1つだけ過去を変えられるとしたら?

福井日銀総裁を辞任に追い込んで得をするのは誰か?

出資の事実はわりに早くから取りざたされていた。村上の逮捕でクローズアップされている。

さて、福井を辞任させると「政策」「人事」の両面から考えて、いったい誰が得するのだろう?

影響力の大きいポストである。単純な人事はあり得ない。

小沢一郎は後釜の玉を用意しているのか? これも官僚頼みか?

そこらへんも観測も開示いただければ幸甚です。

A 回答 (12件中1~10件)

誰が得をするかということについてですが、福井総裁を任命した政府の失点を追及することで、野党の得点稼ぎになります。



それ以外は、特に問題なさそうですね。
小沢一郎が後釜に誰かを考えているかもしれませんが、民主党はまだ野党にすぎず、イニシアチブは自民党にあるので考えるだけ無駄でしょう。


次に今回の事件の感想についてですが、福井総裁が村上ファンドに出資したのは日銀総裁になる前ですから、何の問題もありません。
しかし、2月に契約を解除したのは問題かと思います。

いろいろ問題はあるかと思いますが、日銀総裁や幹部に資産公開や投資の規制などの決まりが無かったことが、最大の問題ではないかと思います。

福井総裁がクリーンでないとの批判もありますが、私は日銀総裁に求められるのは金融政策でしっかりした舵取りができることであり、人柄がどうとかいうのは二の次でしょう。
小泉政権下で日本経済が回復するにあたり、日銀の果たした役割は決して小さなものではありませんでした。私はその点を特に評価しています。

もちろん、地位を利用して私腹を肥やすリスクは非常に高いので(長期的に見れば、こういう問題は絶対に発生します)、資産公開や在任期間中の投資取引の規制など、今までグレーだった部分をしっかりと法律または日銀の内規で規定し、システム的に問題を起こさない仕組み作りが必要だと考えています。

この回答への補足

回答者No.3様
すみません。No.2の方へのお礼とダブってしまいました。操作ミスです。

ご回答にある所見と近い受け取り方をしています(他の回答者の方に反論しているのではなく、視点の幅を広げる意味です)。

人事のイニシヤティブは財務省と日銀が握っている、専門性、国際性から人材は限られる、狭い分だけ当人と背景の影響は大きい、危険性もある。と考えます。

日銀の政策の歴史は時の政府や国際情勢に翻弄された歴史だった、といえます。

補足日時:2006/06/23 14:25
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この回答へのお礼

早速回答を頂きありがとうございます。

「誰が得をするか」という角度から事情を掴むのが意図です。
出資した当時に村上ファンドの現在は予想できなかった(村上自身も)。日銀総裁への就任時も同様でしょう。整理しておくべきだった、とはその通りかもしれない。福井は総裁に最有力候補だったのだから。

しかし、悪質の度合いの評価は難しい。繰り返しだが村上ファンドが100倍に成長し、違法行為に手を染めると誰が予想できた。
福井が持ち続けた株は誰が持っていても上がっている。銘柄は平凡といえるほどオーソドックス、例えば家族に相続させるのに極めて妥当である。国民に背を向けてひとり爪を伸ばしたとはいえない。
株式と投信が福井の資産の何%か開示されれば分かりやすいだろう。
しかし資産が国民一般より多いから、と批判されるようならどうしようもない。日本はそれだけのことである。

視点を変える。村上は自ら「むちゃくちゃ」と表現するほど儲けた。その利益の90%は国外に流出する。
日本の金融市場は外資が手を突っ込んで官民をかき回せば、数千億円は濡れ手につく粟である。

