解糖経路でのH2O生成量

C6H12O6 + 2ADP + 2NAD+ → 2C3H4O3 + 2ATP + 2(NADH + H+)

C3H4O3 + ADP + Pi + 2H2O + FAD + 4NAD+
→ 3CO2 + ATP + FADH2 + 4(NADH + H+)

NADH + H+ 1/2O2 + 3ADP + 3Pi → NAD+ + 4H2O + 3ATP

FADH2 + 1/2O2 + 2ADP + 2Pi → FAD + 3H2O 2ATP

を整理して、

C6H12O6 + 38ADP + 38Pi + 6O2 → 6CO2 + 38ATP+ 44H2O

となるのですが、上記４式を変換していくと
水分子の量が42個になってしまいます。

どこか式が間違っているのでしょうか？

No.4 ベストアンサー 回答者： suiran2 回答日時： 2005/12/21 13:53

miniRHさんは，化学の知識がおありですから，化学の反応式のごとくに理解しようとなさっているのですね。

しかし，生物の反応式は，一般にATPを反応式の中に入れることはしないのが普通です。解糖系では直接ATPが反応に関与しますが，電子伝達系では何ら関与しないからです。
（解糖）
C6H12O6 → 2 C3H4O3 ＋ 2 ATP ＋ 2 NADH2+
（CoA化＋TCA回路）
2 C3H4O3 + 6 H2O　→ 8 NADH2+ + 2 FADH2 + 2 GTP + 6 CO2
（呼吸鎖）
10 NADH2+ ＋ 2 FADH2 + 6 O2 → 12 H2O + （34 ATP）
ここでATP合成はこの反応には直接関係ありません。プロトンを汲み出すだけです。そのプロトンでATPaseを回せば最大以下のようになります。
FADH2 → 2 ATP
NADH2 → 3 ATP 合成

体調が良くなくもうろうとした頭で（先天性の面もあるのですが…）書いていますので間違いがあるかもしれませんが…

参考URL：http://133.100.212.50/~bc1/Biochem/index.htm

No.3 回答者： TTOS 回答日時： 2005/12/21 13:35

#1です。

ADP+Pi→ATP+H2O
この部分は省略していたので勘違いしました。
#2さんの指摘のとおりだと思います。

No.2 回答者： w-palace 回答日時： 2005/12/20 17:04

こういう話は苦手なので自信はありませんが・・・

最初の式が間違っていませんか？
つまり、左辺で2Pi、右辺で2H20が欠落しているのではないでしょうか。
C6H12O6 + 2ADP + 2NAD+ + 2Pi
→ 2C3H4O3 + 2ATP + 2(NADH + H+) + 2H2O

No.1 回答者： TTOS 回答日時： 2005/12/20 15:47

>NADH + H+ 1/2O2 + 3ADP + 3Pi → NAD+ + 4H2O + 3ATP

>FADH2 + 1/2O2 + 2ADP + 2Pi → FAD + 3H2O 2ATP

本当に 4H2O や 3H2O ですか？