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任意保険に加入せず対物事故を起こした方の質問を見ていてふと思ったのですが、どうして任意保険クラスの保険を「強制保険」にしないのですか?今の強制保険は対人のみで最大3千万(4千万?)だったと思いますが、今や○億の時代ですよね?さらに対物事故でも○億の時代ですし。

何か深い理由でもあるのでしょうか?それとも単に法律の不備のようなものなのでしょうか?例えばこの法律が出来たのが1955年のようですから、当時はこれで問題なかったが最近の事情には合わなくなった、とか。

それともうひとつ質問なのですが、どうして任意保険にも加入しているのに強制保険に加入しなければならないのでしょうか?例えば一定の条件を満たした任意保険に加入すれば強制保険として任意保険を使う事ができるとか、「強制保険」というものを廃止して「旧強制保険クラスの最低限度保険」と「手厚い任意保険」のどちらか一方に加入するようしてもいいと思うのですが…。強制保険で2年で確か3万円近くしますよね?これも深い理由があるのでしょうか?それとも法律の不備なのでしょうか?

別に任意保険に加入したくないから言っているわけではありません。対人対物無制限プラスアルファの任意保険に加入しています。

A 回答 (5件)

強制保険(自動車損害賠償責任保険)は国営の保険です、保険会社は集金を代行しているだけです。

法律にもとづいて国が運営している保険なのです、実は大変な黒字になっていることはあまり知られていません。

任意保険についてはマイカードライバーの値段と業務ドライバーの値段ではものすごい差があります、赤帽などの軽自動車の運送業ですら年間20万円以上します、赤帽さんなどは個人事業主なので止むを得ず高い保険代払ってますが、会社で数百台単位でトラックを動かしているところは全車に任意保険入ると年間数億円もの負担になりますので任意保険未加入です、毎年数億円もの保険料払うより事故個別にネゴシエーター使って賠償金支払いに応じたほうが安くなるからです。いくら大きな運送会社でも毎年死亡事故は起きないですから。
このように任意保険は万能なシステムではないのです。逆に言えば保険会社のシステムに欠陥があるとも言えるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど会社の場合は任意保険に加入しないほうが安いなんてこともあるのですね。そこまで考えると任意を強制化はとても簡単には出来ませんよね。

お礼日時:2005/08/15 01:33

ご質問の中の、任意保険に加入していれば、強制保険に加入する必要がないのではないかということですが、私が思うに、人身事故の保険料の支払いはまず、強制保険からされます。

強制保険で不足する分について、任意保険から補填されるわけですから、全て任意保険から支払うことになれば、当然任意保険の保険料の増額が必須となります。
トータル的に見ると、負担が増えるのではないかと思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
まず強制保険から支払われ、不足する分を任意から出すのであれば、強制がなくなると保険料が上がるのは必至ですね。
任意保険に加入しないほうが安いなんていう場合もあるようですし、今のシステムが一番合っているのかもしれませんね。

お礼日時:2005/08/15 01:45

法律自体は1955年施行ですが、支払限度額は数年おきに改訂されています。

リンクしたページに詳しいですが、設立当時は30万ということを考えれば、時代の変化というのはあまり当てはまらないと思われます(物価等の詳しいデータを持ち合わせませんが)。仮に物価変動より増加率が多少低いとしても、それは任意保険加入が進んだことによる効果とも考えられるでしょう。
保険料も前年の収支によって見直される結果、現在の額になっています。もし保険金も保険料も1955年から変わっていなければ、購入時の自賠責が車両価格と同じくらいだった、なんて可能性すらあります。支払基準も含め、各種の見直しがされて今に至っています。

自賠責の基本理念は、「被害者救済」です。
死亡保険金の支払いというのはある意味急を要するものではありません。後遺障害も将来にわたる不自由に対する保証がメインです。自賠責は、被害者が直接支払いを請求できるという点を含め、「当座必要となる治療費を用立てる」のが最大の目的だと思います。その点では障害事故の支払限度額などはそれほど非現実的な額ではないでしょう。
死亡時の支払は、「死亡したら払わないというのもおかしかろう」程度のおまけではないでしょうか。現在、死亡で最大3000万円、後遺障害で最大4000万円と差がついている理由も、そのあたりにありそうです。

任意と強制の関係については、まず強制を廃止することはできないのは、保険の仕組みとも言えます。保険の基本として「大数の法則」というのがあり、簡単に言えば「加入者が多いほどリスク(支払額)は分散・平均化され、保険の安定的・効率的運用ができる」というものです。最低部分を別の保険として分離すると、少数派となる自賠責のみの人達は割高な保険料を支払うことになります。これは、国の運用する保険としては好ましくありません。

一方、自賠責の保険金を増額することも、当然その対価としての保険料を引き上げます。死亡や重度の後遺症など、大幅に足りない場合はあとから家屋敷を売ってでも支払え、それだけの資産もなければ任意に加入すべし、というのが国の言い分だと思います。

参考URL:http://www.nakazatolaw.com/jiko_shiharai.htm
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>大幅に足りない場合はあとから家屋敷を売ってでも
>支払え、それだけの資産もなければ任意に加入すべし

国は最低限の面倒は見るが、それ以外は個人でどうにかしろって事なんですね。確かに他にも色々保険がありますね。非常に難しい問題です…。

お礼日時:2005/08/15 01:43

もしかしたら、質問者さんには本質的な部分で勘違いが有るかも知れないと思い、書かせていただきます。



交通事故に限らず、損害を与えた加害者が被害者に対して、その補償をするのは当然のことです。
それは保険に入っていようがいまいが関係ありません。
質問者さんの文面では、保険金しか被害者への補償が無いかのような書き方ですが、全額を自費で賠償する覚悟と資力が有る人なら、保険を使う必要は有りません。
ただ、普通のサラリーマンなどが何億もの損害賠償をすることは通常は無理なので、保険のシステムを利用するだけの話です。

とは言っても、「完全に任意のみ」にしてしまうと被害者が救済できない場合が有るので、強制的に保険加入させる部分が有るわけです。
そう考えると、この強制部分を拡大することが果たして良いのかどうか、極めて疑問です。
民主主義社会は、まずは自己責任により成り立っているのですから。

また、後段の「任意保険に加入すれば強制保険に加入しなくても良いのでは?」の趣旨のご質問に対しては、現実的には難しいと思います。
それは、任意保険は加入も任意だが、脱退も任意であり、その例外を管理して対応するためのシステムに余分なコスト(役人の人件費を含め)が掛かることになり、それに見合った利益がもたらされるわけでは無いからです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
強制保険さえ加入しておけば公道を走行できるわけですが、強制保険だけでは完璧ではない。そんな不完全な状態で公道を走行する事を国は許可していいのか?とも思ったので質問してみたのですが、この社会の仕組みや例外もあるようですし、やはり現状のままが一番のようですね。

お礼日時:2005/08/15 01:37

現在の任意保険を強制にすると、次のような減少が起こり得ませんか?



任意保険の会社は、こぞって保険料を10倍にする。(保証内容は同じ)
しかし、強制なので加入しないわけにはいかない。
したがって我々の保険負担は、なすすべなく10倍になってしまった。
保険屋が法に守られますね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに強制になれば激しく競争する必要もありませんし、一斉に値上げしそうですね…。結局強制+任意の方が安いのかもしれませんね。

お礼日時:2005/08/15 01:31

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