アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

私が小学生の頃、学習塾へ行く子供なんて居ませんでした。ピアノや習字はありましたが。古き良き時代というやつだと思います。それが現代では子供は夜に帰宅するから携帯を持たせるとか、私立へ入学した方が面倒見が良いから学習塾への費用を減らせるとか、塾に関係した話を多々耳にします。

・今時の小学生はそんなに学習塾へ行く必要が出ているのでしょうか?
・今時の小学生は昔と比べて学力は伸びているのでしょうか?つまり塾の効果が出ているのでしょうか?

A 回答 (8件)

 一つ,補足として,首都圏の公立高校入試で,塾に行っている子をすべて除いて平均点を出すと,40点以上平均点が落ちる,という試算があります。



 これは,簡単に書くと,「県で発表している入試平均点×公立高校受験者数」-「大手塾で発表している各校合格者数×その学校の予想平均点を学校ごとに合計した値」を,(全体受験者数-塾からの合格者数)で割った値です。

 各受験生の正確な得点は分かりませんし,実績を発表していない中小塾の実績を除いての大まかな試算ですので,だいぶ誤差があると思いますが,簡単に言えば,公立の中で,「国立大学に10名以上合格者を出している高校」がすべて無くなってしまうぐらいの差になります。また,この値は,「大手塾で実績を発表している学校の分だけを引いた値」であることを考えると,塾に行っていない子の平均点は更に下がると思われます。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

大変詳細なご回答ありがとうございます。
2極化が進んでいるような印象を受けました。学校教育は簡単になりましたが、塾へ行ける子供はレベル維持というより学力が高くなり、結果的には入試も難しくなる。。。経済的にしんどい家庭は厳しい世の中になりましたね。

お礼日時:2005/10/09 17:16

いろいろ回答出てますが学習塾の業界に関わっている者の一人として実体験です。



やはり授業時間の削減→学力低下の危機というのが叫ばれているのは大きいと思います。特に中学年以降、中学受験を目指すお子さんは塾に通いだしそれこそ膨大な量の問題と関わります。その中には宿題として漢字や慣用句、計算、一行文章題など含め毎日のようにトレーニングされていきます。そのようなお子さんも学校には通っています。当然彼らにとっては学校の授業の内容は「楽勝」です。今は比較的科目によっては習熟度による分割クラス授業などが行われている学校も多いですが、それでも受験組とそうでないお子さんに「差」があるとご両親の方がかなり心配させ、受験はさせないけど補習塾のようなところに行かせた方がいいのでは?!と不得意科目を中心に4年生あたりから行かせる方が増えてきます。
実際いわゆる学力差としては思考力という面では一概には言えませんが、計算力や基本的読解力など本当驚くぐらいの差が生じています。私の友人が中学に教育実習に行く前受け入れ先の先生に「かけ算九九もあやふやなお子さんが相当数いますので覚悟して置いて下さい」と言われたそうです。それは少し極端な例かもしれませんが確かに中学で分数の通分などがわかっていないままだったために完全に躓いていたお子さんなどは何例も私も目にしています。漢字の書き取りにしても同音異義語など誤るのはある程度読解力との兼ね合いもあるとして、そもそも小学校で習う漢字そのものを読み書きできないまま中学校に進んでしまったお子さんはかなりいます。わからないというので「これ小学校でやった漢字だよ」と言っても「覚えていない」方が多いくらいのお子さん、それでも中学校の成績は上位とまではいかずとも中の下くらいで済んでしまうのが今の学校の現状でもあります。

