民主主義が正義で社会主義が悪

「今の時代、民主主義が正義で社会主義が悪」と言ったら先生に何故かそれは違うと怒られました

社会主義国家といえば、今も昔もろくな国がいませんし
歴史を勉強してきた中であまり社会主義という言葉にいい印象を教わったことはないのですが
民主主義の方が正しいと思うのですが
どういう意味なのでしょうか？

No.3 回答者： pause-kagura 回答日時： 2006/04/22 03:02

確かにこの二つは、善悪で判断できるものではありません。

経済学上では、社会主義経済と言うのはもっとも進歩した社会の姿だとされていました。
（私が教わった時の説ですから、今はどうだかわかりませんが）
なぜなら、社会主義と言うのは、国家のすべての利益を国民が等しく分配する状態で、
つまり格差のない平等な社会だということになるからだと。
これこそが理想の社会であると。そういうことだったようです。

しかし実際には、社会主義国家においては、一部の特権階級による利益独占や
独裁ともいえる内政、あるいは権力による言論統制・情報操作などが行われている
というのが現実です。

これらを民主主義の生活に慣れた私たちは確かに「悪」と呼びたくなるのですが、あくまでも悪いのは
「社会主義というシステムを悪用する一部階級の人間」であって
「社会主義」という理論そのものが間違っているわけではありません。
人間と言う欲深い動物にとって「社会主義」という理論はあくまでも
机の上で考えられた理想論であり、実現は難しいのだということじゃないでしょうか。

でも、民主主義の社会でだって、利益の独占や情報操作は行われていますけどね。きっと……。

No.2 回答者： clear_water 回答日時： 2006/04/22 02:46

民主主義・社会主義の何れも善悪で処理できる単純な物ではないので先生が怒ったのだと思いますが・・・。

質問者さんが言う社会主義が独裁制を指しているのであれば、我々のような自由な国家に生きている人間からすると「悪」という言い方が間違えと言い切れないところもあります。
怒る先生も怒る先生ですね、怒ったところで理解できるわけがないのですからもう少し説明するべきだとは思いますが・・・。
社会主義と民主主義の成り立ちを各々調べてみていってください
すると先生の言った意味も少しわかると思います。

No.1 回答者： damejan3988 回答日時： 2006/04/22 02:37

「正義と悪」って事じゃないと思いますよ。

先生のおっしゃるとおり。
それぞれの国の歴史があって、その時の民衆に受け入れられたって言う経緯はありますから。

それが国家の思想で、自国と異なる思想の国を認めたくない気持ちが「正義と悪」って感じるんじゃないでしょうか？

仮に自分が社会主義国家の中にいたら自国のことを単純に「悪」なんて思わないんじゃないでしょうか。

日本は第二次世界大戦の敗戦以降、アメリカの影響を強く受けてきたので、アメリカと異なる社会システムの「ソ連」を敵対国として捉えていたんじゃないでしょうか。

ただし、ソ連の崩壊や東西ドイツの統一は社会全体の流れが民主主義へと傾いていったからだと思います。
でもそれが単純に「悪」って事じゃないですよね。