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日本の外務大臣に相当するのは、米国では国務長官ですよね。

なぜ日本では「外務」なのに米国では「国務」なのでしょうか?
また「大臣」でなく、「長官」なのでしょうか?

A 回答 (4件)

「secretary of state」のそもそもの出自は植民地時代のイギリスの役職名です。


国王を補佐し、行政を預かる役職が"secretary of state(=国務大臣)"です。イギリスの君主制における大臣ということです。いかなる役割を与えられていても、「国務大臣」となります。e.g. secretary of state for foreign affairs(外務大臣), first secretary of state(首相)

さて、一方のアメリカでは合衆国が誕生したときに、合衆国の外交を司る機関を創設する際、外務省、国務省の前進となる"office of secretary of foreign affairs"を創設し、8年後に再び議会は「外務省(department of foreign affairs)」「外務長官(secretary of foreign affairs)」の形で連邦政府機関として設置する法案を通し、大統領も署名して発行しましたが、以後新たにこの機関と役職に国内の任務に関する重要権限を与え、「国務長官(secretary of state)」「国務省(department of state)」とする法案を通過させました。大統領がこの法案に署名し、以来、「外務省」「外務長官」は国内の重要な権限をも併せ持つ「国務省」「国務長官」となり、長官の中でも最も重要で、大統領に次ぐ役職となりました。それがアメリカの「国務長官(secretary of state)」です
また、アメリカ合衆国では、省庁の長に国会議員を任命することは出来ません。国会議員以外から、大統領が省庁の長官を直接任命し、議会で承認の手続きを経ます。

イギリスの「secretary of state」は国王を補佐する役職(大臣)全般について用いられ、一方のアメリカの「secretary」は大統領を補佐する役職(長官)全般について、中でも重要なのが「secretary of state」ということです

日本の「国務大臣」も英語では"minister of state"となりますが、イギリスの"secretary of state"と同じ意味で用いられます。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
最初は外務長官、その後国内も見るようになったので国務長官。
面白いですね。

お礼日時:2006/02/17 12:49

#3のお答えで特に付け足すこともありませんが、以前に同じような内容のご質問に回答したことがありましたので、ご参考まで。



参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=554187
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
よくわかりました。

お礼日時:2006/02/20 16:05

アメリカは大臣はいません。


大統領と長官です。
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この回答へのお礼

大統領と長官。
総理大臣と大臣。
微妙な違いですね。

お礼日時:2006/02/17 12:48

Secretary of state。

連邦政府で州と州の関係を扱ってたという歴史があるからでは?
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この回答へのお礼

国の成り立ちから関係がありそう...

お礼日時:2006/02/17 12:46

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