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出版物の多くが縦書きだということにふと気付きました。グローバライズが驚くほどのはやさですすむ今の時代、何故出版物は縦書きが主流なのかに強く疑問を持っています。
その答えには、なにか根強い理由が隠されていると思えてやみません。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

お返事ありがとうございます。



「便利だから」の答えになっているかどうかわかりませんが、日本語を縦に活字を組んだときの心理的な(生理的な)心地よさの法則があると、業界のなかではいわれております。

四六判の単行本の場合、1ページあたり、13級(パソコンだと約9.2ポイント)の大きさで、1行37-40字、16-18行が心地よく(違和感なく)読める縦書きの組み版と言われています。

そのほか、菊版などそれぞれ、実は同じ大きさの本であれば、おおよそ同じ組み版で組まれていることに気がつくと思います。

同様に、週刊誌のような、複数段に組まれている場合も、だいたい同じ組み版のひな形(フレームワーク)が決まっているように思われます。
(デザイン性を重視したものは別ですが...)

このように、読者が心地よく(違和感なく)目線が活字の線を追っていけるような活字の組み方をしているのです。その場合、長文になればなるほど、日本語は縦書きの方が目が疲れないと言われており、自然な組み版と縦書きに適した日本語という特性が背景にあるのかと思います。
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この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございます!「便利だから」というのは論点からそれていました。すみません。

目からうろこがぼろぼろ落ちました!日本語の文字が何故縦書きで書かれるのか。その点について分かりました。考えさせられます。

ありがとうございました!

お礼日時:2005/11/21 02:22

服の例えは、この場合には当てはまらないのでないでしょうか? 腹の場合は、下着から上着に至るまで全て洋式に切替えてますよね。



伝統だからというご回答の意味は、日本の伝統だからでなくて、日本の文字の伝統だからという事ではないのでしょうか?

服の例えと同等にするには、文字もアルファベットに改める必要があると思います。

この回答への補足

ご指摘ありがとうございます!

>伝統だからというご回答の意味は、日本の伝統だからでなくて、日本の文字の伝統だからという事ではないのでしょうか?
「日本の伝統」と「日本の文字の伝統」は違うものだと思います。でも『日本の文化』という広い視点で考えるとすれば、先のふたつは同じことだと思います。

>服の例えと同等にするには、文字もアルファベットに改める必要があると思います。
ここでおっしゃている「文字」とは、どの文字のことをさしておっしゃているのでしょうか?

よろしくお願いします!

補足日時:2005/11/21 02:15
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この回答へのお礼

すみません…!話がそれていることに気がつきました。『日本の文化』については、また新規の質問をするべきでした。ご回答ありがとうございます!

お礼日時:2005/11/21 02:26

素人考えですが、


横書きに向いた文字(フォント)が無いからでは?

もともと縦書きの文字で、縦に読むときに見やすいように、縦の線は太く横の線は細く書くのが文字のデザインで、フォントもそれが基準になっている。ゴシックなど縦横の差は無いフォントも有るけど、横の線を太く書くフォントは見たこと無いですね。

「目」は縦棒2本は太いけど、横棒4本は細く書く(現す)
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

参考になります。一般的なフォントが、読みやすいように作られていることに気付きませんでした。。汗

ありがとうございました!

お礼日時:2005/11/21 02:17

出版社の編集をしておりましたので、経験をもとにお答えします。



端的にお答えいたしますと、日本語は1,000年以上も前から「縦書き」で読み書きすることが伝統であり、文化でもあるからです。そもそも、日本語の表記法は漢語から来ているものであり、明治維新以前までは、漢語が武士・公家社会の教養としてのたしなみであったことはよく知られています。

ですから、明治初期から大正時代の日本文学は、難しい漢語がよく使われていたりしたのです。そのような歴史のなかで、日本語は本来縦書きに即して開発されてきた文字であり、表記法でもあります。

習字を横書きに書くということは、まずあり得ないと思いませんか?

出版物もこうした伝統から、縦書きが多いのです。

技術的には、活版印刷の時代から横組みは可能ではありました。最近の印刷物の多くは、Macで組み版が作られておりますので、縦横どちらもつくることができますが、前述のような歴史的な背景が影響しているかと思われます。

この回答への補足

ありがとうございます!
おっしゃるとおり、習字が横書きで書かれていたら、
悲しいったらおかしいったらですね。僕も日本語の表
記法(漢語、もしくは支那語と言った方が適切でしょ
うか)がもともとは縦書きだということは知っていました。

でもまだ疑問が残ります。。伝統だということで縦書
きという表記法を変えないのなら、伝統だということ
で和服を習慣的に着用しないのは何故なのでしょう。
他にも例をあげればきりがないと思います。

言い方を変えていえば、保存されていく伝統と、廃れ
ていく伝統にはどのような違いがあるのでしょうか。

ただ単に「便利だから」という理由だけでそのような
ことがおきているのでしょうか。

補足日時:2005/11/20 20:17
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