プロが教えるわが家の防犯対策術!

20数年前、勤務する企業の管理職懇談会に岡野俊一郎さんをお招きして、『日本のサッカー百年の計』というタイトルでお話を伺ったことがあります。 内容はクラマーコーチ礼賛でしたが、結論として『日本選手はもっとフィジカル面を強化しないと強豪チームに太刀打ちできない』として食事面での改善を強調しておられました。 

あれから四半世紀が経過し、日本も経済的に豊かになりました。 食事面でも豊かになりましたが、選手の体格は向上しましたか。 筋肉トレーニングを取り入れ、鍛錬している野球選手には90kgを越える選手は珍しくありません。 しかし、サッカー選手には80kgを越える選手もまだ少ないのですが、どうしてですか。 

クラマージャパン時代のストライカーだった釜本さんは180cm、80kgの堂々とした体格でしたが,今回のジーコジャパンに彼ほどの体格の選手はFWでは巻、高原の両選手くらいです。 30年近くたったのに、体格はそんなに大きくなっていません。 野球の世界では野茂、佐々木、松井秀喜と190cm、100kgといった巨漢で俊敏な選手がMLBで大活躍しています。 サッカーの世界にはまだ巨漢選手を育て上げるシステムが確立していないのですか。   

A 回答 (2件)

野球は持久力が余り必要ではなく、瞬間的な力が重要なので、


「速筋」を中心に。
速筋は100メートル走の走者のようにムキムキのゴツイ筋肉ですから、体重も増加しやすいです。

一方、サッカーは90分間走り続けなければならないので、
マラソン走者のような「遅筋」が必要になります。
この筋肉は量が増えにくく、引き締まった体になるので体重増加は少ないです。

また、試合中の交代可能な人数も少ないですから、
全員が90分走りきれるだけの持久力を持っていないと厳しいです。

もし交代人数がもっと多く、ピンポイントでセットプレー専門の選手などが使われるようになれば
2メートル100キロを超える選手が増えるかもしれません。

現状では、余り体格が大きすぎるとスタミナの面で問題が出てくるので
日本人の平均身長が劇的にの伸びない限りは、このくらいの体格がサッカー選手としての最大値だと思います。
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この回答へのお礼

うん蓄ある回答感謝します。 

巻選手がジェフ千葉に入団した時、名将オシム監督が彼の両親にこう聞いたそうです。 『彼はあきらめずに最後まで走り続ける選手ですか?』
ご両親は『はい、そういう子供に育てた積りです。』

184cm、 77kgと日本人選手にしては大変恵まれた身体ですが、守備にも献身的に努力する選手とか。 『ゴン中山に似ている』と聞いています。 
『ドーハの悲劇』のメンバーのひとり、DFの井原正巳選手も182cmと長身ですが、いつも勢力的な動きで他の選手を鼓舞していました。 

大柄の選手は走るのが苦手。 一般にそういわれますが、マラソンや長距離の世界にも日本人で長身の選手はたくさんいます。 粘り強い性質は生れつきかも知れません。 表面的なボール裁きだけに目を奪われないで、もっと違う面も見て選手を育てて欲しいと思います。 

個人的には国見高校の小嶺総監督を尊敬しおています。 彼は『船越』『高木琢也』『平山相太』と大型FWを育てて送り出しています。 これはしっかりしたビジョンがあって、選手の育成にあたっておられるからでしょう。   

お礼日時:2006/05/31 13:02

専門的にサッカーのトレーニングを知ってるわけではないのですが、サッカーと違って野球は主に瞬発力を使う競技なので、速筋を主に鍛えていくと思います。

その為体重がはっきり目に見えて大きくなったのではないでしょうか。反対にサッカーは速筋も遅筋も鍛えなくてはならないので民族的な体格や競技の進化の過程で現在のJリーガーの体格は80k未満の選手が多いということと思われます。
また競技人口の差もあると思われます。佐々木や松井の世代ではサッカーはまだまだマイナーなスポーツでした。Jリーグができて10年ちょっと、10代の競技人口飛躍的に伸びていると思いますのであと数年以内には平山の様な大型の選手がどんどん出てくるでしょう。
ちなみにこういった話しも聞いた事があります。日本の競技育成システム上どうしても学生時代から勝利至上になってしまうので、もともと体格があっても他の選手より技術が見劣りすると切り捨てられる現状も起因しているとのこと、幼少時代から常に選手同士のポジションを競い揉まれていくのも良いですが、じっくり育てていくことも大事なのでしょう。体はしっかりしたものはあるのだからしっかり段階を踏んで教えていけばモノになる選手もそれなりに出ていくだろうということということでしょう

この回答への補足

ドイツとの親善試合、両チームの平均身長は187cm-178cm。 折角高原選手が2ゴールし、リードしたのに、セットプレーから立て続けに同点に。
 
2002年の、トルコ戦でも、コーナーキックから187cmのFWに簡単にヘッディングを決められ、後はしっかり守られて手も足も出ず,負けてしまいましたね。

10cm近くも平均身長が違っては大きなハンディになると思います。 本当にワールドカップで勝ち抜こうというのなら体格面のハンディは取り除いてかからないと。  

補足日時:2006/05/31 06:33
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この回答へのお礼

有り難うございます。 

ドイツとの親善試合の後、浦和レッズのブッフバルト監督が『DFのトゥーリオを』と進言された由。 185cmの長身で、ブラジル育ちの闘志溢れるプレーはジーコ好みの筈。 個人的には、ジュニアユース、ユース、オリンピックと国際経験豊富な松田直樹(横浜マリノス、 183cm)もお薦めです。 

お礼日時:2006/05/31 09:58

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