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現在年間を通して大気浮遊物を採取し、黄砂飛来時の浮遊物の成分を調査しています。黄砂飛来時にはCa成分が多くなることは知られています。なので今年度も、黄砂が飛来した2月、4月はそのパーセンテージが増加しました。しかし、冬場もそのパーセンテージが上昇しました。2002、2003、2004年度の研究結果も同様な動向でした。気象庁が発表しないくらいの微量な黄砂が飛来してきたと考えてもよいのでしょうか?またそれは事実なのでしょうか?

A 回答 (2件)

大気浮遊物(エアロゾル)の成分を調査しているということなので、科学的知見があるという前提で解答させて頂きます。



パーセンテージが増加したとのことですが、パーセンテージとはエアロゾル全成分に対するCaの割合のことでしょうか?もしそうだとしたら(つまりCaの重量濃度が増加したわけではない)、そのようなエアロゾルが冬季に大陸から飛来してきたとしても黄砂に関する気象情報は気象庁からは発表されません。黄砂現象とは黄砂により視程に影響がでる(つまり黄砂の大気中の重量濃度が増える)ことです。全成分に対するCaの割合を議論するのではなく、Caの重量濃度を議論しないといけません。
冬季(たまに秋季)に黄砂が飛来することはあります。気象庁のWebSiteにもデータがグラフとして載っています。したがって、気象庁はその飛来を実際に発表しています。ただ、春季に比べると冬季は黄砂飛来の頻度が少なくなるので、「気象庁が発表していない」と思われると考えられます。
もし、冬季に採取されたエアロゾル中のCaの重量濃度が1ヶ月平均で春季のそれより高い値であればすごい発見です(そうなのですか?)。黄砂現象は1~2日ぐらいの時間の現象ですから、黄砂現象時の1日のエアロゾル濃度は冬季と春季を比較してもたいして変わることはないと思います。つまり、黄砂現象時に飛来するエアロゾルの単位時間当たりの量は冬季と春季もそれほど変動しません。ただ、黄砂現象が起こる頻度が春季に集中しているということです。
年間を通してエアロゾルの成分を調査しているということですが、その仕事からアウトプットされるデータはきっとすばらしい情報を我々に与えてくれると思います。地道に調査を続けてください。

参考URL:http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/hp/4-4kosa. …
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/02/03 10:44

こんにちわ(/は)。



黄砂は超微粒状の浮遊物質ですよ~。百聞は一見に如かず、ご覧になったことは有りますか。まるで小麦粉のような物質で埃みたいなものです。黄色味を帯びています。

ゆえに大気中に長く停滞します、基本的には。 そして偏西風に乗って東へ東へと吹き流されてきます。その途上にたまたま日本国が存在してそこに居る人々の生活に影響を与えていると言うことになります。
また黄砂は年中発生しています。無論乾燥期の冬季が多いはずです。夏・秋に発生した黄砂は偏西風が弱ければ大陸上空に留まっています。それが冬の偏西風によって日本まで飛来したことは十分過ぎるほど可能性ありですよね。気象庁も他にもやることが有りますから微量ではニュースにもならないので発表しないんではないでしょうか。基本的には年中飛来しているし、それは偏西風次第と考えても良いのでは(私見)。

黄砂の発生原因当事国=中国の特に北方は時により被害激甚です。16年前の記録的大発生時の北京に住んでいたときそれを経験しました。明るい空が突如暗くなり、車は前照灯を点灯しないと走れない暗さになります。そして突然発生した突風が襲い掛かります。道路の風の吹き溜まりは数十分のうちに10~30センチくらいの砂塵の山になります。浮遊しているその砂塵が容赦なく身体にぶつかります。頭髪・耳・鼻・目・口は砂塵の格好の目的地になります。部屋に戻って服を脱ぐと体中がまっ黄色でポケットから鞄から何まで砂塵だらけです。外に居る女性は黄砂シーズンには頭をすっぽりかぶる「面沙」という袋を用意しているから早速かぶります。日本では絶対に経験できない異様な光景を見ることになります。

下にURLを貼ります、ご参考まで(^^♪。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E7%A0%82
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この回答へのお礼

いろいろしらなったです。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/02/03 10:45

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