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「○○かねる」と言う言い方は、○○の中に連用形活用の動詞を入れると、「○○出来ない」と言う意味になり、また、この言い回しは一人称的なイメージで使われ「出来ない」と言う意味と「しにくい、するのが難しい」と言う意味が微妙に、主観的に合わさっているように思います。
つまり「かねる」の中にはすでに「出来ない」の意味が入っている様に思われます。
ですので、○○かねるの○○の中に「出来る」の連用形を入れると「出来かねる」になるわけですが、それは「出来出来ない」となり、英語で言うとワンセンテンスの中にcanとcan'tが共存するようになります。

また、仮に「出来かねる」を認めてしまうと、じゃあ「出来がたい」と言う言い方はなぜダメなんだ?と言う事になります。
ある方は私に


○○しかねるの「し」が、するという意味なので、たとえば、「容認しかねる」のように使うとおもいます。だから「出来しかねる」と言えば出来出来かねる。になりますが、出来かねるは、二重に言っているわけではないとおもいます。だから、使ってもおかしくないと思います。


と私に答えたのですが、それならば、「しかねる」の「し」が容認を意味するとのことでしたが、それでは「耐えかねる」の中には容認の意味を表す語がなくなり、「耐えられない」を「耐えしかねる」と言わなくてはならなくなります。
やはり「かねる」の中に容認の意味は含まれるのではないかと思います。

もしそうであれば、やはり「出来かねる」の中にはcanがダブって入る事になります。


どなたか、ご意見をいただけないでしょうか。「出来かねる」が正しい日本語だと認められたとしても、それを論理的に説明していただける方はおられないでしょうか。
私の挙げる理由以外に出来かねるがダメな理由をご存じな方や、「かねる」の語源をご存じの方、ご教授いただけませんでしょうか。

A 回答 (4件)

辞書的意味として、(6)-(ア)↓


http://dictionary.www.infoseek.co.jp/?ii=1&sm=1& …

「かねる」自体に否定の意味が含まれているという説明↓
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/torii012.html

お知り合いの方の、
>出来かねるは、二重に言っているわけではないとおもいます。
というのは、よくわからない説明ですね。「で・きる」は動詞なので、「出来かねる」も、他の「容認しかねる(容認+するの連用形+かねる)」などの言い方と同じだと思うのですが……

やはり、「出来」という意味合いがカブってしまうので誤った用法といえるのではないでしょうか。言うとすればやはり、「動詞の連用形+かねる」となるのでしょうね。
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デキルがcanでカネルがcannnotだなどという粗雑な置換が可能だと思うのが間違いです。

デキカネルの意味が捉えられるならば、カネルはhardlyあたりに対応しそうだと考えてもよさそうですが。しかしそもそも、英語に置き換えて考えたってしかたがない。無駄です。

辞書をひけばデキルはデルとクルの複合した語で、意味はごく素直に《自然に生じる》こととある。言い換えるなら英語ではなく日本語でこれを《自発》という。

日本語の論理では自発すなわち可能であるということは高校の古文で教わったはずです。《自発》の助動詞「る・らる」はほかに《可能》《受身》《尊敬》という一見ばらばらな意味を担うようで、実はこれみな《自発》を本源として化成したものにすぎません。

自ずとそうなるということは、不自然な妨害がない限り必ず実現するということだから可能という意味になるし、自ずからそうなる以上は一方的に受け止めるしかないから受身という意味になるし、目上のある人のすることはあえて邪魔立てすべきではないので自ずから実現する、そういうものとして扱うから《尊敬》の意味になる。大雑把に言えばそんなところです。

ご承知の通り、デキカネルは例えば客の勝手な要望をいなすときによく使われます。客の言うことは無茶でも頭ごなしに無茶とは言えません。無茶であることはいったん措いて、言葉の上ではデキルという《自然に生じる》つまりそれなりの理に従う事象である、正当性がないではないことを認めるための語がまず来る、そしてそれをすかさずやんわりと否定する、すなわちカネルで受ける。

で、カネルとはいかなる語かというと、「~し続けることができない」「最後までしおおせることができない」という意味です。単なる不可能・困難を言うのではないのです。だから継続性の強い動詞と結びつきやすく、また「見るに見かねて」なんて形を作り出すのもそれがゆえでしょう。

購入から三月も経ってからやっぱり色が気に入らないうえに小傷まで付いていたから色違いの新品に取り替えろ、ですかハイハイ、おっしゃることはごもっとも、お気持ちはよく分かります、そりゃそうです、御客様の色のお好みはやっぱりこちらに決まってます、それに小傷を数々つけたは御客様でしょうなんて決して申しません、思いもよらぬことです、ご要望は最も至極、人情の自然のしからしむるところ、お応えいたしたいのはやまやま、さはさりながら、ここでお応えしてしまっては私どもの商いは立ちゆかない、どうぞご勘弁を願います、がデキカネマスの一言に籠められているわけです。ちょっとしたもんですな。

お知り合いの説は滅茶苦茶で検討に値しません。単語や文節への分解ぐらいまともにしてもらわなくては困ります。カネルは動詞の連用形に接続する、それくらい辞書で確認してから議論しましょう。
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「出来る」は単純な可能の意味だけではありません。

例えば「お返事出来る」といった場合、もちろん可能の意味も含みますが、そこには「いつかお返事をします」といった未来推量的な意味を含む場合もありますよね。
例えば他にも、「そのようなことは出来ません」といった場合、現実問題できないということではなく個人の意思としてできないということもあります。個人の意思で出来ないとは、すなわち単純に「しない」ということです。
このように「出来る」には単純な可能の意味ではなくて、推量の意味や意思表示の意味を含んでいるんです。
その上で「出来かねる」を考えれば、不自然なことではないのではないでしょうか。そのように英語で言えば、can't doです。doの部分が「出来」です。

「しかねる」についてはサ変動詞の活用語尾の「し」がくっついている形と考えれば良いでしょう。つまり「容認しかねる」「賛成しかねる」「承諾しかねる」のように、「しかねる」の上につくのは全て名詞です。

また、「出来がたい」ですがこれは別に駄目ではないような気がするのですが…?
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門外漢ですが「しかねる」の「し」は「する」という言葉の変形なのでは?


そして「かねる」も「しかねる」も「○○しがたい」=「難しい」という意味にとるのが一番しっくりくるのでは。
ですので、「出来かねる」は「出来がたい」=「出来にくい」で別に二重と思うことはないと思うのですが……。
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