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 血清は血漿から血液が固まる成分フェブリンを取り除いたものと本に書いてありますが、固まる成分を取り除いてあっても、治療用血清は血液型別にしないとだめなのでしょうか。
 もしそうであれば理由も教えていただけると助かります。
 よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

まず、2つの点で誤解があるようです。



1.フィブリンが関係する血液の「凝固」は出血を止めるのに働きます。それに対して、抗血清による血球の「凝集」は、血清中の抗体と血球表面の抗原との抗原抗体反応によって起こります。血液凝固成分を除いても、抗体は除けませんので、血液凝集能は残ります。

2.血清療法に使われる抗血清は、ふつう動物で作りますので、ヒトの血液型ごとの対応は考慮されていないと思います。


もし、ヒトの抗血清を治療に使うとしたら、輸血と同様に血液型をあわせないと、血栓ができたり血球を破壊されて黄疸がでたりするでしょうね。しかし、動物の血清の中にだってヒトの血球と反応する抗体は存在すると思うのですが、それがどうして問題にならないのかはわかりません。

ちなみに、一度血清治療を受けた人は、その血清成分に対する抗体ができてしまうので、同じ動物由来の抗血清を使うことはできません。最悪の場合、アナフィラキシーショックで死んでしまいます。
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この回答へのお礼

geneticist12様
 ていねいなご回答感謝いたします。
 基本的な間違いを指摘していただいた上に、同じ動物由来の抗血清は二度と使えないなど知らなかったことも教えていただきありがとうございました。
 geneticist12様もおっしゃっているように、動物の血清中にもヒトの血球と反応する抗体はたぶんあるのでしょうが動物(牛が多いと聞きましたが)の血液型はヒトとまた違うので問題にならないのでしょうか。
 その辺の事情を御存知の方がいらしたらぜひ教えていただきたいです。

お礼日時:2006/05/07 22:15

 アメリカでは、軍人に不活化(あるいは弱毒化)した蛇毒を注射し、人で血清を作ったことがあります。

(今、やられているかはわかりません。)しょっちゅう、蛇に噛まれる環境では、sakura54様のお考えどおりですが、1回あるかないかの環境(日本のような)では、その必要は無く、馬や羊でつくります。羊血清を注入しても、1度目はめったに大きな問題は起こりません。
 ちなみに、複数の毒蛇が存在する地域では、考えられる種類の全ての血清のカクテルを打ちます。
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