日本の歯科技術・歯科医療制度

私は２年ほど前まで日本の歯医者に掛かり、普通に虫歯は削って銀？の詰め物をしたり、銀をかぶせたりしていました。先日、機会があってカナダの歯医者に行って治療後を診てもらったら、驚かれました。詰められているものを全て取り除かれ、削り直され、何か白いものを詰め直され、仕上がりは健康な歯そのものでとてもキレイにしてもらいました。両上下奥歯約１０本を治療してもらって６万円くらいかかりました。歯医者はかぶせてあった銀歯も取りたがっていましたが、予算の関係で断りました。歯医者はかなり残念がっていました。彼曰く、金物を詰めるとその接触するところからまた虫歯は進行し、結局根本的な治療になりえないところから、今はそんなことをしているのはかなり遅れていると言うことなのでした。先日、歯医者の保険治療や自費治療などについての番組を見て思ったのですが、そんな遅れた治療しか保険でカバーしない上、なんだかんだで奥歯一本８千円くらい取る日本の歯科医療制度ってなんなんでしょう。長くなりましたが、とにかく、歯科に限りませんが先進国にありながら、医療分野がどうしてこんなに遅れているのかどなたか教えて下さい。

No.3 回答者： chaburin 回答日時： 2005/09/08 02:25

医療分野がどうしてこんなに遅れているのかというより保険制度の問題ですよね。

私が勤務していた歯科は詰め物は自費治療のみでしたからオールセラミックを使うことが多かったのですが（耐久性が保障できない部位にはフルカバークラウンなど）、虫歯でもない歯の金属を外し（外す際には少なくとも何らかの形でリスクがある）付け替えるということはしません。患者さんから「あら、真っ白できれいだから銀歯外して！」と言われてもお断りをしていました。（モデルの方と、テレビ出演している方など職業的にと言う方は外したのですが）

総額６万円は確かにうらやましいと思ってしまいましたが、セラミックよりももっとすごい歯はやはり神様がくれた天然歯。１０分の1ミリ削るのももったいないと考えます。

あと、セラミックの歯は咬合調整がとても大切!!定期検査でチェックしていかないと金属の様に柔らかさはないので臼歯部にクラックが...なんてことも。
また噛み合せチェックで削った部分もきれいに研磨してもらいましょう。せっかくのセラミックも最終研磨で荒いものを使えば、面の粗造な保険内の金属との差はなくなるかそれ以下に。

No.2 回答者： horon 回答日時： 2005/09/07 20:09

保険制度の悪い面が前面に出てしまっているから

ですかねえ
お役人さんの事なかれ＋長いものには巻かれろ、過去踏襲主義が招いた結果かと



日本の保険制度の利点としては
「誰でも平等に医療が受けられる」って言う点でしょうか
その点だけは世界に誇れると思いますがね

日本の保険制度って最低限の団体割引での治療って事ですから
その国の最低限の治療と他国の自由にできる治療を比較するのは卑怯かとｗ

治療レベルに関しては保険でやらなければ世界トップクラスですよ（上手い先生に限りますが）
様々な歯科材料も日本で初めて開発されていますしね


また、
＞金物を詰めるとその接触するところからまた虫歯は進行し、・・・・

その↑考えが虫歯という病気を理解していないかと（それは置いといて）

まず、どんな材料で穴埋めしようとも材料と歯が接着されておらず細菌が入り込めるようになれば再度虫歯にはなります。
そのために合着でなく接着できる材料で詰め物を止めればくっつける物は金属、陶材、プラスチックを問いません

白い歯が良いとの事ですがよく使われる金銀パラジュウム合金との最大の違いは歯質にどれだけ性質が近いかという事が（他にもありますが）問題ですので歯に近いにこしたことはありません
ただ、日本の保険の考えは「噛めれば良い」という事なので長期的な展望で材料を決められていません

また、アレルギー等のことガルバニー電流のことは問題にされていないので割愛しますねｗ

で、最後にそのカナダ人へｗ
「虫歯って削って補えば治るんじゃないでしょ？
削って補ったって虫歯のできる口腔環境になってるんだから歯が残ってればまたすぐ虫歯になるでしょうよ。
虫歯になり難い環境にするためには如何するかって事伝えて実践しなければ根本的な治療にならんでしょ。」

＊日本の保険制度のレベルに安住している歯科医師は材料に助けられているだけで世界での最低の実力しかない場合がありますｗ
＊けれども世界で最も安易に抜歯しない国でもあります

No.1 回答者： taka-ism 回答日時： 2005/09/06 02:46

　質問者さんのおっしゃられるとおり、保険診療のせいで日本の歯科治療は大きく遅れていますよ。

　日本人は保険が効くなら保険を使いたがりますし、保険と自費の値段を聞くとかならず安い方をとります。三割負担と十割自費だと値段にして３倍強値段が変わってしまいますしね。まあ、保険の負担割合が少し変わるだけでものすごく国民から叩かれる国民性ですから、歯科医療の保険撤廃なんてやったら政府はおそらくぼこぼこに叩かれるでしょう。
　それでも歯科の場合保険と自費の混合診療が習慣的に認められていますから、医療全体で見るとマシとも言えます。

　歯科医療技術自体は先進各国と肩を並べるほど進んでいますし、歯医者さん一人一人の技術は高いです。海外では抜歯してインプラントする症例を日本ではきちんと残す方向で治療しますしね。

　もし、あなたが再び歯医者さんに行った時には「自費でいいのでいい奴を詰めてください」と言うと、カナダで入れてもらったのと似たような素材をカナダより若干安く入れてもらえますよ。

この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時：2005/09/06 16:48