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 日本語を勉強している中国人です。「よろしい」の使い方に関して質問させてください。

 先日、別の質問で「多ければ多いほどよろしいです。」という文を書きました。私の書いたこの文章に対して、ネイティブな方から、「相手から受け取るものに『よろしい』と言うのは、日本語の尊敬の概念からは不適当かもしれません。」という貴重なご意見をいただきました。

 「よろしい」は「よい」、「いい」より、より丁寧な言い方だと今までずっと思っているのですが、この指摘意見のポイントがうまくつかめません。「よろしい」は目上の人に使ってはいけない表現なのでしょうか。私は目上の人に「よろしければ、~していただけませんか」などの表現を使っていますので、とても気になっています。また、「よい」、「いい」、「よろしい」を丁寧な度合いの順に並べていただけないでしょうか。「よろしい」の使い方は頭の中でごちゃごちゃになっています。どなたかもっと詳しく説明していただけませんか。

 こんな質問文で、せっかく指摘してくださった方に大変失礼になってしまうと思います。お詫びいたします。悪意がまったくありませんので、お気を悪くなさらないでください。

参考ページ
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1693566

 作文がうまくなりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

難しい問題ですね。



確かに理屈から言えば、いい、よい、よろしい、の順により丁寧になるので、
「多ければ多いほどよろしいです。」

「多ければ多いほどよいです。」
よりも相手を敬う表現になっているように見えます。
ですが、実際に使ってみると、前者のほうは、
立場が上のものが下のものに向かって話しているように感じられます。

これはおそらく、「よろしい」という表現が、目下のものに対して
許可を与える表現として非常に広く使われているので、
今の場合のような、単に「よい」・「悪い」について述べている文においても
許可を与える表現として読まれてしまうというのが原因だと思います。

これは理屈で片付くことではありませんので
(単によく使われる表現からの連想で生じることです)、
特殊な例として、「○○はよい」とか「○○のほうがよい」などの文で
「よい」を「よろしい」とすると、かえって失礼に聞こえてしまうことがある、
と覚えておくしかないと思います。
今の場合は、「よい」・「悪い」というのは、許可を与える・与えないということではなく、
単にあなたにとって「よい」か「悪い」かということですので、
それをはっきりさせるために、他の方もおっしゃっているように、
「多いほどうれしい」、「多いほどありがたい」と書けば問題ないと思います。

あと質問文中の表現で気になるところをいくつか。

>今までずっと思っているのですが
「今までずっと思っていたのですが」が正しいです。

>悪意がまったくありません
「悪意はまったくありません」が正しいです。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。今の場合は、「よい」・「悪い」というのは、許可を与える・与えないということではなかったんですね。とても理解しやすいと思います。だいぶすっきりした感じになりました。また、質問文までも添削してくださり、心より感謝いたします。いろいろと大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/10/10 13:41

指摘した本人です。


ここまでたどり着く間に、既にみなさんからよろしい回答が、
と書くと、失礼なわけですね。(笑)

よいという評価や、してもよいという許可の表現では、その対象となるものが人や、人の行為である場合には、「よろしい」と言えるのは、目上の立場である人だということですね。

この質問ウェブサイトでは、質問者と回答者は、本来対等でありますが、多くの質問・回答の場面では回答者が専門家などで、質問者の方が目下になりますね。
ですから、質問者は「何々でよろしいでしょうか」と、回答者の判断を仰ぎ(あおぎ)、回答者は「それでよろしいです」と回答することになります。
質問者が「よろしい」と言うことは、まずありません。

「何が」よろしいかを考えれば、理解しやすいと思います。
 多ければ多いほど「みなさんからの回答が」(私には)よろしい。
相手の行為、またはその結果である物ですから、失礼ですね。
 「あなたが」よろしければ、何々していただけませんか。
相手がよろしいかどうか判断するので、失礼ではありません。

相手にも無関係な物に対して、あなたが評価する場合は、問題がありません。
 お天気がよろしくて、よかったですね。
 あの木の枝振りが、なかなかよろしいですなあ。
これは丁寧、控え目な言い方になります。

これからも、よろしく。
(これも、相手がよろしいと思うようにして頂きたいということですね。^^;))
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この回答へのお礼

 cubicsさんのおかげで、「よろしい」の雰囲気がよくつかめるようになりました。とても感謝いたします。「よろしく」も「よろしい」から生まれた言葉なんですね。気付きませんでした^^
 本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします^^

