経営戦略論

利潤を最大化することとシェアを拡大することは、どのような点で異なるのですか？？

大学の課題で困っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

No.2 ベストアンサー 回答者： phj 回答日時： 2006/03/11 10:54

利潤を得るためのコスト・投資の捉え方と、シェアを維持・拡大するためのコスト・投資の捉え方が違うということです。

シェアの維持と書いたのは、たとえば飽和状態に近いマーケットで新しい参入者がそれなりのシェアを獲得した場合、自分のシェアを維持するだけで、分母が大きくなりますからシェアが拡大したのと同等の効果が認められるからです。

しかしこの場合、維持するために安易で効果的な方法は値下げですから、利潤を最大化するためにはもっとも慎むべき方法です。

利潤とシェアの両方をともに極大方向に持っていけるのは、十分にマーケットが小さく、これから拡大していき、なおかつ参入者が限られる場合だけでしょう。

この回答へのお礼

ありがとうございます。少し回答に近づきました！

お礼日時：2006/03/15 18:47

No.1 回答者： gamy-cho 回答日時： 2006/03/10 19:10

　経営戦略論というタイトルと質問文からの推測からだけなのですが、ＰＰＭ：プロダクトポートフォリオマトリクスでの分析が有効なのではないでしょうか。

　ＰＰＭで言うところでは、利潤が最大化するのは「金のなる木」のところに位置づけられる事業です。ここでは既に成長が終わっており、また自社がある程度のシェアを獲得していることが条件になります。
　事業としての成長は望めないということなので投資は必要ありません。ひたすら利潤をむさぼるのみということになります。

　一方、これから成長していく分野で、自社がそのなかでシェアを拡大していこうとしているものは「問題児」に位置づけられ、成長している分野でシェアを獲得した事業は「スター」になります。
　両者に共通して、事業の成長やシェアの拡大・維持のために投資が必要だということがあります。いくら高いシェアを獲得して売上を上げたとしても、それに対する投資が求められるということで、市場シェアの拡大が利潤の上昇に必ずしも直結しません。上記のように、成長がひと段落して投資があまり必要でなくなったときに利潤は最大化します。

　なお、質問者さんの大学の課題でどのような理論を求められているかがわからないので、まったくの的外れである可能性があるのであしからず。

この回答へのお礼

ありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時：2006/03/15 18:46