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ある画家の作家論を書かなくてはならないのですが,作家論とはいったい何なのでしょうか?客観的な捉え方でその作家を論じたらよいのか,あるいは主観的な捉え方でよいのか,まったく検討がつかず困っています。もともとの意味を教えて下さい。

A 回答 (3件)

画家にはピンからキリまでいますが、作家論が書けるほどの画家はそんなにはいません。

名をなした画家で一般的には画集が発行されているとか、評論が新聞社や美術専門書に載っている作家などを対象にした画家の集約論と考えてよいと思います。評論家や新聞記者がまとめている論評を出来る限りたくさん拾い集め、また、作家自身が言っている言葉も出来る限り拾い集めそれを体系的にまとめ上げ、その傾向をさぐっていけばきっとよい作家論ができるものと思います。最後に自分なりの感想や意見を入れることも必要です。作家論は美術批評や美学研究の一分野と考えてよいと思います。作者の生い立ちから徹底的にさぐっていけばきっと誰もが気づかなかった何かを見つけることができるかも知れません。他の人が切り込まなかった視点を見つけることが、よい作家論を書く秘訣かと思います。頑張って下さい。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。具体的な内容でたいへんよく理解できました。

お礼日時:2006/05/02 23:34

No.1さんと反対の意見になって混乱を招く可能性もありますが、あえて興味がある質問なので書かせていただいきます。


専門家と称する方が書いたものですら美術評論の場合私からみると主観的推論、もしくは主観論によるこじつけ程度にすぎないものが多いと感じております。(感想文とかわらない)
wind-sky-windさんも客観的な捉え方でとおっしゃっていますが、そもそも客観的見方というのはできるのでしょうか?
対人間(もしくは作品)である以上判断基準は常に主観でしかあり得ないと思います。
また一人の人間の中においてもその時々の状態でみえかたは変化し、時節においても相対的という問題を抱えている以上客観的に(絶対的、もしくは普遍性の上で)論じることは難しいと思うのです。

関連事項の歴史的事実(真実かどうか疑わしければ検証しつつ)を確認しつつ、その作家についての評論や論文があれば出来る限り自分なりのビジョンをもって検証または反証の可能性があればそれを切り口にして主観でいいので、すすめてみてはいかがでしょうか?
またもっともよいと思うのは、可能(物故作家でなければ)であればその作家にインタビューし対話の中から作家像をつかむべきだと思います。
wind-sky-windさんが学生さんでしたらそこまで要求するのは酷かもしれませんがプロを目指すななら・・・。
人間が通時的にも共時的にも相対的な存在である以上、作家に全身全霊で向き合うべきだと思います。
わたしは論文は書いたことはありませんが、つくりてのひとりとして言っておきたかったのです。
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この回答へのお礼

適切な回答,どうもありがとうございます。本当にすっきりしました。これで自信をもって課題を仕上げられます。ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2006/04/20 23:20

大学のレポートですか。


それならば、その作家についてのこれまでの幾つかの評論があるのですから、それらの主な評論を紹介した上で、その中で一番妥当だと思う論をとりあげ、なぜそう考えるかの根拠を自分なりに説明してまとめ上げましょう。
自分の主観から出発しては、単なる感想文になってしまいます。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。早速いくつかの評論を読んでみます。作家論とは,評論的なものをイメージしたらよいのですね。少し見えてきました。ただ,事実だけを列挙すれば良いものでも,自分の考えだけを独断的に述べれ良いものでもなさそうですね。根本的な質問ですみません。たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/04/14 19:03

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