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「今の時代、民主主義が正義で社会主義が悪」と言ったら先生に何故かそれは違うと怒られました

社会主義国家といえば、今も昔もろくな国がいませんし
歴史を勉強してきた中であまり社会主義という言葉にいい印象を教わったことはないのですが
民主主義の方が正しいと思うのですが
どういう意味なのでしょうか?

A 回答 (33件中21~30件)

No.9の者です。


補足しますと、民主主義と社会主義の一番大きな違いは、私がNo.9で述べた「意思決定機構の違い」に加えて「間違い修正機能」「自浄機能」の有無にあるといえます。

民主主義国では、
「言論の自由」
「結社の自由」
「公正な選挙」
「市場原理による企業淘汰」
「三権分立」
「公正な警察、司法」
「行政への苦情申し立て、行政訴訟制度」
などがあり、政府や企業や個人が誤った意思決定を行っても、いずれは正しい方向に修正されます。もしくは、誤った意思決定を続ける企業や個人は市場に淘汰されていきます。ですので、長い目で見れば社会は正常・合理的な方向に向かいます。

ところが、社会主義国では、No9で説明したように「党は必ず正しい。反対するものは帝国主義のスパイ」ということになり、北朝鮮のようにあらゆる反対を圧殺します。金正日のやることがどんなに間違っていても、それが是正されることはありません。

あるいは、中国のように、共産党員とその周辺の者(都市戸籍者)の利益のために国家が運営され、国民の多数を占める農村戸籍者は「共産党員とその周辺の者」への奉仕を強いられます。都市部で3K労働をする男性、風俗店で働く女性は出稼ぎの農村戸籍者です。

北朝鮮は、建国以来60年間、金日成・正日親子とその取り巻きの利益のみを追求して、無数の誤った選択を重ねてきました。その結果、人類史上前例を見ないほど荒廃した国となっています。しかし、社会主義国ですので金正日が責任を問われて権力の座を失うことはありません。今のところ、北朝鮮が崩壊して金父子の過ちが是正される気配はありません。
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正しい社会主義は「正義」です。


正しい民主主義も「正義」です。
間違った社会主義や間違った民主主義は「悪」です。
社会主義も民主主義も国を動かすための考え方に過ぎません。
正しく(理想どおりに)運用されれば、どちらでも国は栄えるはずです。

さて、地球上に「正義」の国家はあるんでしょうかね……
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一面的な考え方は良くないよぉ~と言うことでは…?


社会主義にだっていい部分はあります。
例えば、世界恐慌の時にルーズヴェルトが行ったニューディールは、社会主義的な政策です。社会主義思想が誕生しなかったら、今頃労働者階級は、資本家階級に虐げられているかもしれません。
逆に民主主義にも弊害はあります。
例えば、古代アテネの衆愚政治は、民主主義政治が堕落したものです。
私は、結局バランスが大切なのだと思っています。
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 12+23 が 36 だと言ったら、「おいおい、ちゃんと計算しろよ」となるでしょう。

学問的に違うことを言ったために訂正されたのなら、怒るのではなく「説明」が行なわれるものです。そうならないで怒り出したということは、現在の日本という前提で考えると、個人的な左翼イデオロギーが混入している可能性が極めて高いと言えます。
 具体的には、その先生が日教組か、日教組の影響を受けているからでしょうね。
 「どういう意味なのでしょうか?」という問に対しては、上記が答えです。

 ちなみに、「正義と悪」とか、「正しい」という話は、これもまた正確ではありません(こういうのが「説明」です)。まあ、既にいろいろ指摘もあって重複してもなんですし、資料が手元に無いので、今はこまでにしておきますが。
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歴史を見れば、「社会主義国家といえば、今も昔もろくな国がいません」ということになります。

質問者様の認識の通りです。

なぜこのようなことになるかというと、

1. 社会主義国では、自由な民意によらずして、特定の集団(共産党)が社会の全権を握る。
ソ連や中国等はボリシェビキが武力によって国家を支配するにいたったものであり、東欧諸国、モンゴル、北朝鮮は、ソ連の有形無形の干渉によって共産主義化されました。歴史上、公正な選挙で社会主義国が生まれた例はありません。

2. 民意によらずに政権を握り、権力を振るう共産党に対しては、反対勢力が必ず生まれる。共産党は、反対勢力を問答無用で圧殺する。社会主義国には、反対勢力を収容する強制収容所が必ず存在します。