そういう現実は親御さんたちもよくご存じですからなんとか小学生のうちに勉強をやらせなければと思うのですが、現在の教科書をご覧になったことがありますか?私も仕事柄時々使うのですがびっくりするくらい問題量、ボリュームが少ないです。授業で教科書を使うかどうかはその学校の先生の個性でもあるので一概に教科書についてボリュームが少ない→学習内容は薄いとは断言してはいけないでしょうが、実際問題例えば小学生で小数のかけ算わり算を習ったあと塾で問題をやらせてみると確かに小数点の処理などは自力で習ったとおりやれるのですが、いざ次の作業である筆算のかけ算・わり算で計算方法がめちゃくちゃだったり出来ても一問辺りの時間があまりにもかかりすぎるお子さんが多く、次の単元に入りしばらく遠ざかるときれいさっぱり計算のやり方を忘れてしまっていることが多いです。小数点のかけ算わり算という単元は終わっても以後それを使って計算して答えを出す(例えば面積や体積など)必要性があり、基本的な計算は「身についていない」とその後に明らかに差し障りがあります。身につけるにはやはり慣れが必要になりますが今の教科書だけでは問題に慣れるための数が明らかに少ないです。漢字でも同じで前の学年に習った漢字の上に積み重ねが必要になります。ドリルなど習慣づけてやらせる先生もいますが反対に全く家庭学習でそのようなことをやらせない先生もおられて、そのような先生にあたられたお子さんのご両親は「これで大丈夫なのか」と不安を覚えられることもあるようです。

以上のことから考えるといわゆる受験対策以外に塾に通わせるのはもちろん不得意科目があった場合はなんとか早いうちに克服させたいと思われるのと、あとはやはり宿題などで計算や漢字など学校以外での学習習慣の材料が少ない場合、なんとか塾に通わせることで塾の宿題(大概ドリルなど)をやるというところからでも学校+αの形で机に向かうきっかけを作らせなければならないという親御さんのご意向があると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お話を読んでいると私の小学時代と比べてかなりレベルダウンしてる印象です(塾無しの場合)。教科書は中心になるちゃんとした物が一冊あった方がいいと思います。今でも教科書のあそこに書いてあったなと思い出す事は多いです。教育課程が元に戻ってくれたら嬉しいのですが。

お礼日時:2005/10/12 15:44

>もう30年近く前の頃です。


>私が小学生の頃、学習塾へ行く子供なんて居ませんでした。

私は、40代ですが、学習塾・書道・フルートに通っていましたが・・。

異常者でしょうか?
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
はい、異常です。。。。などとは言いませんが、少数派だとは思います。

お礼日時:2005/10/12 15:26

教育学部卒で、塾教師も経験者です。



まず、根本的なところで。
小宮山博仁.氏の各種著作(↓など)に詳しいですが、
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30962881
昔と比べ、学習指導要領が薄くなり、公立学校の授業時間も削減されています。
それに対し、私立中高入試や大学入試の問題レベル自体はあまり変わっていません。その「ギャップ」を埋めるべく、各段階での塾通いが増えています。

また、同様に公立中学高校への不信から中学受験を指向する親が増え、それに応じて私立中学も新増設されています。
公立中高一貫校の設立も本格化しています。
中学受験する子どもの比率が全国で上がっています。

また正直、そういった「流れ」が一定の勢いをもってしまうと、取り残される不安から多くの親子が塾通いに走るようになります。

>・今時の小学生は昔と比べて学力は伸びているのでしょうか?つまり塾の効果が出ているのでしょうか?
これはむしろ、小学生全体の学力が下がっているので、それを補い・自己防衛するべく、塾通いが増えている、という因果関係だと思います。もし塾がなければ、もっとひどく下がっているでしょう。

>私立へ入学した方が面倒見が良いから学習塾への費用を減らせる
学校・個人によってケースバイケースでしょう。私自身、塾通いから中学受験して進学校の私立中高に通いましたが、学習面でも公立中高と比べて決して優れていたとは思えません。
(過去質問のNo.3↓)
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1047544
私立中高に通う生徒がさらに塾通いする現状については
中山治.氏の各種著作(↓)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30948390&i …
に詳しいです。

最後に、
>・今時の小学生はそんなに学習塾へ行く必要が出ているのでしょうか?
ですが。
今まで述べてきたように、一般論としては塾通いの必要性が増している、と思います。

しかし以下は私の個人的な意見ですが。
どうも日本の子どもたちが、学力が高い子も低い子も皆、
1 自分で自主的に勉強するより塾でやらされるのに慣れてしまったり、
2 なぜそうなるのか?を考えずに、答・やり方だけ覚えてどんどん問題演習する、進学塾的な学習観に染まってしまった
ように見えます。