お礼日時:2005/10/10 14:55

 「いい」は文章では使いません。

話すときのみ使用し、くだけた感じがあります。
ただし日本語は話し言葉がまず変化し、それに書き言葉が続くという変化をしてきています。これはその狭間にある言葉だと思っておいた方がいいでしょうね。
 「よろしい」については他の方が言われていますので割愛させて戴きます。

「今までずっと思っているのですが」→「今までずっと思っていたのですが」
 これは「今まで」という言葉が過去の事を表していますね。今はそう思ってはいないのですから「いた」と過去形で書きます。
今も思っているのでしたら「今まで」の方を外します。

「悪意がまったくありませんので」は少々不自然です。文法上は「悪意はまったくありませんので」ですが、そもそも自己弁護は強調すると嫌な印象を与えかねません。

 「指摘していただければ助かります」これは非常に良いです。

 全体的には綺麗な文章だと思います。ここで挙げた事も普段なら指摘する程の事ではありませんし。
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この回答へのお礼

 質問文について貴重なご意見をいただき誠にありがとうございます。指摘してくださり非常に嬉しいです。「は」と「が」は最近少し分かるようになりましたが、やはりよく間違えます。今後間違えないように心がけます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

お礼日時:2005/10/10 14:40

1、【多ければ多いほどよろしいです。


言葉が丁寧かどうかという問題ではありません。
相手から受け取るものに対して、『良い、悪い』という評価をすること自体が不自然だということです。

政治家が賄賂を貰う相手に対して、このように言う可能性はありそうですが・・・。

2、【よろしければ、(電話)していただけませんか。】
「よければ、(電話)していただけませんか。」より丁寧な言い方です。
これは大丈夫。

3、【いい】【よい】
a.
「いい」が最も一般的に使われます。
「あの人はいい人だ。」「これはいい品物だ」が普通です。
「よい人」「よい品物」は、「いい」よりも丁寧な印象を与えますが、逆に少し固い印象を与えてしまう場合もあります。
b.
対等な関係であれば、「どれが欲しい?」に対して「あれがいい(です)」は自然。
「あれがよい」は目下の人に対する言い方になります。

4、【よろしい】
「いい」や「よい」の丁寧語ですが、文頭・文中か文末かで違ってくるように思います。
(「思います」と書いたのは自信が無いからです。日本人なのにすみません。)
a.
文頭・文中では純粋な丁寧語。
「よろしければ会議を始めます。」「あなたの体調のよろしい時に~」「あなたのご都合のよろしい時に~」
b.
文末では、「~してもかまわない」という『許可を与えるニュアンス』が加わります。
「帰ってよろしい」「それでよろしい(です)」「ここにいてもよろしい」など。
丁寧語ではなく『改まった言い方』と考えたほうがわかりやすいかもしれません。
(改まらない言い方は「帰っていいよ」「それでいい」「ここにいていいよ」など。)
但し、目上の人に対して許可を与えるということ自体が失礼なので、先生や年上の方に対して使うことは厳禁です。


煩雑(はんざつ)ですが、
『「よい」や「よろしい」で終る文章は、目下の人に対してだけ使う』と考えていいと思います。
ある種の威厳を持った言い方でもあります。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。なんだか許可を与える場合、望ましい表現の度合いとして、もともとの「よろしい>よい>いい」から、「いい>よい>よろしい」に変わってきたような気がします。『「よい」や「よろしい」で終る文章は、目下の人に対してだけ使う』と考えてみます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/10/10 14:25

こんばんは。


日本語の難しさを改めて教えられた気が致します。

さて本題ですが、「よろしい」に係る主語(私、あなた等)を付け加えてみるとわかりやすいかもしれません。
主語に「私」がくる場合は「よろしい」という表現は相応しくないと思います。
<例文>
・多ければ多いほど(私は)よろしいです→相応しくない
・(あなたが)よろしければ手伝ってくださいませんか?→相応しい

日本語の勉強、頑張ってくださいね。
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。主語の違いに気付きました。理解しやすいと思います。大変参考になりました。
 応援していただきありがとうございました。頑張ります!

