あなたの習慣について教えてください!!

日本語教師です。
教育委員会派遣で
公立の小中学校に在籍する、
日本語の不十分な児童・生徒の指導をしています。

いま担当の豪州国籍の8才男児は
音がうまく作れません。
なんでも、4才のときに
脳膜症になり一時的失語を経験しているらしい。
聴力に問題があるらしい。

・・らしい と申すのは
母親(日本女性・父親が豪州人)が
障害の全貌を教師スタッフ側に知らせてくれないからです。障害者手帳も見せてくれません。子供の障害を
受け入れたくないのでしょう。


日本語教師ではなく
「言語聴覚士」さんの指導を受けたほうがいいこと、
バイリンガル教育は断念して第一言語を選んだら
その教育に専念したほうがいいこと、は
おいおい母親指導したいと考えていますが、
とりあえず、音をうまく作れるようにしてあげたい。

母親は聴覚の問題は微小なもので気にする必要は
ないのだと主張していますが、例えば
「shop」は「soap」のように
「じょうず」を「トース」のように
FAXをファースと言い
ヤ行はナ行に発音します。(山→ナマ)

やはり聴覚に問題があるせいだと思っていいでしょうか。
それとも聴覚以外に起因する構音不備もありますか?
 (母親は顎の筋肉が足りない、と主張。)

A 回答 (7件)

その子の食事の様子はどうですか?


堅い物を食べる事が出来ますか?
舌は丸くしたり、裏返したり、色々な位置に置くことが出来ますか?

これら機能面で少し問題があれば、構音障害とも考えれます。お母さんは
>言語聴覚士の居る養護学校や病院を紹介したら
「日本の言語聴覚士はレベルが低くて・・」という
回答。
と言うことは、1度体験されているのでしょうね。^^;

できれば、もう少しお母さんの気持ちに沿う形でお話しを進められて「主治医からもお話が聞きたい」(もしかして、豪州だけ?それならば、「万一の時のために」と豪州の医師にこちらの医師を紹介して貰って)ときちんとした情報を入手されてはどうでしょうか?

ちなみに、アン・サリバン女史は享年70歳です。^^;

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3% …
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この回答へのお礼

日本の言語聴覚士によるリハビリを
少なくとも一度は体験しているようです。
つづけなかった理由は、毎回言うことが違うので
ホントウのところはわかりません。
程度が低かった」とか「混んでいてうちの子程度の
軽症児は相手にされなかった」とか、内容が変化します。

日本で医師にかかった気配は
感じられませんが、仮にあったとしても
親御さんご本人が
情報提供を拒んでいるいじょう無理かと・・。
個人情報保護法のからみで
本人以外の人間が頼んでも医師は
情報をくれないはずです。


親御さんは
障害を認めていませんから、医療機関にかかる気持ちが
ないのだと思います。養護学校へも入れる気がなく
あくまでも
「渡航して日が浅く言葉がまだ不自由だから・・」という
スタンスを崩さず、
それで手を焼いた学校と教育委員会が
「日本語教師」を派遣してお茶を濁した印象です。

舌や口の動きを確認すべく
何か「変な顔のゲーム(?)」でも考えて用意してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/11 21:35

日本語教師という立場がよく分からず、場違いなアドバイスになっていたようです。


大変失礼いたしました。

とりあえず、
>「正しく音を作れないのは、聴覚障害の他にどんな原因がありうるのか」

についてですが、
・滲出性中耳炎などによる(耳の病気による)、聞こえの低下。
・口腔機能の未発達、及び障害。
・失語症の後遺症。
・脳膜症(もしかして髄膜炎?)の後遺症。
・知的発達遅滞。
・聞こえたものを脳の中でフィードバックし、自分で同じようにいう力の未発達。
・本来の母国語ではないと言うことで、他国語を聞き取る力の未発達。

などが考えられます。(他にも言い出せばきりがないと思います。)

特に、1番目の中耳炎による聞こえの低下は、障碍ではなく、病気と言うことであれば、一度耳鼻科の診断を勧めやすいかも知れません。
そこで改めて検査が必要と言うことであれば理由がはっきりしやすいでしょう。

経験上、私の子どもがそうで、幼少の頃、聴力検査で聴力損失40デシベルと難聴状態だったことがありました。
それでも日常生活に全く支障がなく、私自身気がつかなかったのです。

後、よけいなことかも知れませんが、インフォームドコンセントの考えによると、本人及び、保護者が望まないことは、いくら他人が必要と感じても行うのは倫理上の問題が出てきます。

障碍を認めていない(認めたくない)以上、今後このまま行くとどういう事になるのか、その危険性だけを伝えるだけで、貴方の仕事の責任は果たせます。

今はとにかく、時間が必要なのかも知れないですし、今気が向いていない以上、何をしても逆効果になります。

後は担任などに引き継ぐなどしていくことをお勧めします。
もしまた場違いな回答でしたら申し訳ありません。
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この回答へのお礼

>本人及び、保護者が望まないことを行うのは
>倫理上の問題が出てきます。

全くそのとおりです。
だから保護者の希望通り、日本語教師の私が
派遣されたのです。
しかし本人は、外国語を学べる状態にいない。
母国語でさえ家族と対話できないのですから。

学級担任が、普通学級の対象外児童だと
投げ出したのを、私が引き継いだ形ですから
>後は担任などに引き継ぐなどしていくこと
も、できないのですよ。

親御さんの独りよがりな認識不足が
悲しいのです。本人が気の毒でなりません。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/14 23:26

No.5です。



>ひらがな・カタカナは完全に読めるのです。

単音では発音可能と言うことですね。

>「ら」という弾き音も出せません。

レロレロレロという感じで、下の動きを促す練習などはいかがでしょうか?