どうだろう、村上ファンドへの1000万円出資とそのリターンなど、琵琶湖に小石を投げた小波程度の問題ではないか。

むしろこの偶発的な状況から起こり得る事態のほうが問題ではないか、と思う。

お礼日時:2006/06/23 14:08

伸びませんね。

。。削除とならないよう<注意>に従い気をつけて書きます。
日銀ウォッチャーによる本石町日記6月23日の記事にあるウェルナーの「円の支配者」の考えが、質問者さんの考えに近いと思います。これは、日銀本流は、80年代後半バブルと90年代不況とを、オペなどの信用創造により、大蔵の知らないところで作出し続け、経済を揺さぶり、アメリカに倣った構造改革をすすめようとしたのであるという仮説です。この仮説に従うなら、そこにいう構造改革反対者が候補となりますし、LDや村上に反対の利害とも一部重複すると思います(LDと日銀との問題に対する官邸の態度が違うように、あくまで「一部」ですが)。
ただブログもそうであるように、「日銀本流って本当にそこまで志と実績とがあるの?」という疑問を持つ人が多数とは思います。

参考URL:http://hongokucho.exblog.jp/
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
”本石町日記6月23日の記事”も読ませていただきました。

今後、初期の契約内容、2月解約等以外のどんな事実が出てくるかあるいは出てこないかで焦点が変わっていくのでしょう。
立花隆が、週刊現代(6月26日発売)が”暴露”した契約内容をもって福井が決定的に”悪”であるかのごとく論じていましたが、ちょっと次元が低いと思いました。
ファンドは「出来るだけ儲けて大いに配当します」と宣伝するに決まっている。福井にだけ「儲けは度外視します」という契約をすることはありえない。

ゼロ金利政策から派生した副作用の責任を福井になすり付けるのもナンセンス。

金融資産3億数千万は多くはない。そのうち1千万円を村上に投じたのも比率としては高くない(特別な企図があったと判定はできない)。
何より同額以上の国債を買っている(リスクを取って)。

インサイダー論も意味があるものは見当たらない。
株に手を出すも出さないも、預金の種類も、村上に出資するのもしないのも、解約するのもしないのも結果的には全て市場に対する判断とみなすことが出来る。福井の内心など誰にもつかめない。

判定を下すとすれば、どの程度の”悪”か”ずるい”かだろうと思うが、現状では国際的な金融市場のプレーヤーとしての日銀総裁を評価する(存在と能力、政策の当否を掴む)観点からはほとんど意味は見出せない。

第二のリクルート事件として見る場合も、視点を定めなければ的外れになりかねない。
メディアの情報はコントロールされている(隠蔽、捏造、過小過大、錯誤)。細部にごまかされてはならない。あるいは、社会的現象を倫理面からだけ見させられてはならない。

「誰が損をし誰が得をするか」が私の視点です。

大状況はゼロ金利の解除、いつどの程度上げるか。
日本の金融資産(個人、企業)への影響はどうなるか。
当事者は国内にも国外(特にアメリカ)にも多数いる。アメリカといっても利害反する層、個人が存在する。
小状況として政官財の利得、思惑、保身が絡む。
財務省と日銀の政策対立(理論闘争)にも半分は個人的な事情(思惑、感情)が影響する。

これから先、誰が、何をするか?
しかし、ニューヨークタイムスはなんとも早々と「武藤何某」を報じたもんだ。

お礼日時:2006/07/04 11:17

ちょいと質問の趣旨とはずれますが材料として参考にどうぞ。


なんか小泉内閣の政局好きやメディア誘導を見たことからの悪影響なのか、深読みしすぎな感じの人が多すぎるという印象を受けます。
村上ファンドの事はニッポン放送の時間外取引の時から言われていました。明らかにインサイダーでなければ成立しないと。しかしインサイダーというのは言った言わない聞いた聞かないなんて場合がほとんどで、証拠を取る事がかなり難しい。そういう証拠が取れない事情からなのか金融庁は「脱法すれすれの行為」とライブドアなどの一連の行為を認めてしまった。(ここに金融庁の甘さがあり、そこに付け込むライブドアや村上ファンドという図式があった)。しかし特捜による堀江容疑者逮捕となり、村上ファンドの脱法行為の証拠も挙げて逮捕とつづいた。
これら一連の流れから波及し出てきた日銀総裁の問題を、どこかの政治的意図と結びつけるなんて無理がありすぎます。
金融庁の甘さ、日銀総裁の立場の自覚なさ、これらが露呈した事件という事です。ある意味において非常に大きな問題です。