例えば今でも公立中高のコースで、一度も塾通いを経験せずに東大に入学する子もいるわけで。(↓過去質問のNo.5)
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1227857

塾通いする風潮があまりに一般化してしまって、そういう自分で勉強していく姿勢を育てることが難しくなっている、のは問題だと思います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私立と公立の差も確かにあるようですね。過去の質問を読みましたが、回答者様のような方は少数派のように思えました。元が違う人というのも確かに存在するんだと実感しました。

お礼日時:2005/10/12 15:24

最近は子供一人の家庭が多く子供にかけられるお金が増えたためというのが1つとしてあると思います。


そのために子供を私立校に入れようと考える方が増えているようです。

それと昨今の学力低下の報道で学校に対する信用が落ちてきたこと。
それに対応するように塾も何年か前までは受験専門だったのに公立校の授業に対応したカテゴリーを作ったことだと思います。


今と昔の学力の差があるのかということですが、No.1の方の言う通り日本の学力水準は高校生までは今も世界でも有数です。

今と昔と比べて学力格差が広がったのではないかと思います。

塾の効果は人それぞれだと思います。
経験から言わせてもらえば受験コースに行くと学校での特に算数、理科などは簡単に感じます。
逆に国語はジレンマに襲われます。
学校では「~のときの主人公の気持ちについて考えましょう」で答えは多くありますが、塾でやる国語の問題は答えはいつも1つです。
このギャップ結構大きいように思います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
学力格差が広がるのは何とかならないかと思います。子供の数も減るのだから教育課程を昔に戻しても教師の負担はそんなに増えないのではないでしょうか。小学校時代の国語のテストは「○○についてどう思いましたか?」に対して「△△(それっぽい内容)だと思う」と答えれば正解もらえたので、子供心に楽だなぁと思ってました。

お礼日時:2005/10/12 15:07

塾に行く必要性ですが、観点の違いだと思います。



いまの学校はすごく軽めの内容です。おかげで考えない子が増えてきたのも事実です。

「考えない子」ってご存知ですか?ものを考えない子供がたくさんいるんですよ。円を2等分したら面積は半分になるのは当たり前なのに半分になることすら想像できない子が多いのですよ。

話がずれましたが、もしお子さんが学校では体育の授業ばかりで、考えない子になったとしたら、butcherjpさんはどうしますか?
放っときますか?勉強させますか?

大抵のまともな親は勉強させると答えます。
学校がまともでない状態→塾、という考えは親になれば発想してしまうでしょう。

では、公教育がしっかりすれば通塾率は下がるかというと、そうはならないと思います。

どうしても小さな頃からお金をかけて教育した子は社会でもそれなりの待遇を受けやすいです。

大抵、私立中学→高校と行けば、誰しもそんなに苦労せず大学に進学できます。大学に進学しとけば、高卒、中卒よりも厚遇されます。

私立中学進学予定の塾で小学生を教えてみると、ふつうの大学生なら余裕で負けます。さすが弁当持って塾行くだけあって、やらされていることは並大抵のものではありません。

小学生自体の学力は高いでしょうが、学力は生き物でそのあとガクンと落ちる子がたくさんおります。大学生を負かしていた子も大抵また元の学力に戻っていきます。そういった知識のつけ方はやはり問題でしょうね。

ただ、塾がこどもにとっていい場所か悪い場所か、ですが、いま小学生のライフスタイルは大幅に変化しています。小学生にとって塾がコミュニティーの場となり、重要な教育を学ぶ機会を与えてくれる都合のよい場所となっていることをお知りおきください。大人の価値観で考えてはいけないのです。

塾も昔のようなスパルタ塾ではなくなりました。先生は良心的かつ頼りになる。学校の先生よりも塾の先生を信頼する父兄、生徒は70%です。親一人ではどうしようもない教育を塾の優秀な先生がしっかりサポートしてくれます。

子育てのご経験があれば教育、育成のサポータがいることが親にとってどんなに心強いことなのか容易にわかることができるでしょう。

私もいま塾講師ですが、昔の塾ではなく、いまの塾なら大いに行きたいと思っています。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
学校教育だけでは物の考え方が不足、塾生は大学生顔負けの事をする、学校教育はもうちょっとしっかりして欲しいです。