3. 社会主義国では、社会における意思決定は、共産党の各レベルで行われる。意思決定は全て正しいものとされ、反対すること、異議を述べることは許されない。

4. 意思決定を行う者は、公正な選挙や試験で選ばれるのではなく、共産党の上部が指名する。しばしば、必要な能力を持たない者が意思決定に当たる。意思決定が間違っていると指摘すれば、反革命罪で強制収容所行きです。

5. 意思決定権を持つ者(上は共産党書記長、下は農村の党書記)は、自分より下のレベルに対して絶対権力を持つ「王様」となる。何でもやり放題、賄賂は取り放題です。この「王様」をチェックする機能はありません。「党の決定は全て正しい」が建前だからです。

6. 社会の各層で行われる意思決定はしばしば間違っているが、それが是正されることはない。よって、社会が正しい方向に動くことはなく、経済は停滞する。
この一番悲惨な例が、北朝鮮における
「全土の山を段々畑にしてトウモロコシを植える」
政策です。この政策が1970年ごろに取られ、北朝鮮の山はほとんどがハゲ山となり、
「山の保水力がなくなり、旱魃か洪水の二者択一。まともな収穫が期待できない」
「木材の供給がなくなり、材木も紙も極度に不足」
となり、1990年頃からの恒常的な不作、飢餓に繋がりました。

結論は
「社会主義国は、共産党は常に正しいという建前がないと存在し得ない。その建前が必ず偽である以上、それを糊塗するために独裁国家となり、恐怖政治を行う。社会は必ず停滞、退化する」
ということになります。

学校の先生は、そこまで「社会主義の本質」を理解していないはずです。
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教師として怒るのはどうかと思いますが、しかしあなたの意見も山ほどの誤解と偏見がある、ということです。


まず、正義と悪、という考え方は一般的に論じられるものではありません。泥棒にも三分の理とはよくいったもので、その人の立場や社会的位置、歴史的位置から「正義」「悪」の観点は生まれてきます。従ってあなたが正義と思う事がつねに他人にとっても絶対の正義であるということはありえません。まさに「ろくでもない社会主義国」や「ファシズムの国」なんかが身勝手な「正義」を国民に押し付けてきたのではないでしょうか。
そもそも民主主義と社会主義が対立事項だという見方についても#5さんや#7さんがおっしゃっていることですがむしろある特定の政治的立場からの宣伝に過ぎません。
またいわゆる民主主義についても「アメリカ的民主主義」が民主主義のすべてではありません。むしろアメリカ的あり方の世界への押し付け(グローバリズム)ということがまさに一方的な「正義」の暴力的押し付けとして国際的に問題になっているわけですからね。
さらに歴史上及び現存の「社会主義国」すべてについて語れるほど私も知識があるとは到底言えないので「ろくな国がない」という意見に同意も反対もできませんが(まあ中国や旧ソ連はたしかにろくでもない面が多いですが。北朝鮮は少なくとも今は「マルクス主義の国」ではないと自称していますから論外)そもそも自称と事実は違うわけで、あれが本当に「社会主義の国」なのか、というのも諸説ありますし(北朝鮮などは自称は朝鮮「民主主義」人民共和国です)、また「社会主義における民主主義」という問題は社会主義をまじめに目指している人や国にとって避けて通れない問題です。実際にそういうことを研究している人はたくさんいます。
ところがあなたの場合、特に論理的にどうというのではなく、「印象」という普遍的でない観点から「社会主義と民主主義」を対立事項としてとらえています。
学校は必ずしも考え方を押し付ける機関ではない(とまでいいきると嘘になるが)けれど、少なくとも主観的に善悪を主張する子供に対しては、「それではあかんよ」ということは教師としていわないといけないものです。
そういった意味でも怒るのはともかく、「違う」のは確かでしょうね。
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「民主主義が正義で社会主義は悪」というのは


素朴だけども頭の悪い青少年たちをたぶらかす某カルト教団の標語になっていました。

そもそもdemocracyを民主主義と訳したのが間違いの元です。
これは民衆支配ないし民主政体という政治システムの一形態を指すものです。
これを経済システムの一形態である社会主義(経済)と対比させるのが不適切であることがわかりませんか?
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民主主義が正義って言える根拠は何でしょう?