対立軸からだけものを見ていると、意識してないのでしょうが、ひたすら悪人探し陰謀論に終始する羽目になります。陰謀論の甘いストーリーの泥沼にはまり込むだけです。
気をつけましょう。
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この回答へのお礼

貴見を拝読しました。

金融市場を管理する法制度や当局の態度の曖昧さ、不徹底に関しては同感です。
1、裁量行政の柔軟性の裏側で甘い汁を吸う輩
2、目こぼしと忠誠の交換
3、無能同士のもたれあい
4、閉鎖市場で醸成された暗黙の甘え

問題は市場と国内参加者の甘さ、隙をつかれて外資に日本の資産がいいように食い荒らされること

新生銀行は瑕疵担保条項を最大限に援用した。国内資本なら実現しないような限度まで、外資は実行し当局は認めてしまった(切歯扼腕した金融関係者は多い)。

堀江の時間外取引については制度本来の役割とは異なっていた。他にも法律の趣旨に外れる使い方をした向きがあったが影響は少なかった。証券業界の関係者が「やれることは分かっていたがそこまではしない、出来ないよ」という言い方をしていた。今般村上が黒幕だったと分かって腑に落ちた。村上は自分のことを「プロ中のプロ」と表現したが、「プロ」は外資で村上はコントロールされていたに過ぎない。

透かして見れば分かる。外資が日本の市場と参加者の甘さをついて、日本人に手を下させて巨大な利益を上げている。

この大状況のなかの福井問題だと認識しなくてはいけない。
ゼロ金利は個人の金融資産(特に市場に対しては処女のような郵政関連)を一般市場に狩り出してくる。世界中が狙っている。政官財ともこれがテーマのはずである。

日銀総裁の地位は個人の欲望の対象であり、国内の政官財の思惑の対象である。偶発的な事象をとらえて(福井を追い落とすために仕掛けたとまでは言えないが)、権謀術数が渦巻いているのは間違いない。

お礼日時:2006/06/27 09:08

 こんにちは。



・まず、私が思うことは、確かに日銀総裁として、今回のことは「結果的」にまずい結果になりましたが、村上ファンドが問題にならなければ、誰も追求しなかったと思います。
 村上ファンドの事件の余波を受けてしまったのか、日銀総裁が村上ファンドに投資していることを知っていて村上ファンドの犯罪を捜したのか、鶏と卵みたいな話になりますが、村上ファンドの村上氏が逮捕されてから、日銀総裁の話が急に浮上していますから、日銀総裁ありきの話のような印象を私は持ちました。

・ところで、今の総裁は日銀の生え抜きの方ですが、次の総裁と目されている方は財務省出身の方だそうです。ですから、うがった見方かもしれませんが、日銀と財務省の綱引きが根底にあるのではないかと私などは邪推してしまいます。

・以上から、特定の人物ではないかもしれませんが、日銀は独立機関とはいえ財務省出身の総裁が誕生すれば、財務省が一定の影響力を持てると想像しますから、財務省が特をするということになるのではないでしょうか。勿論、財務大臣ではなく、財務官僚です。

・また、小泉首相になってから、官僚の影響力が以前より低下していますが、それに対する官僚の反撃のような気がします。
 小泉首相の任期が迫っているというのも、偶然の一致ではないような気がします。

・現在の総裁は、海外でも高い評価を受けているようですから、もし、政治家と官僚の綱引きのとばっちりを受けたのだとしたら、日本にとって残念な損失と言わざるを得ないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

村上ファンドへの出資者の中に福井の名前があることは割りに早くから知られていたのではないでしょうか。
村上は利用したはずです。従って、福井は二重の軽率を犯したということができます。