お礼日時:2005/10/12 07:20

 こんばんは。

私はその「塾」で仕事してますが…。
私自身は田舎出身のため,「近所に塾がない」「塾は学校の勉強ができない子が行くところ」という認識でした。が,今は違います。

 塾に行く理由,家庭によって様々でしょうが,大きく分けて
(1)家庭の経済力が上がり,少子化により1人の子供に掛けられるお金が増えた。

(2)学校への不信感が増大した。(色々な不祥事・相談に乗ってくれない先生・つまらない授業・やる気のない先生・自分の価値観を押しつける先生etc.)
 更に,学級崩壊クラスの増大も拍車を掛けています。


(3)学力低下が深刻である。(実際,今の「学力低下問題」時代の子供達は,計算力・思考力・文章読解力・記憶力などあらゆる「能力」において,(平均的には)10年前の子供と比べ,だいぶ劣っている。)
 理由はご存じかと思いますが,ご存じでない場合,「学力低下」等で検索してみてください。
 その為,親が「このまま公立に通わせていたら,全然学力が付かなくなってしまう」という危機感は,意識の高い親ほど強くなる傾向にあります。

(4)都市部では塾に通っていない子と通っている子の学力格差が広がっている。

(5)(4)の理由により,特に上位の学校に,塾に行かずに合格することは非常に難しくなっている。(高校入試でも,首都圏の上位校…公立ならば,都立西高・県立千葉高・浦和高など。国私立ならば開成・筑波大附属・慶応・早稲田などは大手進学塾出身の子が約9割を占めます。(各進学塾の「合格実績」を合計すると,重複している子を除いてもそれぐらいになる)

(6)(5)の理由により,入試問題が昔と比べて非常に難化しており,学校の勉強では太刀打ちできない。

 また,東大進学率上位の学校(開成・筑波大附属・学芸大附属など)は塾に行かずに合格できる子はほぼいません(Z会などの通信添削で若干名合格していますが)

 つまり,「どこの学校でも入れればよい」というのならば,塾に通わずに進学できる学校も沢山ありますが,先々を考え,「子供をできるだけ上位の学校に入れたい」(その為に教育費をかけられる)層が増えた結果,通塾率が上がっているのです。

 では,学力の伸びは?…戦時中・戦争直後など,そもそも学校に満足に行けない子供たちが多かった時代から比べれば,遙かに学力は上がっていますが,ここ十数年の不況により,塾に子供を通わせ,私立中学や有名高校に通わせる余裕のある家庭と,あまり余裕が無い家庭との格差が広がっているのが現状です。
(まあ,昔は大学にはいるのは相当エリートでしたが,いまでは高校生の50%以上が大学に行くわけですから,裾野は広がったと言えます)

 ただ,塾が少ない田舎も含めての平均学力で言えば,多分20年前ぐらいが一番高かったのではないでしょうか?
 昭和50年代から,教育指導要領はどんどん難しいと言われる分野を削減,先送りしてきましたし,「自主性に任せる」放任教育・できない子に合わせてできる子を切り捨てる「悪平等主義」が蔓延した結果,勉強しない子はそのまま成長してしまうようになりましたから,その分学力は以前と比べて落ちている(差が広がっている)気がします。

 そういう社会的な不安と,子供に掛けられる教育費を天秤に掛けると,「私立中に入れた方がよい」とか「塾に行かせないと遅れてしまう」という考えは間違ったものではなくなっています。
    • good
    • 0

質問者様が小学生の頃がいつなのか分かりませんが、


今も昔も小学生の学力は世界でトップレベルです
(少なくとも10本の指には入っているはずです。)

ところが、学校で習う内容や授業時間は減少しています。
では誰がそれを穴埋めしているのかと考えたら、
答えは自明であると思われます。

参考URL:http://homepage3.nifty.com/logical/column057.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
もう30年近く前の頃です。伸びるのではなくて劣化が軽減されているのですね。

お礼日時:2005/10/08 21:21

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!