プロが教えるわが家の防犯対策術!

自分は塾の先生をやっているのですが、お母さん方と話すと呆然としてしまうことがあります。

こちらも生徒も精一杯がんばって生徒の成績を上げたとしても、お母さん方は
「これだけしか上がらないの?」とか
「英・数は上がったけどほかの教科は?」
という感想がよくあることです。

ごくまれなのですが、ひどい場合だと全然勉強していない子がいて、週1回塾に来てました。結構休むこともあり、あまり満足に指導できません。
その代わり宿題でアドバイス出してもピアノの練習が
忙しい(ピアニスト志望)と言われ満足に勉強しません。
当然、成績が上がらないのですが、「自分のこどもは勉強やってる、なんで成績が上がらないんだ!」と言れたことがあります。勉強していない様子はテキストを見ると歴然だったのでそれを保護者に説明するも私の娘がやらないわけがない」、というようなことをおっしゃってくるのです。

こういう保護者に対しては、「次もっと成績を上げる
ようがんばります」、とも言えませんし、「現状の勉強時間ではこの辺の成績が妥当です。もっと勉強しないとお母さんが希望する成績には到達しません」としか言えません。これで納得するお母さんもいるのです
が、納得しないお母さんも結構います。

そういった過剰な要求をしてくる保護者や自分の
こどもはちゃんとやってると正当化してしまう
お母さんに対してどのようにお話ししていけば
よいのでしょうか?

A 回答 (9件)

正直、教育って俺は「教える側の自己満足というか、陶酔」だと思ってます。

俺の場合は奇特な経験をしてきたタイプです。ぶっちゃけ、うちの大学には俺以外に工業高校出身者なんて居ませんでしたしね。超低い偏差値から成り上がって入った奴なんて、俺以外には周囲には居ませんでしたし。だから、私は常々、「自分が経験した『ゴボウ抜き』を教え子達にも経験して欲しい」と思って指導してます。

正直私は生徒に対して教えたことが一度もないと自負しています。理由は「教えても成績を急激に上げられないから」です。私のメソッドは『勉強をやらせる』です。故に私に教えてもらった子はさせているだけです。案外塾講師や学校の先生って「授業(講義)」っということにとらわれすぎているような気がします。

私自身「授業妨害者」と学生時代に先生方から呼ばれていたせいか、いつも廊下に立たされているケースが多く、正当な授業や講義というのを受けたことがありません。強いて言うと、予備校や大学に入ってからは受けましたが、「なんと一方的でわかりにくい授業をしているんだろうか?」っという思いが強いため、眠くなってしまうか、廻りの女の子とくっちゃべってしまい、先生に「出てけ!」っと言われちゃうんですよね。正直「授業ほど意味がないものはこの世に無い」っと今尚思っています。私は生徒には「(どうやって覚えるのかっという)作業」を中心にやらせています。逆に自分が指導中は暇になりますがね(笑)

正直点数を上げることに快感を覚えてしまっているので、それ以外に興味が無いんですよ。他の先生とはある種違和感があり、浮いちゃってますがね。社内でも「gwkaakunが教えると何故短期間に急激に上がるのか」っとよく言われます。俺が指導する家って、うちの学生やプロと言われている家庭教師の方々が行ってもピクリとも上がらないために、親が爆発してしまっているいわゆる『クレーム』の家に行って、社命をかけて点数を上げて来るっというのが主な任務なので、俺が行く家はだいたいガツンと成績が上がって納得してくれますがね。俺が行っても無理だった家は、指導中に彼氏とチュッチュッしてたロクスポ勉強しなかったギャルの子と、「キムタクに似ている先生限定」という家に俺が行ったら、FO(フロントアウトの略でいわゆる玄関先で門前払いですな)された家の二件ぐらいですから(汗)

だからあなた自身も生徒をガツンと上げる術を身につけるしかないと思いますよ。100人いたら70人くらいは話せばわかる親ですよ。出来れば着火する前に、こちら側から早めのチェックをしておくといいんですが、首都圏では結構無理なんですよね。仙台でこの仕事をやっていた時は、生徒の数も今の3/100ぐらいだったので、きめ細かいフォローが出来たので良かったんですがね。こっちは人口が人口ですから仙台のような対応が現状出来ないですね…悲しいけど…

