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医療制度改革が決まりました。小泉総理大臣は3方1両損とか言ってますけど、どうしても理解できません。

診療報酬の引き下げで損をするのは医療機関ですよね。
サラリーマンの3割負担で存するのはサラリーマンですよね。でも病院にかかると3割取られるので当然病院にはかからなくなりますよね。そうするとやっぱり損をするのは医療機関ですよね。

保険料の引き上げはみんなの負担が増えますけど、医療機関に勤めてる人だって、保険料払ってますよね・・

なんだか医療機関がすごく損してるような気がするのは私だけでしょうか・・

A 回答 (4件)

catabonさんこんにちは。

問題提起をありがとうございました。

この医療費改革に関して是非皆さんにご理解していただきたい事があります。

現在の日本の総医療費は対GDP比でみると先進国の中で第20位とほぼ最下位です。それにもかかわらず、WHOからは医療システムとしては世界一最も整っていると評価されています。日本では多くの公共料金が諸外国に比べかなり高いのに、医療費に関しては例外的に安く抑えられています。しかし連日の医療制度改革に関するマスメディアの報道でもそのような事はまったく報道されません。それどころかさらに下げるような方向の報道が目立ちます。

費用対効果から考えると世界で最も効率のいいと評価されている現在の日本の医療制度は、医師、看護婦その他の医療にかかわる人々の非常識ともいえる過重な労働に支えられています。又、この不況下でも製薬業界の倒産はありませんが、病医院の倒産は年々増加をしています。しかしその事も今回の医療制度改革の議論でもまったく出てきません。

日本の医療制度がそろそろ限界に近づいているような気がしてなりません。このままで行くとイギリスの様にみんなが不満を持つような制度か、アメリカの様に一部の人が高度の医療が受けられるゆがんだ制度になっていく危惧を感じます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かに、最近働いていて(私の職業は一応医療従事者なんですけど)、不満が多いのは事実です。

今の医療の現場では、はっきり言って一部を除けば、非常に重労働です。特に研修医などは馬車馬のように働いていつ死んでもおかしくないような人だって沢山います。

実際政治家やマスコミの連中は現場の声をわかっていないんです。
また、医療改革だって言って医療機関をいじめるようなことをすると、われわれは患者にいい医療をしてあげたくても、病院の経営が成り立たなくなるからしてあげられない・・ということが実際起こりかねないのです。

hubbleさんは専門家ということですので、もし問題提起する場があったら是非訴えてほしいのです。現場の声を・・

日ごろの不平、不満を言ってるみたいですみません。

お礼日時:2001/12/03 22:49

>なんだか医療機関がすごく損してるような気がするのは私だけでしょうか・・



話は違いますが、資格講座などで『国から~は返金されます』って売り文句ありますよね。見ていて『補助がでるところは商売しやすいなあ』と私は思っていましたが…皆さんはどう思われました?
皆さんは思っていないかもしれませんが、この状態が数十年も続いてきたのが日本の医療なんです。

確かに医療保険費を払ってはいますが(さっきの話だと税金ね)医療の場合、7・8割が返金される(しかも一時払いもない)ということで…本来の競争商売よりもすごく安寧な商売ができるところなんですよね。これでは、自浄努力をしていないといわれても仕方がないとは思いませんか?

ただし、医療の場合は『価格そのもの』まで統制(保険点数)されちゃってますから困るのですね。
私の希望は『保険と保険外診療を両立させろ』に尽きます。保険が払うお金は少なくなってもいいから、医療機関ごとに追加徴収する権利を認めて欲しい。(つまり保険価格が最低料金で後は自由。)
保険が払わない部分も希望者がいれば自費で受ける。
たとえばAの手術は、B病院では保険価格だがC病院では保険価格以外に自費で相当かかる。ただしCの病院は名医なんてことです。こうすれば経済の原理が働いて、医療者も自浄努力をするでしょう。

医療を福祉と考えるなら、今回のような価格改正は起こりえないことです。福祉なら赤字は当たり前でしょ?
単に価格が下がれば質が落ちるのは目に見えていますからね。でも『医療は商売、医療は算術』と考えるなら上記のような考え方もできるわけです。これが突き進むと、アメリカのように貧乏人は医者にかかれない。貧乏人は手術を受けられない。貧乏人は病気になったら死ぬしかない世の中になってしまうわけですね。

