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コンデンサのディレーティングを求めたいのですが、
データシートの何を見たらいいのでしょうか。
たとえば、+15Vのところに定格25Vのコンデンサをパスコンとして使用する場合、どの程度余裕をみたらいいのか、などデータシートのどの部分を参考にしたらいいのか、教えてください。

宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

私の経験の範囲では(若い頃設計してたというだけで最近の様子には疎いのですが):



個々の部品型名のデータシートにおいて、定格にたいしてどの程度の余裕をもったらどの程度信頼性が変わるか、ということを示したものは殆ど見たことがありません。
ディレーティングの程度で寿命がどれだけ延びるというデータを取るのは極めて大変なので(定格をどれだけ超えたらどれだけ寿命が縮まるというのはわりと楽にデータが取れますが、寿命が延びる方は大変)、責任持って言える数字を出せないからでしょう。

そのかわり、本その他の出版物において、どの程度のディレーティングでどの程度故障率が変わるというデータ例とか一般的蓄積経験とかの情報が載っていて、電解コンデンサならどうだ、積層セラミックならどうだ、金属皮膜抵抗は、バイポーラICは等々について記されています。こういう専門文献はなかなか入手しにくく高額ですが。大手電機企業では社内にデータが蓄積されていますけど。

現場の設計ではそういうものを見るときもあるけど、いちいち見ないほうが多い。見ないのは、特定のメーカの特定の部品型名についても同じことが言える保証は無いから。上記のような資料でざっとこんなもんか、と傾向を知った上であとは自分の感覚でディレーティングする、となります。
それと、ディレーティングは設計者のポリシーで決まるものです。やたらディレーティングしていたらコストも実装スペースも高くなる、しかし定格一杯で使わないのもこれまた常識。何はさておき信頼性だという設計にするかどうか。そうしたところでどこかにポカは出るので結局信頼性テストが要るわけですが。

定格25Vを15Vで使うというのは、現場感覚で言えば、適当なところだと思いますよ。電解コンデンサだったら、ディレーティングしすぎるとかえってダメだと聞きましたが(古い時代のことで最近の電解コンデンサはこういうことはないのかもしれませんが)、それを考えても適当なところ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になります。

電気を専攻していたわけではないので、ディレーティングをとれ、と言われても何を根拠にとったらいいのかさっぱりわからず…

色々みていると、50-70%でとるのが普通と書いてるだけで、根拠になるデータがあるわけではないんですよね。

また、少し調べてみますが、ご意見参考にさせて頂きます。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/01/27 10:18

>+15Vのところに定格25Vのコンデンサをパスコンとして使用する場合、


⇒これがディレーティングとしての余裕を見た結果ですよ。つまり、定格の60%で使いますという…

その効果(故障率や寿命への影響)などは、データシートではなく、メーカサイトにある技術資料に掲載されていると思います。

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございます。
技術資料の何をみたら、わかるものなのですか?

補足日時:2006/01/26 21:38
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