でも関東に来てクレーム処理の腕・点数を上げる腕が格段に上がりましたよ。やはりある程度場数を踏むことも重要ですよ。でも頭ではわかっていても、心で割り切れない時って、人間なんですからあって当たり前です。自分もたまに親と口論になりますから。

あと、クレーム対応というのは、クレームの応対をするAさんはX子の母親と合わないけど、Bさんとはウマが合うっということはやはりありますよ。インテリ親が得意な方、ヤンママ・ヤンパパ・その筋の親が得意な方、心配性のべらべらしゃべる系が得意な方などなど結構います。

ちなみに私は「田舎の地域TOP校信者(例:爺・親・兄が田舎のTOP校(例:千葉県立長生高校など)出身)信者の親」が苦手です。都会系は得意ですね。
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家庭教師派遣会社勤務です。

まあ似たような業種ですね。ってことはおのずと悩み事も似てますね。

うちでは毎年五教科150/500点くらいの生徒の親が本気で「金払ってるんだから、意地でもうちの子を開成に入れろ(怒)」みたいな親の苦情を受けますよ。70点も上げたのに「これっぽちしか上がらないのか(怒)」とかザラですよ。

まぁそれだけ親は『金を払っているんだから…』理論を展開したがるものなんだと、この仕事を十年以上もやっている実感です。要は「自分が親になったときにこうならない」ようにすればいいと思います。

人生割りきりが必要です。適当にぺこぺこ謝って、嵐が過ぎ去るのをまっていればいいと思いますよ。どうしようもないんですよ、こっちもお金をもらっているんで強く親に反論出来ないですしね。いまやネットですぐ叩かれてしまう時代です…あまり強くはいえないのですよ。となると適当にぺこぺこ相手が気が済むまで謝ればいいんですよ。

うちでも月一回指導で、やれ県千葉に入れろだの、都立西や日比谷に入れろだのって親は死ぬほど居ますから…そういうのと出くわすと、その日の疲れが倍増しますよね…上司には怒られるし…まぁそんなもんですよ。あきらめてください。「教育産業=クレーム産業」ですから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>70点も上げたのに「これっぽちしか上がらないのか(怒)」とかザラですよ。

無理難題言われたり、評価してくれないとこちらも態度を硬化させそうですね。スタンスも大事なんですが、そういう親にはなんと言っても無駄なような気がします。

>適当にぺこぺこ謝って、嵐が過ぎ去るのをまっていればいいと

そういうお母さんの場合、こちらが強く出たりまともに相手するよりもさらっと流せばよいのかも知れませんね。それも大切な方法だったことを再認識しました。

>。「教育産業=クレーム産業」ですから

自分の認識不足でした。大変な業界にいるもんだなと理解させてくれてとても参考になりました。これから覚悟して臨んで参ろうと思います。

お礼日時:2006/02/06 01:54

やとわれ講師の場合は、塾の方針から逸脱できないし、保護者の性格も様々ですから、そういう部分は割り引いてお読み下さい。



私がよく感じるのは、子どもや保護者と良い関係を育てるのは、テクニックでなくてスタンスだということです。

学校の管理職にも、「裁判沙汰になったときに学校が責任を追求されない」という視点から「いかに学校側には責任がないか」を保護者に向けて語る人が多いのですが、そういう姿勢は、たいてい保護者側をかたくなにさせます。

同じ内容であっても、「成績が上がらなくてもうちのせいじゃあないよ」という否定的な言い方より、「パートナーとして、かくかくしかじかの方法でお子さんの成績アップをめざしましょう」という呼びかけが良いように思います。

