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 コミック版の「巨人の星」を最近読み返していて、妙なことに気がつきました。
 飛雄馬の父の一徹は「魔送球」という秘技を編み出します。内野安打性の打球が一徹のポジションであるサードに転がった時、一徹は魔送球を投げます。送球は大きくシュートして打者走者の頭にぶつかるか…とみえて、逆S字型に曲がってファーストミットに収まります。打者走者は恐怖で一瞬足を止めるので、100%アウトになる、という魔球です。

 でも、これって、よく考えたら変ですよね?
 サードの守備位置からファーストに送球する場合、ボールは後ろから打者走者を追いかけることになります。そのボールが打者走者の頭にぶつかりかける…ということは、「ボールは走者に追いついた」ということにほかなりません。追いついたならば次の瞬間ボールは(走者が立ち止まろうが立ち止まるまいが)走者を追い越すはず。つまりボールの方が先に一塁に達するはずです。
 加えて、ボールのゴール地点は一塁手のミット(1mは距離は短くなる)であること、普通の送球をすれば一直線にボールは飛ぶから、さらに速く送球できること、を考えれば……。
 つまり魔送球とは、何にもしなくても楽々アウトのタイミングの場合にしか、通用しない魔球ではないでしょうか???

A 回答 (4件)

いやホント、すばらしい着眼点ですね。

なぜ今まで気がつかなかったんだろう…。

あんまり面白いので、苦しい説明を考えてみました。えと、マンガでは球が走者に迫っているように見えますが、実は走者まで相当距離があるのです。『巨人の星』はしばしば遠近法が狂いますので(笑)。走者はプロ打者ですから選球眼も優れている。したがって球がまだ遠くにあっても自分に当たる方向に進んでいることを察知し、恐怖のあまり足を止め、その間に球が走者を追い越すのです。走者の野球能力を逆手にとった戦法と申せましょう。
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星一徹が編み出した魔送球は、「一徹が戦争で肩を傷め、まともに送球することができないため、努力の末編み出した」言わば必殺技的設定のはずです。


つまり、まともに直球を投げられない→ランナ-はアウトにしたい→魔送球を投げるという公式が成り立つ訳です。
でも、ほんとに無駄な魔球なのは確かです。
しかし、「魔送球を投げてランナ-を刺すことができる程の肩があるなら、直球でも十分通用するじゃん!何で魔送球なんて無駄なもんがあるんだ?」と考えてはいけません!その無理・無茶加減を楽しむのが大人というものです。
例えば、ウルトラマンシリ-ズなどは顕著な例ですが、最後に必殺技で怪獣を倒すわけですが、「そんなら最初から出せばもっと楽に勝てるじゃん!」と言ってしまうと物語が成り立たなくなってしまします。
まあ、そういう事ですね。
これを総じて「お約束」と言うのです。
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確かに意味は無いと思います。


飛雄馬が魔球をよく投げるので、一徹も何かやってみたかった、とか。

一瞬、へーすごいなー、と思わせるところに実は夢があり、nyannyanさんのように現実的にはおかしいな、と思うようになったら、それは大人(漫画卒業の時期)ということではないでしょうか?(笑)
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こんにちは。



質問を読んでみて笑ってしまいました!
たしかにそうですね(笑)

「巨人の星」ってもう20~30年位前?の漫画ですよね
当時はそれで「うわっ~スゴイ」で通ってたんでしょうね
時代も変われば疑問点なんかイッパイでてきますね。

同じ野球マンガで「侍ジャイアンツ」がありましたけど
あれはもっとスゴイです。
ハイジャンプ魔球(エビゾリもあった)、分身魔球(縦分身もあった)、大回転魔球  他何か魔球あったっけ???

野球をするよりオリンピックにでたほうが・・・ってぐらいスゴイです。

でも、そこがマンガの面白さではないでしょうか。

御質問の「魔送球」も当たらないのが分かっているのだったら、そのまま気にせず走ればいいのでは?と、単純に思うのは、考えが大人になってるんでしょうね!
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