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以前「野生のニホンザルにはボスがいない」と
高校の授業で聞きました。

そこで、野生のニホンザルの社会構造について調べたいと思ったのですが、
適切なサイトが見つかりませんでした。

野生のニホンザルの社会構造について記載してあるサイトや参考になるサイトがあったら教えてください。

宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

いわゆる、「力の強いオスがハレムを形成」というようなボスは存在しません。



野生ニホンザルの群れ社会は母系社会です。
また群れは排他的な縄張りを維持しているため、
他の群れと干渉することはあまりありません。
オスは一つの群れにとどまらず、群れから離れたり、
別の群れに加わったり、単独で行動したりを繰り返します。
ただし、群れの中心となるサルはいますが、それは
体の大きいオスではなく、年寄りのオトナメスです。

それと、霊長研は今でも野生群れを追跡調査していますよ。
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この回答へのお礼

母系社会だというのは初めて知りました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/15 14:59

残念ながらご希望に添えるURLは現在は無いのではと思います。

何故かと言いますと社会構造を解明するためには,個体識別法といいましてサルの個体識別が必要です。そのために京大を初めとしまして日本の研究者の多くは「餌付け」等で群れを集め個体識別をしてきました。その研究成果がご存じのボスザルを頂点とした階層構造です。

現在の研究では,個体識別するために群れを集めることが個体間の摩擦を生みボスザル等の階層構造が生じるのであって,完全に野生の群れは,群れ全体が集合することがないために個体間や群れ間の摩擦(喧嘩等)が少なくボスザルは存在しないと言った結論のようですね。

ここまでの説明で野生猿の社会構造を解明することが如何に困難かお解り頂けたと思います。30年ほど前までは京大の中にも完全な野生猿を追っているグループがありましたが,その後どうなったのでしょう? 今までの日本の研究者によるニホンザルの研究成果は,それなりに認められたものですが,指摘されている問題点もあるわけです。グドール(野生チンパンジーの研究者)のように一つの群れを生涯追い続ける必要があるかもしれません。ご質問者さん,ライフワークとしてやってみませんか。
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この回答へのお礼

調べてみたら「伊沢」という教授(現:帝京科学大学教授)がどうやら野生ザルの研究を続けているようです。 
餌付けをしたサルでは正確な社会構造はわからないのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/15 14:58

ボス制が無いのではなく、「ボス制」という言葉のイメージにとらわれないようにということでしょう。

君臨し、力で支配するボスではなく、メンバーの信用に基づいて危険判断やほかのグループとの争いの解決を代表として行うサルですから。例えば他のグループの猿と自分のグループの猿とが餌の場所を巡ってケンカしている場合、仲裁の一つもしないで知らん振りしているようではその「ボス」はメンバー全員から相手にされなくなります。「寝たきりの産卵マシーン」を「女王アリ」と呼ぶ言葉と同じく人間がつけた名前と実際の生活の様子とはずいぶん異なります。京大霊長類などはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

「王様」のような「ボス」はいないんですね。
ボスと言うよりリーダー的なサルなんですかね
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/15 14:55

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