何よりも、その前に、「過剰な要求」を含めて、保護者の言い分をよく理解しようという態度でたくさん聞くことが必要と思いますが。

子育てが難しい時代です。親も過剰な情報にふりまわされて悩みを持っています。第三者的には「八つ当たり」に見えても、じっくりと聞き続けると良いでしょう。

本人が自分でも理解できていない、「子育ての本当の問題」をいっしょに考えるというスタンスが、小手先の会話テクニックより何十倍も重要と思います。時間も手間もかかりますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>、「パートナーとして、かくかくしかじかの方法でお子さんの成績アップをめざしましょう」という呼びかけ

その通りですね。どう言おうにも頑なにさせてはいけませんね。

>保護者の言い分をよく理解しようという

そうですね。相手のスタンスを忘れかけていました。

>、「子育ての本当の問題」をいっしょに考えるという

小手先の会話テクニックにたよらずまい進していきたいと思います。スタンスは客側ですね。

お礼日時:2006/02/06 00:11

業界の者にとっては、勘違い以外の何物でもないのですが、塾へ入ることで自動的に勉強ができると思っている保護者は増えてきていると思います。


どなたかも御指摘のように、テレビでじゃんじゃんCMしていますから、「塾や学校の先生は、保護者と協力して子どもを育てるパートナーである」という考え方でなく、「月謝と引き換えに学力を売ってくれるところ」という考え方が広がっているのだと思います。

ただ、保護者の側にも、そのように言わざるを得ない事情が何かあるはずです。言い合いになると、自分の弱さを認めたくないばかりに、かえって攻撃的になる人が多いように思います。
「ワン・ダウン」とは心理学用語だそうですが、相手より一段階へりくだった物言いで、相手の心情をやわらげて、「いくら言っても家で勉強しないのよ」とか、「この子が○○校に入らないと困る」とかいう本音を引き出せると、あなたもプロっぽくなったと言われるでしょう。

あまり「勝ち負け」と考えず、理詰めで当方の正当性を押しつけようとせず、「情」でわかりあおうとしてみることをおすすめします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。おっしゃるとおりですね。
こちらも商売としている以上、一歩へりくだった対応が必要なことは承知しております。

>塾や学校の先生は、保護者と協力して子どもを育てるパートナーである

この点を強調して説明しようと思うのですが、成績が上がる点を強調した方がよいのかと迷ってしまいますね。

お礼日時:2006/02/05 08:08

自分の子供のことしか頭にないでしょうから、なかなか説明しても納得は得られないでしょうね。

それでも、少しはわかってもらわなければ、子供にとっても不幸です。あなたが何か事例をたくさんもっていればいいですね。先輩の○○さんは・・・・の成績だったけれど、努力するうち、少しずつ伸びていって・・・・なった、というふうに。もちろん、逆もあります。初めは良かったけれど、努力を怠るうちに下降していった例など。私と同級生で、小中と、成績はあまり目立たなかったけれど、毎日努力を重ねて、とうとう高校卒業後難関の大学へ進んだ子がいます。部活も高校まで頑張っていました。1~2年間ではあまり劇的な向上はありませんが、これが3年、5年ともなると違ってきます。石の上にも3年という諺は生きています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

事例を交えて解説することが意識的に必要なわけですね。
過去にそういうことがあり納得させられた部分もありますので納得できました。

お礼日時:2006/02/05 08:09

とある私立高校の特進コースの担任です。


いますねぇ、そういう親。
自分のところにも「特進コースに入ったから勉強ができるようになる」と思ってる親はたくさんいますよ。
実際にそういう親に学級懇談で責められたこともあります。
とりあえず自分の場合は「バカだなぁ」と内心で思っておいて、「お子さんは家でどれだけ勉強していますか?話だけ聞いて分かることはないですよね?もし分かってたら誰でも東大に行けますよね?」なんて話し方をします。それでもわからない親もいますが…そういうのは無視の方向で。
本当に今の親はおかしいですよね。常識すら知らない。
多分そういう親は受験というものに真正面から取り組んでこなかった(推薦とかエスカレーターで来た)と思っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。学校の先生でもそういう事情があると聞いて驚きました。相手にわかるように話す、とか、「何時間勉強してますか?」という逆質問は効果的なのかも知れませんね。以前はそれを言っても通用しない方がいらっしゃいましたが・・・。

