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『音楽の話をしよう』なかにし礼(著)を読みました。作品・演奏家達の素晴らしさと作者の音楽が好きだという気持ちがとても心地よく、楽しく興味を持てました。
ではこれとはジャンルを少し変更しまして、音楽以外の芸術に関する本で何かおすすめの本、興味をもったきっかけになった本など、皆様が大事にされている本を教えて下さい☆
あえて本の細かいジャンルは問いません。古典から現代まで文庫でも写真でも絵本、専門書、雑誌、漫画でも、美術《芸術》表現っていいな~あと思えた作品や本をぜひぜひ教えて下さい♪^ー^

A 回答 (6件)

ひねりも何もない、直球そのまま、「○○について書かれた本」で何冊か、「これが出会いだなあ」と思う本があります。



最初に思い浮かぶのは、

「アール・デコの館」(増田彰久・藤森照信 ちくま文庫)

ですね。当時のわたしはデコとヌーボーの区別も全くついておらず、でも何となくこの辺りの時代が好きかもなあと思っていて、この本を買ったのです。写真豊富なこの本を読んで、そうか、これがデコか!といたく納得をしました。
何より、ルネ・ラリックとの出会いがこれです。いやー、美しいですね。でもラリック作品でも、目にする機会の多い香水瓶とか花瓶とかだけなら、まだ一歩、弱かったかも。
表紙にもなっている玄関の女人像があってこそ、プラス旧朝香宮邸というデコの洪水のような場所での出会いだったからこそ(本での話ですが)、感動は深かったのかもしれません。

ここから藤森照信さんつながりで、擬洋風建築にも興味が出て来るわけですから、わたしにとっては大きいです。多分建築そのものに対する興味もここからだと思う。
この方、建築探偵と名乗り、硬い本から柔らかい本まで(柔らかい本が多いか(^_^;))幅広くお書きになっています。文章が面白いのでお薦めです。こんなワイルドでも東大の先生……。
「野蛮人である。いい意味で」(by 赤瀬川源平)

同じように「そうか、ルネサンスが好きなんだ」と気づかせてくれた本(雑誌の別冊)が、

グレート・アーティスト別冊
「盛期ルネサンスの魅力~都市の反映と宮廷文化のひろがり」

です。美術館にはたまに行ってたのですが、今ひとつ自分の好みがわかっていなかった大学卒業時に読んで、たいへんためになった本。図版も豊富ですし、説明も簡単すぎず難しすぎず親切すぎず、大きさも厚さも「適度」。(適度は美徳だ!)何度見返したかわかりません。有用で、有難い本でした。
現在は形態が変わっているようですが、手に入るはずです。アマゾンでタイトルを検索してください。シリーズもののうちの一冊。

フィレンツェはサン・ミニアート・アル・モンテ教会にある、「ポルトガル枢機卿の墓」との出会いはこれがきっかけ。

「デジデリオ・ラビリンス」(森下典子・集英社)

おおざっぱに言えば、前世占いから始まる旅行記なのですが、「あなたの前世はデジデリオという彫刻家なのよ」と言われたルポライターが、デジデリオのことを調べにフィレンツェであれやこれやする、ちょっとミステリアスな雰囲気のある、毛色の変わった本です。
サン・ミニアート・アル・モンテ教会はあまり観光客のいない、でも素晴らしいロケーションにある建築で、静でよかったですねー。……中が暗めなので、デジデリオの彫刻を堪能出来たかという点は微妙ですが。デジデリオ・セッティニャーノはたまーにちらほらとお目にかかる彫刻家なので、その度に旧友に会った気になれるのもこの本を読んだからこそ。

「フィレンツェ」(若桑みどり・文春文庫)
当時はすでにルネサンス好きだったので(だからこの本も読んだんだと思う)、出会いというのとちょっと違うのですが、これを読んで若桑みどりさんが好きになりました(^o^)。フィレンツェで美術を見るならお薦めの一冊です。

こんなところでしょうか。他にも役に立ったという観点からなら何冊かあるのですが、上記4冊は「いい子いい子」な本です(^o^)。
お気が向いたら読んでみてください。

番外:「モーツァルトは子守歌を歌わない」(森雅裕)
……これはピアノの練習曲として退屈でしょーがなかった、という思い出しかないツェルニーを、身近に感じさせてくれた一冊。小説です。ベートーヴェンが探偵役の癖のあるミステリ。好き嫌いはあると思いますが、面白いです。

あ、そういえば、森雅裕さんの「椿姫を見ませんか」がオペラと出会わせてくれたのかもしれないなー。オペラが好きだったから、このタイトルに惹かれたのかもしれないけど。椿姫に凝ってた時期があるんです。どっちが先だったかちょっと忘れました。

