBオーバーのメモリも使えるようになります。(既に採用品が増加中)

さらに、Visualization(旧Vanderpool/Ring-1)と呼ばれる特権CPUモードも搭載され、仮想システム環境をハードウェアで構築できるようになります。(今年中に採用開始)

そして、LaGrandeと呼ばれる新しいセキュリティ技術も実装されます。これによって、著作権保護データの扱いをよりセキュアにすることができます。(Windows Vistaに向けて導入予定)

これらの機能が実装予定もしくは既に実装されています。

ただし、これらはCPUとしての実装です。現在は、それだけを考えればあまり良いプラットフォームにはなりません。残念ながら。理由は、近年CPUに全ての作業を行わせるという考え方から、より最適化されたプロセッサに処理を分散するという手法が増えているためです。CPUの進化は2000年の予想では2005年~7年までに10GHzを超える予定でした。しかし、それは発熱の増加によって現在でもまだ4GHzに満たない状態で、さらにPentium Dに至ってはコアは2つになりましたが、性能は2倍になっていません。周波数は3,2GHzと下がりました。

そういう現実と、グラフィックス処理の拡大、そして動画処理などマルチメディア処理の増加が増えたことで、より効率的なグラフィックスプロセッサ(GPU/VPU)にその作業の一部を肩代わりさせようという考えも出てきています。

こういう点も考慮する必要がこれからはあるでしょう。そして、プラットフォーム全体として効率的な処理ができる製品を選ぶのが一番、低コストで、高コストパフォーマンス(省エネ)、そして快適なパソコンになるでしょう。

本気で、CPUなどを考えるならプラットフォームとなるチップセット(マザーボード)が本当の意味でパソコンの心臓部になります。全く同じCPUでも性能がわずかですが、変化することがありますからね。役割は違いますが、頭脳と心臓どちらも大事です。

この回答への補足

私はPowerMacを持っているので、大きな処理はこっちに任せることにして、Windowsは軽い処理とMacではできない事やネット専用で静音性の高いものにしようと考えなおせば、Celeronの選択までできそうです。そうなると、Macに負けないくらいかわいいパソコンの選択(私の場合これが超・重要!)の余地もでてきますし。。。v(◎^▽^◎)v

partsさんの今回の回答にもあるとおり

「プラットフォーム全体として効率的な処理ができる製品を選ぶのが一番、低コストで、高コストパフォーマンス(省エネ)、そして快適なパソコンになるでしょう。」

色々なことを知るうちに私もこう思うようになりました。
チップセットの質を見る目は素人には難しいと思うので、本当に欲しいPCが見つかり次第、全体的なバランスを見てもらう質問をしようと思います。

P.S.
・・・partsさんって、改めて、すごく親切で緻密な思考力をお持ちの方ですよね。
ゆっくり丁寧に(抜かりなく)文字を打ちこんでる姿を想像すると、超カッコよくてホントにマジで憧れちゃいます(σゝv・●)♪



本当にどうもありがとうございました☆☆☆☆☆

補足日時:2005/08/06 21:11
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この回答へのお礼

とても丁寧な回答ありがとうございます。
すごい回答者さんとリンクできて光栄です!

実はずっと前にお会いしたことがありまして、今回またお会いしたことで「そうだ(゜∀゜)!!partsさんの回答を読めば殆どのことが短時間で完璧に知れる!」
と思い出し、よくわからない用語の質問や似たような質問や私も興味のある質問を読んでいたら知らず知らずハマってしまってお返事がおくれてしまいました。(⌒o⌒;・・・すみませーん。。。

以前お会いした時はせっかくの丁寧な回答にも関わらず、(本当は)半分くらいしか理解できなかったのですが…今回は、知らない用語さえ検索すればさくさくと理解できるようになってたことが超・うれしー♪ヽ(⌒∇⌒)ノかったのもあって、おもいっきりハマってました。

でも、おかげさまで色々な疑問があっという間にかなーり深く知ることができたので、やはり今お会いできた事は私にとってはとてもラッキーです(*^▽^*)v♪

partsさんの素晴らしい回答は数が多すぎて、すべてはとても読めませんでしたが、CPUのことを中心に最近のをいろいろ読ませていただいたら、質問した頃よりも大分考え方が変わってきてしまいました。

ホントにCPUにそんなにこだわる必要なさそうですね。
PentiumMは別ですが、他のPentium系は消費電力は高いし熱いし、ウルサイし、その割に見かけの数値ほどの実力はないし…大分魅力が薄れてくるようになってきました。

お礼日時:2005/08/06 21:10

Intel


デュアルコア:発熱、消費電力大
PentiumXE:DのHTを有効にしたもの。4スレッド同時実行可能。
PenitumD
シングルコア:発熱、消費電力大目
Pentium4XE
Penitum4
CeleronD 4の廉価版
モバイル用:発熱、消費電力小
PentiumM
CeleronM Mの廉価版

AMD 発熱、消費電力少なめ。
デスクトップ用
Athlon64FX 64の最高性能版
Athlon64X2 64のデュアルコア版
Athlon64
Sempron  64の廉価版
モバイル用
Turion64 64のモバイル版

今一般的に使われているCPUはこのくらい。
用途的には
最高性能を目指す。
PentiumXE、Athlon64X2…マルチスレッド性能大
Pentium4XE、Athlon64FX…シングルスレッド性能大
一通りなんでもこなす
PentiumD…エンコード向き。
Athlon64…3Dゲーム、ビジネスアプリ向き
Penitum4…3Dゲーム、エンコード向き
PentiumM…ビジネスアプリ向き。(高クロックなやつは3Dゲームもこなす)
Turion64…3Dゲーム、ビジネスアプリ向き
最新の3Dゲームや重い動画処理など重たい処理は苦手だが、それ以外の用途には十分な性能。
CeleronD、CeleronM、Sempron
こんな感じ。
複数アプリ同時実行という作業で快適なのは、複数スレッドを同時に実行できるCPUがいい。
具体的にはデュアルコアCPU。
次点でHTがついているPen4。ただしアプリの切り替えはAthlon64のほうが快適という話もある。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
購入するときしっかり参考にさせていただきます。
お礼がおくれたこと、本当にごめんなさい!