お礼日時:2006/02/03 17:40

たいしたコメントを書けないのですが、思ったことを書きます。


 塾ではないのですが、私の高校時代の部活の先生の話です。その先生は剣道界で有名で全国大会に何回も高校生を出場させた先生でした。その先生がある日「お前らの親にはあほなやつがいるよなー。俺が顧問してる部活に入れば、子が剣道で強くなれると思ってるやつらばっかだもんな」と言っていました。少し口が悪いですが(笑)子供ながら印象深いセリフでした。
 私もバイトで塾講師をしていますが、似たようなことがありました。週1で70分個別授業。その時間内に数、英を教えるという契約だけど、塾は休むし、宿題をやらん。親に「点数が上がらないからやめます!!」と言われ塾やめちゃいました。どう考えても、過剰要求なので、親の要求が悪いのは容易に分かるのですけど…すごくいやな気分になったのを覚えています。
 保護者さんには、入会時に「塾にあづけたから、成績があがるわけではありません。私たちも最大の努力をしますが、最終的には本人の努力に関わるものなので、l親御さんにも家庭学習の面などでご協力願います」などの説明をするぐらいしか対策はないかなと思います。たいていわけのわからない過大要求をしてくるお客様に対しては、イレギュラーとしてあきてめてます
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。やはり学校の先生でも同じ苦労を抱えているのですね。また、いつの時代にもそういう親がいるというわけですね。入会時に塾に預けたからといっても成績が上がるわけではないことをしっかり説明し、対処していきたいと思います。

お礼日時:2006/02/03 17:41

それはひどいですよね。

しかし私にも家庭教師ですが、そういった経験があります。
私の場合も週1回一時間の指導でした。その指導は私はマジメにやり、毎回宿題もだして自分なりに一所懸命がんばりました。
しかし、その保護者(母親)からは、
「なぜ成績があまりあがらないのですか?」
といわれました。しかし、家庭教師をやる前とやったあとでは多少ですが上がっていたのです。私はそれに対してはかなりの嫌悪感を抱きました。
しかし、親からしてみればわたしたち教師は、勉強を教えるスペシャリスト。アルバイトも社員もかわりません。また、親からしてみれば、家庭教師をつけたり、塾に通わせたら成績はすぐに伸びるニュアンスがあるようです。ちまたでは広告やCMなどを見て、家庭教師や塾をつける保護者がほとんどです。
しかし、やはり私としても、どんな頭の良い生徒でも、週1回の授業では成績が伸びる事を期待してもそれは酷ですよね。先生がどんなに生徒に授業を理解してほしいと思っても、それが伝わらない生徒もいます。塾はあくまで勉強のきっかけの場であるとわたしは思います。そういったことを保護者のかたにきちんと説明し、先生や授業だけが問題ではないことをつたえたほうがいいですね。私なら保護者にはっきり言ったほうがいいとおもいます。例えば
「ほかの生徒は成績が伸びている」や、
「家での学習がたりない」
などです。そういったほうが、子供のためにがんばっていることがつたわるのではないかとおもわれます。
私も今年の春から塾の先生になります。私もこういった問題にはぶつかると思います。それでも頑張って行きたいと思います。お互いがんばりましょう!!!!!!!!!!!!!!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。一生懸命やってた様子が感じ取れます。それなのにお母さんの対応はひどいものですよね。講師も苦労していますね。

お礼日時:2006/02/03 17:43

はいー



私は、そういう場合、「お家で何時間くらい、勉強されていますか?」と聞きますね。
そういう子は、ほとんど家で勉強机の前に座ることはないでしょう。
あなたが出した宿題にしても、やるつもりならば、自宅学習の必要はあるはずです。
塾に行っている時間だけの勉強では、思うように成績はあがらないものですよね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。やはり何時間勉強したか?をたずねるのがよいのですね。それを肝に銘じて授業していこうと思います。

お礼日時:2006/02/03 17:43

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