要は誰が決めたルールに誰が従わなくてはならないのか、ということです。
我々は民主主義国家が定めたルール、そこで培われた価値観でモノを
考えます。
そのルール・価値観に反する行為を“悪”として認識します。
まずは、我々が勉強してきた歴史も、その価値観を軸として
教え込まれているということも認識する必要があります。

民主主義の価値観・ルールと社会主義のそれを比較して、どちらが
善でどちらが悪かなんて判断できません。
ソ連とアメリカの冷戦がアメリカの勝利に終わり、民主主義が世界的にも
優勢になっている状態ですが、たまたまアメリカが勝っただけで、
それが民主主義が善であるという証拠にはなり得ません。

ちなみに我々が生きている間にも民主主義(ほぼ資本主義と同義と
考える)の負の側面はもっと顕著になるでしょう。
自己の利益を優先し、資源の浪費を繰り返し、環境を悪化させ、
経済格差が強調される。
日本では少子高齢化もあいまって、社会システムの維持に多大な
労力が割かれることでしょう。
本来の意味での社会主義的価値観に近づいていかざるを得ないと
思いますよ。
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確かに、共産主義は、独裁政治と非常にむすびつきやすいという側面があります。


(この説明はややこしいので割愛しますが、興味があるなら、がんばってさがしてみてください)
質問者さまはこのイメージで社会主義を考えているのだと思います。
そして、人間に欲がある以上、社会主義体制はうまくいかないのも事実です。


実際には、民主主義と社会主義は二項対立ではかれるものではありません。
しかし、民主主義の国では、共産主義を左とよび徹底的に弾圧するのに対し、共産主義の国では、資本主義を右とよび弾圧します。
このように、施政者にとって、都合の悪い政治体制を
反対と位置づけた上で、単純に二極化し、お互いを悪ときめつける、というのはよくあることです。
そのほうが弾圧しやすいですからね。ちょっとでも気に入らないことをいう人がいれば「反政府」と位置づけてつるしあげることができるようになるからです。
二項対立でお互いを位置づけると、なにかと施政者には便利なんです。
日本でも戦前は、共産主義は相当弾圧されましたし、今でも、左の活動にかかわっていたら、公務員なんか、ちょっとまずいでしょうね笑
中国でも反右派闘争なんかが有名で、相当の右派(といっても、無理やりつくりだされた)が弾圧されました。

しかしそれは、やはり、施政者の理論です。
先生がおっしゃられるように、政治体制というものは正義だとか悪だとかで二極化できるものではないと思います。

実際には、純粋な民主主義国家というものは存在しないし(なぜならやはり力(もしくは金)のある人が、より政治に介入できるからです。ビルゲイツと私を比べたら、どう考えても、ビルゲイツのほうが政治的影響力は上だし笑)、民主主義国家といえども、社会主義の考え方を導入していますね、福祉なんかがまさにそのいい例です。
社会主義を悪だとすると福祉も悪だということになります。

民主主義体制の利点がなにかといえば、他の政治体制よりは、より個人がさまざまな事を実現しやすい、という程度のことです。この意味で、民主主義は、機会の平等を保障しているといえると思います。
しかし、結果の平等を保障してるわけではないので、結果的に誰かが、病気で働けなくなってど貧乏になってもそれは自己責任というわけです。不可抗力で働けなくなっても、もし純粋に民主主義の社会なら、それは無視されるでしょう。(ホームレスの方々は、まさに民主主義の影の部分だと思います。)
しかし、このような人々を見殺しにするわけにはいきませんよね、だから、やはり、社会主義の考えも必要になってくるというわけです。



用語をごちゃごちゃにしてつかってしまいましたが、民主主義、社会主義、資本主義、共産主義は、それぞれ定義が違います。それぞれ調べていくと、どの二つをとっても、単純に二極化できるものではないし、排他的なものでもないということがわかると思います。
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戦中派です。


私が受けた教育では.天皇を中心とする社会主義が正義であり民主主義を否定していました。

一方.文部省の学習指導要綱を見ると行政の行動を正当化し無条件に従うような社会主義が正当化する教育を行うようにしとの記載があります(ちょっと前の版なので現在の相当する項目が不明)。

学校の教師は文部省指導要綱に従う義務がありますので.社会主義を正義と教える義務が発生します。
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