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中和滴定によって、未知の濃度の酸あるいは塩基の濃度を分析することが出来る理由は、何でしょうか…?(>_<)

A 回答 (2件)

1mol/lの塩酸10mlと中和する1mol/lの水酸化ナトリウムは10mlですよね。


次に1mol/lの硫酸10mlと中和する1mol/lの水酸化ナトリウムは20mlです。

では1mol/lの硫酸10mlと中和する0.5mol/lの水酸化ナトリウムはどれだけですか?
答えは40mlですよね。

これらはすべて、酸から出るH+と塩基から出るOH-が等しくなるための量を表わしています。(知ってるとは思いますが、硫酸は2価の酸ですからH+を2個出します。)

では、1mol/lの硫酸10mlと中和する水酸化ナトリウム10mlは何mol/lになりますか?
答えは2mol/lです。

これらのことから、次の式が導かれます。n×c×v=N×C×V(n・Nは酸および塩基の価数、c・Cは酸および塩基の濃度[mol/l]、vVは酸および塩基の体積[l])

つまり、酸、塩基のどちらか一方の濃度と体積、価数と、もう一方の体積と価数が分かれば濃度が分かりますよね。
中和滴定には基本的にはこれを利用しています。
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この回答へのお礼

いろいろな例を挙げて説明してもらえて解りやすかったです♪ありがとうございました(^^)

お礼日時:2005/10/24 20:19

酸と塩基の両方を含む溶液では、酸と塩基の割合を少しずつ変えていくとき、酸と塩基がちょうど中和するところでpHが急激に変化する性質があります。



このpHの急激な変化をpH指示薬やpHメーターで検出し、そのときの酸と塩基の量から濃度を計算するのが中和滴定の原理です。

(参考)
http://sweb.nctd.go.jp/senmon/shiryo/kougyou/q/q …
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この回答へのお礼

参考になりました♪ありがとうございます(^^)

お礼日時:2005/10/24 20:15

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