プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

12階建てのマンションです。
通常、一階にあたる場所が全て駐車場になっていて、住居は二階からになります。
素人の見た目で、こういう建物は、空洞が多い分、耐震性が気になりますが、どうなのでしょうか?

何かお気づきの点などをアドバイスいただけましたらと思います。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

1階を駐車場などとしたピロティ型式の建て方では、どうしても1階の剛性が低くなる(柔らかい構造となる)、2階以上の剛性が1階に比べて高くなる、という傾向があるため、地震時などに1階に変形が集中し、破壊する、という例があります。


1階は駐車場や店舗といった、大きな空間を持つ平面計画となるが、2階以上は住戸のため、壁が増える、1階は柱で強度を持たせようとするが、壁がある場合の剛性にはどうしても追いつかない、やはり1階が柔らかくなる、というような状況です。
但し、1階がピロティ形式だからといって、必ずしも安全ではない、というものではなく、構造上のきちんとした配慮がなされていれば、安全な建物とすることは充分可能です。
配慮がされていない場合などには、現在の規定による構造計算でOKが出ていたとしても、1階で崩壊するような建物もあり得ると考えられます。
ま、地震の規模等にもよります。
全ての建物が倒壊するような大規模地震の際に、1階で崩壊するのか、他の建物は大丈夫なのに、その建物だけが崩壊するのか。
また、簡単に適切な配慮なんて書きましたが、実際の地震の際にどうなるかは解らない部分も多いのが実情です。
ま、見ただけで1階が危なそうな建物もありますが・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
おっしゃるとおりですね、実際のところはわからないですよね・・
この先の大地震の有無や規模は誰にもわかりませんものね。
ご丁寧なアドバイスをいただき、考える面で大変参考になります。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/05/17 02:52

誤解を招く回答がありましたので、補足します。



一階が駐車場・ピロティの建物で地震時の破壊が問題になったのは昭和53年の宮城沖地震の時です。
これ以降、昭和56年に耐震基準が見直されて、現行の耐震基準になっています。

阪神大震災で一階部分が破壊したのは、ほとんどが旧耐震(昭和56年以前)の建物です。

阪神大震災では、現行の基準でほぼ問題は無いとされましたが、施工上の手抜きや設計上全体のバランスが悪い(部分的に強すぎる)と応力集中により倒壊するものがありました。
以降では、中間検査の義務付けや、設計上のバランスが重視されています。
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この回答へのお礼

ご丁寧に補足をいただきありがとうございます。
設計上のバランス、というのは、素人ですが建物にはとても大事なことと思いました。
参考になるアドバイスをたくさんありがとうございました。

お礼日時:2006/05/17 02:39

不動産業者の方から聞いたお話ですが、大地震のときに倒壊した建物(戸建てがほとんどだと思いますが)は1階部分が駐車場のものが多かったとのことです。

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この回答へのお礼

携わる方から聞かれたお話、参考になります。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2006/05/15 23:07

何時ごろ建ったかによって変りますが、最近にもの(現行耐震基準)として回答します。



12階建てならば、SRCかS造でしょう。
この場合は、ラーメン構造と言って、基本的な力は、柱・梁で受けています。
純ラーメン構造(耐震壁=筋交いの無いもの)もあります。

壁は、単なる間仕切りか部分的に耐震壁を入れているだけですので、一階が開放されていても、強度的には上部階と同様の考えで出来ています。
一階部分が、駐車場でも柱だけではなく、部分的に壁はあるはずです。
この壁の部分が、耐震上の筋交いに当る壁になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
>何時ごろ建ったかによって
現在着工中ものです。購入を考えています。
ラーメン構造、はじめて聞きました。
素人考えではどうしても、地上から浮いたような感じに見えて、高層だと特にそのへんが気になりまして・・・。また、最近の物件は耐震性や免震性にスポットをあててチラシ広告などに説明されていますが、そういったことは一切書かれていなかったので知りたく思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/15 23:03

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