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基質が十分にある状態で、酵素濃度を高くしていくと、それに比例して反応生成物も増えると考えていたのですが、実際はある濃度までいくと、反応生成物の量は変わらなくなり、双曲線になりました。
ちなみに、基質はでんぷんで、酵素はα-アミラーゼ、最適pHと最適温度で行い、反応時間は30分でした。また、pHが変わらないように緩衝液も入れました。
なぜ、濃度が高いと反応性生物の量は変わらなくなるのか、ヒントだけでも頂けると助かります。様々な教科書を読んでも、参考にならず、困っております。フィードバック阻害や反応生成物によってpHが変わってしまったためかな、などと考えたのですが、これだと答えに筋が通りません。どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

×4に希釈したときと×1の時で消化率があまり変わっていないので、×4の時点でもう反応は終わっていて、


基質が無いのではないでしょうか

消化率の計測方法がわかりませんが、
吸光度で値が1.5もあるということは、
入れているデンプンが完全に分解している場合にできる還元糖(グルコース?)の量を入れたサンプルと比較して、
30%の吸光度があるという意味でしょうか。
アミラーゼの反応産物は1種類ではないので、
使っている還元糖よりも反応性が悪いものがあれば、
吸光度の値は低くなります。


機械の測定の上限ではなくて、
自分が行っている測定の上限を調べるには
コントロールとしていろいろな量のデンプンまたは還元糖だけを入れたサンプルで計測して、
測ることのできる上限、下限を調べないと、
ヨウ素液や還元糖検出液自体の色を測っている可能性があります。
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30分も反応したら基質を食い尽くしそうですが、


反応後の溶液に十分量の基質が残っていることは確認しているのでしょうか。

反応産物の量が測定の上限を超えていませんか。
コントロールで直線になっている範囲なのでしょうか。

酵素溶液に不純物が含まれていて、
たくさん酵素を入れるとその不純物によって反応が阻害されることがあります。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
酵素濃度が×1のとき、でんぷんの消化率は33%、×2に希釈したとき32%、×4に希釈したとき30%でしたので、基質はたくさん残っていると考えられます。
反応産物の量は測定の上限を超えてはいないと思います。吸光度計で測定したのですが、最大値は660nmで1.5ぐらいで、3.000まで測ることができるようなので…
酵素溶液の不純物のことは考えていませんでした。だ液を使ったので、その成分を調べてみる必要がありそうですね。

補足日時:2006/01/31 20:40
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