ただ出資した時点では村上は海のものとも山のものともつかなかったし、その主張が株式市場や経営者達に刺激になったのは間違いない(プラスに働いた面があった)。

木ばかりに目が行って森や山脈を見落とすことがないようにしたいと思っています。

武藤敏郎は、官界での権謀に関しては定評があるが、国際金融市場での力量は未知数、人脈や評価は福井ははるかに及ばない。(小沢を操るくらいは朝飯前だろうけど)
現時点で武藤に変えるのが果たして日本の将来にとっていいことか、リスクはある。

それとも小沢は他に玉を用意しているのか?

お礼日時:2006/06/26 16:32

私の見方だとですが、上げ潮路線とか言っている自民党の中川氏や、竹中氏、あたりがイメージとして沸きますけどね、



今回のことを考えてみると、、、

例えば、総裁の投じたお金は小さく、また日銀は合議制なので総裁といえども絶対権力ではない、その点を考えると立場を利用した利殖とはいえない面がある、ただ単に投資の一部だったのではないだろうか?、また村上ファンドの実績は実は低いほうらしく、あの手のファンドとしてはそんなにうまみはないらしい、その点を考えても、そもそも大きな問題とはいえない、

ライブドアもそうですが、大きな騒ぎを起こして小さく引っ掛けるという手が、こうも連続で起こっているのがきな臭い、私にはどうも村上ファンドの騒動が、最初から日銀の総裁を狙い撃ちしていたようにも見える、ライブドア騒動からすぐにこんな都合のいいことが起こるとは常識では考えられないので。

そのあたりを考えると、日銀の量敵緩和解除の時に非難した人が思い当たります、谷垣、与謝野路線の逆にいる人、まあ、次の総理と目されている安部氏の周辺の人物、例えばゼロ金利解除以前に、量的緩和解除の時点で、長期金利の上昇が始まって、補正予算を組まなければならないのではないか、という状況に近づいたくらいなので、上げ潮路線という経済発展による、債務の相対的縮小を狙うという路線は、実は金利の上昇があると破綻する、小泉氏の言っていたプライマリバランスの黒字化というのも、実は金利上昇があると、あまり効果がない。

その点を考えると、金利の上昇が、今の小泉安部路線やその関係者に与える影響は、非常に大きく、一つ間違えば致命傷にもなりかねない、ならば、その日銀の総裁の首根っこをつかんでおくことは、今の政府の路線にとっては、メリットが大きい。

また、政府の債務残高はそろそろ限界であり、あと国債を引き受けれるのはたぶんもう日銀だけだろう、その点を見ても、政府の政策に反して、量的緩和解除をした今の総裁には、このままではやってもらっては困る人間になる、



まあ、そのあたりを総合的に考えると、小泉安部路線とその関係者、あたりじゃないかなと思います、得をする人は、村上ファンドが陰謀かどうかは憶測ですが、誰が得をするかといえば、小泉安部路線の関係者でしょう、もしこのまま日銀の独立性が高まれば、その路線の考えている方向性は、ほぼ壊れるわけですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

福井の軽率さ以外にいろいろな方面の思惑が絡んでいるのは間違いないところだと思います。

個人としての倫理的な評価など実はほとんど関係ないのではないでしょうか。1000万円かそこらの利益の為にインサイダー取引などするものか。

儲けた、儲けたと騒ぐメディアは世界の笑いものだろう。人の示唆を受けたり、操られたり、命令されて人前で大声を出している。中には何も気づかずにけたたまし喚いている。それが稼業だと言えばそれまでだが。

大状況は何が起こっているか、掴んで報道してもらいたいものだ。

お礼日時:2006/06/26 16:11

中央銀行総裁の地位はあまり高いものではないと思います。



米国ではルービン財務長官の国際経済危機に対する政策などの例外はありますが、お金をすっている退屈な役所と昔から思われていました。欧州では欧州中央銀行にユーロの権限が集中してしまったので、各国総裁は本当にやることが減りました。