お礼日時:2005/10/10 13:54

こんにちは。



「よろしい」は、目上の人から目下の人に対し、
相手に許可を与える場合に使う言葉なので、目上の人に使うのは間違いです。

また、目上の人であるAさんに対して、
「よろしければ~していただけませんか」と言うのは、
「Aさんがよろしければ」という意味で、
あくまでも、「よろしい」と思うのは目上のAさんです。

ですから、「よろしければ~していただけませんか」を
目上の人に使うのは正しいです。

最近、「よろしい」という言葉が日本人でもかなり誤用が目立つようになり
私も気になっていました。
お店などで店員が「よろしいですよ」などと普通に使っていますが、
これは「よい」と判断しているのは、店員の側であり、
もちろん、間違いです。

なので、
「よろしければ~」は目下から目上に使い、
「よろしい」は目上から目下に使います。
あくまでも、「よい(許可する)」と思うのは目上の人です。

お役に立てていれば幸いです(^-^*)
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「よろしければ~していただけませんか」と言うのは、
「Aさんがよろしければ」なんですね。よく分かりました。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/10/10 13:49

「よろしい」と「よい」は、少し違う単語です。


「よろしい」は「宜しい」と書き、条件付きの「良い」という意味で、ものごとを許可する意味もあります。

とてもよく似た言い方で「よろしければ~していただけませんか?」「よかったら(orよければ)~していただけませんか」の二通りがあるので混乱しやすいのだと思います。

前者(「よろしければ」)は「許可してくれるなら~して下さいい」という意味、後者(「よかったら」or「よければ」)は「(都合などが)良いなら~して下さい」という意味です。

「多ければ多いほどよろしいです」は、「多いほど許可してあげます」という印象になるので、ものを頼む言い方としては不適切だと指摘されたのだと思います。

かなり高レベルな日本語の言い回しを勉強なさってるようで、色々難しいと思いますが、がんばってください。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。少し分かるようになりました。大変参考になりました。
 応援してくださり、ありがとうございました。日本語の勉強、頑張ります!

お礼日時:2005/10/10 12:45

こんばんは


私は日本語の先生ではないので間違ってはいけないと思い辞書サイトで調べてみました

よろしい
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B5%B9 …

よい
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%CE%C9 …

いい
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%CE%C9 …

「よい」と「いい」は同じ意味で「よい」は文章語で「いい」は口頭語で使うという解釈でよいのではないでしょうか。

「よろしい」は「よい」よりもやや改まった言い方とありますが、意味としては
○許容できる。…してもよい。かまわない。さしつかえない。
○ちょうどよい。適当である
という意味で使うことが多いのではないかと思います

また中古語「よろし」は、「よし」が高い評価を表すのに比して、まあいい方だ、悪くはない、というやや低い評価を表すと書かれています

ですので基本的には
よろしい > よい
ですが場合によっては
よい > よろしい
と言えない事もないのではないかと思います
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。いろいろと大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/10/10 12:30

目上の人に対して「○○してよろしいでしょうか」はOK。


へりくだった言い方です。
「よろしければ○○していただけませんか」もOK。

逆に、目上の人に「○○してよろしい」はNG。

本来は「よい」よりもやや改まった言い方です。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/10/09 01:01

ご質問の「よろしい」は、許可を与える意味合いがあると思います。



相手に対して「よろしければ、~して下さい」は、相手があなたに対して、
是か非かの答えを与える立場になるので、表現が成り立ちます。

「多ければ、多いほど宜しいです」の場合は、先生が生徒に向かって、
何かの提出を促すように感じます。
この場合は、たくさんの意見を寄せられるのを希望しているので、
「多いほどありがたいです」とか、「多いほど嬉しいです」とか、
気持ちを表した方が、相手にへりくだった印象を与えられるのではないでしょうか?

宜しいは、良いの丁寧な表現や、好ましいの意味の他に、
「〈しても・丁度-〉宜(よ)い 差し支えない 差し障りない 
オーケー オーライ」《三省堂辞書より》という意味があり、
件の言い回しだと、後者に捉える方もいらっしゃるのでしょう。


回答された方も、熱心に学ばれている姿勢に感心して、
このように指摘されたんだと思います。
また、それが学習につながるのですから、良いことだと思いました。

よろしい > 良い(いい)が丁寧な言い方の順番だと思います。
いいは、良いの口語表現です。


以上、私感ですが、お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。相手が私に対して、是か非かの答えを与える立場になるので、「よろしければ」という表現が成り立つんですね。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/10/09 00:51

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