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物理化学をやっていて、参考書に、反応速度定数kは反応の速度を表す定数とありました。kが反応の速度に関する定数であることは字から予想がつくのですが…「反応の速度を表す定数」で、反応の速度を表すなら、定数とつけなくても反応速度そのものでいいのでは?と思ったり、実際にその定数が化学反応において、どう関係しているのか全くイメージがつかめません。分かりやすく説明していただけないでしょうか?

A 回答 (4件)

反応速度論のさわりを説明しますと、AとBが反応物になるような反応を考えると濃度依存性をもつ速度式は


反応速度=k[A][B]
となります。(諸要素は排除して簡単にした場合)
一定温度における反応速度と濃度は実験から求められるのでそこからkが求まったわけです。

温度が変われば反応速度が変わる訳ですので温度依存性の式が必要になるわけですが、
アレニウスがこの温度の依存性に関して次の関係を発見しました。
k=Ae^(-Ea/RT)
lnk=-Ea/RT+lnA
A:前指数因子 Ea:活性化エネルギー
速度定数は温度によって変化すると言う事が分かります。

上記が定数の関係な訳ですが具体例を以下に書きますと、
反応速度を増加させたい場合は速度定数や濃度を上げれば良いわけです。濃度は使う物質の濃度を増加させれば済みます。速度定数を増加させたい場合は温度を上げれば済みます。
反応速度が濃度や温度で変化する事から反応が進めば濃度が変化するので速度定数=反応速度ではないのです。
速度定数は温度が一定ならば反応を通して一定です。
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反応のシュミレーションアプレットがあります。


いろいろ、定数を変えたりして、
見たら、定数が、反応に、どのように
影響を及ぼすか、解りやすいかもしれません。

参考URL:http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/kou_kagak …
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反応の温度、溶媒などの条件を揃えても、「反応速度」は濃度に依存しますので、反応の進行に伴って徐々に変化します。


それに対して、反応速度定数は温度、溶媒などの条件を揃えれば、反応の最初から最後まで変化しない定数になります。
したがって、反応速度による比較よりも、濃度項の影響を受けない反応速度定数kによる比較の方が便利だということです。
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実際の反応速度は反応する物質やそれらの濃度、また温度等によって違ってくるでしょう。

つまり定数はそれ自体が反応速度を表すのでは無く、
定数x濃度=速度 のような形で使うのではないかとおもいます。定数はこの場合温度や物質が決まると決定し、変わりません。濃度は条件によって変わったりするでしょう。
物理・化学などでは一般的な表現だと思いますが。
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