日本でも東大法卒の一番の人間は大蔵に行ったわけで、日銀は品がいいが政策の余地の限られるところとおもわれてきました。日銀法の改正等で政治の圧力の排除(大蔵大臣から指示を受けない)が図られていますが、実際にはそうでもなさそうというのは、今回のことのみならず、これまでの日銀の政策委員会の議論とか人選とかを見てもいえるのではないかと思います(このほか、金融政策について、プラザ合意のように、海外からの圧力もあります。金融政策の影響は国際的というか一衣帯水で、たとえ都合が悪くてもバーゼル委員会などのいうことも無視はできませんし)。

法律的にも、日銀法23条により、総裁および審議委員は両議院の同意の上、内閣が選任ということになっています。
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この回答へのお礼

所見の開示ありがとうございます。

議論ではなく。
例えば、日本の公的債務を1000兆円として、金利1%は10兆円に相当する。(返す見込みは到底立たないから借り換えするしかない)
公定歩合をアメリカのFF金利並みに6%とすると60兆円。何が起こるか。
舵は日銀総裁(の職責)の手にある。(数字は水準のイメージと見て下さい)

現在でも政治家達は財源不足で利益誘導ができない。既得権益集団は少ない財源を奪い合っている。日本の財政が事実上破綻していても一切顧慮しない。日銀に国債を引き取らせることを考える。

福井は国際的には評価されている。間違いはない。上記の集団には煙たい。国益の為には国際的な影響力のある人間を舞台に送り出すほうが有利な結果を得られる可能性が高いが(同じ発言でも発言者によって効果は異なる)、権益集団は操縦しやすいほうがいい。

日本の外貨準備は8000億ドル(90兆円)超。為替レートの動向で価値が大きく変化する。
日銀の役割は小さくない。

アメリカ、日本、ヨーロッパ主要国は既に高度の金融資本主義段階にある。日本の将来にとって世界有数の金融資産(個人、企業)の生かし方が最大のテーマである。日銀総裁はひとつの焦点にいる。

形式上の権能(任免権等)よりも専門分野での発言権の方が(見識が絶対的に必要)、影響力は大きい。世界経済は高度、複雑に絡み合っている。
選挙に血道をあげなければならない人種には対応不可能である。

国民年金未納で党の代表になるのが遅れたからといって、意趣返しなどしている場合ではない。

お礼日時:2006/06/26 15:55

マスコミや政治家との関係では、大蔵分割に現れているように、官僚の力は弱っていると思います。



金融庁と財務省とがありますが、ゼロ金利廃止等の日銀の政策を牽制したいのは前者ではなく後者でしょう。ただ、財政が悪いのは日銀の独立性があろうとなかろうと同じことなので、あえて日銀をコントロールする意義があるのだろうかと思えます(甘い考えかもしれませんが)。

ライブドアや村上の場合、日経新聞が最初から極めて積極的に報道していましたが、日銀の件では引いていますね。それ以外のメディアを通じた野党およびその他の関係利益が、「もしかしたら辞任に追い込めるかも」と騒いでいるうちに大騒ぎになったのではないかと推測します。いいかえれば、与党および官界というエスタブリッシュメントは、辞任賛成でないと思います。

その他の事実や分析をぜひ。
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この回答へのお礼

貴見を拝見しました。
日銀総裁の地位の大きさがクローズアップされているのではないでしょうか。
並みの大臣など及びもつかないような。

国権の最高機関といえば総理大臣、両院議長、最高裁長官。
日銀総裁と検事総長が実質的な権力として並び立つ。日常的に力(国家全体に影響を及ぼす行為の実質的な決定権と専門性)を行使する、出来るという意味では三権の長を超える場面がある。
冷戦終結後の世界は完全に経済が主役になっている。各国の中央銀行総裁の地位は冷戦終了後目だって上がった。国際的な金融市場で日本の影響力は増しており、国際的な舞台でのステイタスは総理大臣に次ぎ、財務大臣と並び場合によっては凌いでいる。