では失礼します。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!お礼をいうのが遅れまして大変失礼致しました!
本と出会った時の背景やその本の魅力を大いに語って下さり有難うございます♪読んでいてとても楽しく私もぜひそんな世界に出会いたい!と思いました。楽しみです。
●「アール・デコの館」建築の世界は全く知りませんが興味が出てきました笑やっぱり好きな方のお話を聞いてるだけで楽しくなるものですね。
●『芸術という言葉と同時に芸術は消える』赤瀬川源平さんの言葉を考えたんですが分からない・・作品も見てみたいです。
ルネサンス時代の作品とても好きです、
●「盛期ルネサンスの魅力~」は絵も沢山紹介されているようですね。私にも分かりやすそうです。
●「デジデリオ~」は珍しい内容ですね、展開が気になります●若桑みどりさんの作品等は文庫で出ているようですので電車の中で読んでみたいと思います。
●森雅裕さんの本はベートーヴェンが主人公!以外でした、めったにない本ですね!どれもこれも楽しそうな世界に溢れていました。楽しいお話を有難うございました!

お礼日時:2005/09/21 01:06

近藤史恵さんのミステリに女形の小菊が探偵として


活躍するシリーズがあります。
『散りしかたみに』
『ねむりねずみ』
『二人道成寺』など。
伝統芸能の世界を感じつつ、ミステリとしても上質。
素晴らしいです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!シリーズものははまりますよね~さらに歌舞伎の世界や新登場(?)のモップ犬などが気になりました。伝統芸能の世界と上質なミステリ。それだけで読む価値ありますね!面白いミステリなどは探すのが難しいので嬉しいです♪

お礼日時:2005/09/09 00:36

ではあまり知られていませんが「芸術は爆発だ!!」の岡本太郎氏の本などはどうでしょう?その時代の先駆者だけあって、本の中身はかなり濃く、内容は今でも十分に通じるものだと思いますよ。



中でもおすすめは
「今日の芸術-時代を創造するものは誰か」(光文社文庫)
です。

ぜひ読んでみてください。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334727 …
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!参考URLを拝見しました。とても面白そうです!《美術、歴史、民族学など広範な知識を駆使し、論理的に展開しているが、創作者の実体験に基づく論述》と作者の方の主張などとても興味深いですね。これはじっくりと読みたいですね~。新しい美術の一面が見れそうです。お勧め頂いた本がとても面白そうでしたので最初にこれを読んでみたいと思います♪

お礼日時:2005/09/09 00:08

「ギャラリー・フェィク」細野不二彦


贋作専門のギャラリー「ギャラリー・フェィク」
その裏の顔は贋作製造、流通を行う闇の画廊でもあった。
「美は万人のものではない。その価値を知り、分かるものだけのものだ」
TVアニメにもなりました。

「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」愛英史・里見桂
「神の手」をもつ男ゼロ。
彼は、この世に存在するありとあらゆる物を完璧に複製・再現する。
絵画、彫刻などから機械、料理、はては人間や歴史に至るまですべてのものを蘇らせる。

「のだめカンタービレ」二ノ宮知子
音大を舞台に繰り広げられるクラシック音楽コメディ。
一癖も二癖もある、才能あるんだかないんだかよく分からん連中の織り成すコメディ。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!
「ギャラリー~」と「ゼロ~」についてアマゾンにて検索しました。2作品とも長編ですね!ゼロ~などは《連載して、10年以上を超える長編マンガです。若干、似たところで「ギャラリーフェイク」がありますが、あちらが人間味溢れるのに対し、ゼロは、非常に神がかった超人的で、それが良さでもあります~》と記載されておりました。ジャンルが幅広く、楽しめそうですね。
のだめは知っております。面白いですね♪

お礼日時:2005/09/08 23:53

本のオタクが集まっている、アマゾン

https://www.amazon.co.jp/の各本の個人の人の紹介や

7-11の本屋さんになった(買収された)
http://www.esbooks.co.jp/all/のみんなの本屋さん・・・だったかな?の方が、本好きな人が集まっているから、其処のお勧めの方が、ここよりもヨリドリミドリですよ。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます!
教えて頂いたHPは活用させていただきます。詳しく知りたい時などとても参考になってくれそうです♪先程拝見しましたら「みんなの書店」のようです☆本に対するそれぞれのこだわりが楽しいですね^^

お礼日時:2005/09/08 23:41

北森鴻の作品は如何でしょうか。



狐罠
狐闇
緋友禅
瑠璃の契り(旗師・冬狐堂)

ミステリーですが、骨董に対する描写が鋭く、楽しめます。

参考URL:http://kitamori.nobody.jp/suikou.htm
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この回答へのお礼

早速のご回答有難うございます!嬉しいです。
先程参考URLを拝見いたしました、私は狐罠をまず読んでみたいなと思いました。
作品紹介での骨董という世界は全く知らなかったですし詳しくて面白そうですね!とランキングも上位でしたし笑まずはこの作品探してみます♪

お礼日時:2005/09/08 23:31

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