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僕は生物を専門に勉強したわけではないので素人考えで質問させてください。
このまえ進化の本を読んでいて不思議だったのですが、ちょうちんアンコウのちょうちんって自然淘汰でできたものだとすると、なぜちょうちんを持っていないアンコウも普通に生き残っていられるのですか?僕にとってはちょうちん自体が自然淘汰と突然変異と長い時間によってだけでできるなんてなかなか理解できないのですが(笑)~ちなみに僕は積極的な無宗教です~
あとひとつ、昆虫でよく植物に似た形の体を持つものがありますよね。それは理解できるのですが、なぜ一固体ずつ葉っぱに似た昆虫はあたかも葉っぱのように動かずにいるのですか?長い年月の間に効果的な動きや振る舞いが本能に入るのですか?何世代に渡って培った経験が本能に組み込まれるものなのでしょうか?

A 回答 (2件)

1つめ


根拠はありませんが、普通のアンコウとチョウチンアンコウの生息域が違ったからではないでしょうか?
あるときある地域でアンコウがちょうちんという形質を獲得して、その地域でちょうちんを持たないアンコウが淘汰されたとしても、隔絶された地域に住む別のアンコウのグループとは競争も起こらないし、その形質が伝播することもありません。

2つめ
動かない性質をもつ昆虫のほうが捕食されにくかったからでしょう。
逆に言えば、葉っぱに似ててもやたら動いていた虫は食べられて淘汰されてしまったということです。
「経験が遺伝する」というのは「獲得形質の遺伝」としてラマルクが昔唱えた説ですが、今では否定されていますし実証もされていません。
でも未だに魅力的な説ではあります。
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提灯(ちょうちん)と同じような構造と機能を持った軟体動物がいます。


http://www.kurisan.jp/koramu/gijigyo.htm

上記サイトを熟読してもらえれば、多少納得していただけるのではないかと思います。
ランプシリスの仲間や近縁種には、擬似餌を持っていない種もいて、育児嚢の中にいる幼生に新鮮な水を送り込んで酸素を供給するために外套膜の一部をひらひらさせています。
幼生に酸素を供給するための近縁種の「ひらひら」がランプシリスの完全な「擬似餌」へ進化する過程の中間形態だとすれば、ダーウィン流の自然選択説で説明可能だと思います。

アンコウのことはよく知りませんが、葉に擬態していない昆虫(ミツバチ、アゲハチョウ、オニヤンマ等々)が「普通に生き残っている」のだから、提灯を持たないアンコウが「普通に生き残っている」のは不思議ではありません。
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