自分の見識を生かして大きな仕事とをしたい人にとって、また単純に権力欲、自己顕示欲にかられる人にとっても非常に魅力的な職責である。

日本にあっては国家の死線を握っているとも言える。公的な債務が巨大で金利の動向によっては財政の効率化や増税の効果が消し飛んでしまう。政官財の全てが注目せざるを得ない。

既に書いた議論に戻りますが、政争に具にして弄ぶような職責ではなく、日本の状態ではない。

だから福井の軽率の罪は大きい。

しかし小沢風情に選挙の道具にさせてはならない。
政官財上げて日銀の決定事項は(福井ではないて!)日本の最善の選択をしており、日本の将来は揺らぐことはないと世界に示さなければならない。

大状況はそんなところではないでしょうか。

お礼日時:2006/06/25 21:45

政界か官界かということですが、財界(銀行界)の意向ということはないのでしょうか(現在の兆円規模の利益の一端がゼロ金利政策によります)。

政界は野党すべてということなので、反自民以外の理由は考えにくいです。民主がこの問題に特に固執する理由はないのではないでしょうか。官界は、マスコミをこれだけ動かす力はないでしょう。
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この回答へのお礼

回答を頂きありがとうございます。

経済界にゼロ金利(資金の大量供給)継続を望む部分があることは確かです。国外にもいます。
勿論反対の意向もあります。
ご指摘のとおり今回の件のバックグラウンドとして見逃してはならにと思いました。

官界のマスコミ操作は極めて巧妙で恐ろしいと思いますがいかがでしょうか?
情報(裏表の)は官界が最も多く早く握ります。特に旧大蔵省は戦争中の大本営のようだった(判断力や公平性は別問題である、これも共通)。

お礼日時:2006/06/25 09:09

今この時期に辞任してもだれも得しません。


この時期に日銀総裁が辞任などになれば市場は混乱しますし、その余波は世界にも及ぶでしょう。総裁辞任からそんな状況になるのは野党にとってもマイナスです。
ポーズをとっているだけです。またポーズをとらなければ野党は批判を浴びます。
この時期に日銀総裁が何らかの問題を起こすことは日本にとって全てマイナスです。
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この回答へのお礼

回答を頂きありがとうございます。

ご指摘の観点が非常に重要だと思います。
政争や財務省ー日銀の権力争いの道具にされている。
福井はミスをした、しかしミスに些細な単純なものだと判断すべきで、今のメディアの報道は、政官の特定人の示唆で動いている一部と判断力のない低脳部分が共鳴し始めた馬鹿騒ぎと見えて仕方がない。
福井が本当に辞めることになって影響の大きさに驚くことになるのではないか、と懸念します。

お礼日時:2006/06/25 00:19

福井日銀総裁を辞任に追い込んで得をするのは、野党というのが模範解答でしょう。


彼らは正義を振り回し、本来であれば法的問題がないことについて、感情に訴え、事を大きくする傾向にあります。
実際の所、日銀の現在の政策には特に大きな問題はなく、本来であれば総裁が辞任するべきではないと考えています。
民主党が、小沢代表にかわり、何かアピールをしなければならない、と焦っているのではないでしょうか。
参議院選挙も控えています。2大政党政治への完全移行を目指す民主党にとっては、国民にアピールする絶好のチャンスと考えているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答を頂きありがとうございます。
現在判明している事実の範囲で、辞任させるほどの問題かどうか疑問である点、同じような感じ方をしております。
その時の社会的政治的情勢も考慮するべきだと思います。
単純に政争の道具にしてはならないとも。

本件に関するマスメディアの姿勢はどうも胡散臭い。
誰かの(政界、官界)の示唆で動いているのではないでしょうか。

お礼日時:2006/06/25 00:07

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