お礼日時:2005/08/27 08:48

まず、デュアルコアということでPentiumDやPentium4EEがありますが、はっきり言って今は買い時ではありません。

なぜならP4でも十分発熱が凄いのに、単純にコアが2つになり、さらに増えていることが考えられます。さらに消費電力も凄いでしょう。(発熱≒消費電力)なのに唯一P4のとりえだった動作クロックも下がっています。単純にクロックで性能を決めることはできないんですが、↓の記事にもあるようにPenMをベースにしたのが、発表されるまでは少なくとも・・・です。なにしろ担当者が"ロバ"というくらいですから。
ちなみにP4は動作クロックを上げることを目的として開発されているのに対して、PMは、ノート用ということもあって、クロックあたりの動作の効率を優先しているので、実際の性能としては、PMのクロックの約1.6倍がP4のクロックに相当するとされています。PMも、DothanコアのほうはL2キャッシュも2MB搭載しているし、ノート用だけでなくAOPENなどからデスクトップ用のMBもでているので、PMで自作してみるのもおもしろいし、(静音性、省エネという観点からも)大いに意義のあることだと思います。

Celeronは、Pentiumの廉価版で、具体的にはL2キャッシュが少なくされていたり、intelとしてはメインはPentiumなので意図的に、性能を落とし、その分価格も抑えられています。が、最近ではCPUの性能も全体的に上がっているのでインターネットやオフィスソフト程度で、特に動画編集やキャプチャ(ソフトエンコ)しない限りはこっちでも十分でしょう。ただし自作するならおもしろくないですね。ちなみに今買うのならさまざまな面で、だたのCeleronよりCelronDのほうがいいですね。

結論としては、性能を取るか、発熱、省エネを重視するかってことになりますが、PMがでてから間違いなく状況が変わってきているので、個人的にはPMもいいですね。
また、CPUにも得意不得意な分野があります。例えば動画編集ならP4だが、動画描写ならAthlon系統。演算などの事務的処理にはCeleronという風に。ですから一概にこれがいいとは言い切れないもので、用途に合わせて選んでください。

http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0506/ …
http://www.idg.co.jp/ghl/hw/17601.html
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この回答へのお礼

今また読み返してもすごくためになります。
私も買い時ではない気がしていました。
本気で買いたくなったとき、またここをよく読ませていただきます。
お礼がおくれたこと本当にごめんなさい!
ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/27 08:51

複数のアプリを同時起動してながら作業をする人に向いているCPU



これならデュアルコアCPUです。
サーバー向けCPUの方が性能はいいのですが、AMDのOpteronやIntelのXeon・Itanium。これらはそもそもシステムに2つ以上のCPUを搭載できますが・・・サーバー向けだけあってお値段も個人向けではありません。
個人向けデュアルコアだとPentium-D、Athlon64 X2ですね。

クロック単位の単純な性能ならばAthlonよりもPentium Mの方が上です。
Pentium Mでのデスクトップパソコンという選択肢もありますが、基本的に自作ですのでちょっとハードル高いかもしれませんね。

Celeron、SempronはそれぞれPentiumやAthlonの廉価版です。
メモリアクセス速度が上位品より遅かったり、ハイパースレッディングがなかったり。

どれくらいのことまでカバーできるか、というのはほんとにそれぞれです。
例えば同じPentium4やSempronでも64BITをサポートする物、しないもの。
発売時期(IntelやAMDの販売戦略)で違ってきます。

上級者でも性能の違いなんかはそれこそベンチマークテストを見るだけだと思いますよ。いちいち買ってたら破産しちゃいますから。
ベンチマークテストの記事を毎回読んで、読み方に慣れましょう。
http://pc.watch.impress.co.jp/
なんかを毎日読み続ければ色々分かってくると思いますよ。
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この回答へのお礼

簡潔な回答ありがとうございます。
デュアルコアと聞き、過去の同じような質問の閲覧にハマってしまって回答が遅くなってしまいました。
色々わかっていくうちに、発熱や消費電力、静音性なども気になってきてしまって、ますます回答が送れてしまいました。申し訳ありません。

そういう事まで気にしだすとPentiumMってやっぱりいいんですね。デュアルコアも魅力ですしね。
使用用途を変更してCeloronやSempronなどの可愛いPCにしちゃおうかなぁ・・・と思ったら、一気に選択の幅が広がってきますしね。
ご指定のURL読むようにします。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/08/06 20:20

今時のAMD、INTELのCPUであればどれも十分なパワーを持っています。


また、どれも来年あたりになれば型遅れになるのも事実です。

今買うのであれば正直どれでもいいです。
自作するのであれば、Athlon64をオススメしておきましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
自作は考えていませんが、選択に余地があればAthlon64を試してみたいと思っています。

お礼日時:2005/08/05 20:14

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