私は医療機関が損をしているとは思いませんよ。自分の能力さえ磨いていれば、自費診療病院だろうがどうとでも生きていけるわけですからね。努力しなければ淘汰されるのは世の中の常識であるからです。
しかし、医療を受ける、その中でも決して経済的に恵まれておらず、こうした改正の犠牲になってしまう人々…彼等はとても損をしているように感じます。

そして、こうした結果となるような改革を推し進めている政治家…彼らを国会に送り出したのは紛れもない我々だという事です。共産党が第一党だったらこんなことにはならないでしょうね。でもそんなことが実現するとも…思えないけどね。
ちなみに自衛隊予算や公共事業費、公団や国家公務員の給与などを抜本的に直せばこんな医療改革は必要がありません(つぎ込んでいるお金の桁が違うから)。そういった部分の改革をできる人を選ぶべきだったんでしょう。
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 私は三方一両損なんて言葉が出てきた時点で、反射的になんとなく変だなと感じていました。



 直喩法と言いまして、「あたかも○○は××のようだ」、と言う表現がありますよね。この場合は「今度の医療制度改革は三方一両損の話のようだ」という文意になると思うのですが、双方の話の類似点に対する合理的評価なしに、「あの話はこの話とまるで同じだ」とは、特に当事者からは言えないと思うのです。「三方一両損」という話は米百俵とちがい誰でも知っている話ですので、この有名な言葉が果たす役割は、幸か不幸か大きいと思います。(直喩法は教育の現場では便利な方法です。)

 医療制度改革は大事な問題であることは間違いありません。「中身はこうなっていまして、どうでしょうか、みなさん」という問題提起が先にあって、そういう直喩的言い方が後から第三者が出すのは分かるのですが、強い印象をもつ言葉をあげておいて、その効果に期待するような、大げさに言うとサブリミナル効果を期待するようなやり方は、やはり首を傾げざるを得ません。

 「三方一両損」とは江戸中期の町奉行大岡越前にまつわるエピソードとして知られている話で、ある日三両もの大金を拾った男が正直にもそれを奉行所へとどけ、落とし主はみつかりましたが、「一度自分の手からはなれた金はもう俺のもんじゃねぇ」とその金を頑としてうけとらず、拾い主も「もともと自分のもんじゃないからいらねぇ」と突っぱねます。らちがあかないので奉行である越前が「じゃ、私が一両出してその金を四両にし半分の二両ずつにして双方に与えよう。さすれば三方がそれぞれ一両ずつ損をした形で丸く収まるではないか」と言ったとかの話がベースになっています。

 新聞やネットで見る限り、今回の医療制度改革の話には多くの論点があり、各立場からその論点の一つ一つについて様々な主張があります。中立な立場で見れば見るほど、それぞれの立場には理解できるところも、できないところもあり、複雑で深刻な利害の対立があったことは想像に難くありません。その難しい調整に当たった関係者のご努力はいかほどかとも思います。しかし、「三方一両損」の話と医療制度改革があたかも一緒だとは、私も理解できません。もう少し具体的な中身の方を先に出して、せめて国民の半分くらいが趣旨を理解してから、立法作業に入るべきだと思うのですが。多くの人の「命」に関わることですし。

 もし、この話が通じるのだとしたら、頑迷なために当然得るべき利益を手にしなかった馬鹿な拾い主の役を、やっぱり頑迷なために手元に戻るべき財産を愚かにも放棄した落とし主の役を、出すべきではなかった一両もの大金を出して無駄な損をした越前の役を、国民、医療機関、国のうち、いったいだれがそれぞれあてこすられているのか、是非聞いてみたいところではあります。
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医療をしていただいたことに対する対価として、お金を払うわけですから、「患者がこないから損した」って感覚はどうかと思いますけど?



ところで、朝日.comによると、3方1両損は、「患者、保険者、医者の三者」となっていますが、4方目、国は丸儲けなんじゃないかと思うんですが、どう思われますか?

死にそうな国保や老人保険制度に金をドブに捨てるかのごとく、供給させられた我々としては納得いかないんですけどねぇ。
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