>「か」は単音/語頭では発音できますが「たかい」のように他音と一緒でしかも語中になると完璧に欠落します。

知的な発達遅滞がなければ、これも文字を使いながら1文字ずつ押さえていく練習などがよいかも知れません。

>「や」と「な」は同じ発音になります。

>[B][P][M]のような唇音は本来簡単なはずだと私も思うのですが、PとMの区別をしないので鼻音がわかっていない印象です。

む(ん)ーーーー。という感じで、口を閉じ、鼻に音をこもらせる練習はいかがでしょうか?
その際に鼻に自分の指を当てさせ、鼻音で出る振動を感じさせると効果的です。

>やはり聴覚に問題があるのでは??と思わずに
いられないのです。聞こえていれば、他者の発音と自分の発音が違うことにすぐ気づくはずですから。

一理ありますね。

言語での指示理解が可能ならば、色々簡単な言語指示を出してみて、それを聞き取って行動できるかどうかの観察である程度分かるものもあるかと思います。

例えば赤鉛筆と青鉛筆を渡し、赤頂戴などと聞くなど。

STに直接かかるのが難しいようですが、例えば、最近、養護学校(特にろう学校)にST資格のある教員がいたりします。
療育センターなどにもいたりします。

病院所属のSTだと、医療費の問題などが絡むので相談は難しいかも知れませんが、教育機関所属のSTならば結構相談に乗ってもらえるかも知れません。

とりあえず、お近くのろう学校辺りにお聞きになられてはいかがでしょうか?
ST資格の教員がいなくとも、発音や聞こえのことについての相談は受けられると思います。

頑張ってください。
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この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございます。

>単音では発音可能と言うことですね。

いいえ。
お礼に少し書きましたが
「や」行 「ら」行 は
本人は読めているつもりのようですが
発音できていません。
ですから、
文字を使いながら1文字ずつ押さえていく練習も
意味がないのです。

>レロレロレロという感じで、下の動きを促す練習。
>口を閉じ、鼻に音をこもらせる練習

そうした練習が有効なのはわかっているのです。
問題は
本人も親も、障害を認めていないこと、
です。
障害を認めていないので、そうした構音ドリルを
やらされる意味がわからず、拒否します。
もちろん、そうしたドリルをちゃんとするなら
私ではない専門家がいいにきまってます。

>言語での指示理解が可能ならば、

不可能なんです。
日本語がほとんどわからない外国人です。

>教育機関所属のSTならば結構相談に乗ってもらえるかも

私の立場では聞きに行くことができないのです。
小学校現場での私は正規教員ではなく、
週に1度だけ「日本語指導」に派遣されている
補助ボランティアという立場でしかない。
それで、
こうしたサイトでたまたま質問に目をとめてくれる
専門家がいらしたら
ご意見をお聞きしたいと思いました。

質問したいのは
「正しく音を作れないのは、聴覚障害の他に
どんな原因がありうるのか」 ということなんです。

お礼日時:2006/09/13 18:18

その手の専門家ではないのですが、


とりあえず、母音(あいうえお)は綺麗に出せるのでしょうか?

また、「ぱ」「ば」「ま」など比較的出しやすい音はいかがでしょうか?

その他、50音の単音の発音は?

後、聴覚にも心配があるとのことですが、
「たまご」「たばこ」など紛らわしいことばの聞き分けはできますでしょうか?

単音での発音や聞き分けもできるようでしたら、別のことが引っかかっている気もします。

日本のSTのレベルが低いと言われてしまってはどうしようもないのですが、これ以上はやはりSTの専門家に相談された方が的確なアドバイスがえられると思います。
(私はSTの資格はありません・・・。)

この回答への補足

ひらがな・カタカナは完全に読めるのです。
絵本も一緒に声を出して読みました。

しかし、かなカードやかるたなどで遊ぶと
発音の問題が明瞭になります。
「や」と「な」は同じ発音になります。
「ら」という弾き音も出せません。
「か」は単音/語頭では発音できますが
「たかい」のように他音と一緒でしかも語中になると
完璧に欠落します。

[B][P][M]のような唇音は本来簡単なはずだと
私も思うのですが、PとMの区別をしないので
鼻音がわかっていない印象です。
歯茎音にき問題がないのですが、口蓋化させるのは不得手で
「しゃ」がうまく言えません。
プッサァシ と連発するのですが
最近やっと「むずかしい」のことだとわかりました。
つまり、PとMの区別、Kの欠落 の結果です。

母音は問題ないようですが、
子音に問題がおおいです。

本人は正しくかなを読んでいるつもりらしく
自信まんまんで嬉しそうなので、
母親の主張とは違って
やはり聴覚に問題があるのでは??と思わずに
いられないのです。
聞こえていれば、他者の発音と自分の発音が
違うことにすぐ気づくはずですから。

補足日時:2006/09/12 00:32
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

専門家に託すのがいいのはわかっているのです。しかし、
それを親御さんが拒絶しているいじょう、私の立場では
どうすることもできません。せめて、私の仕事領域の
中でなんとか尽力したいなと・・・。

聴力に起因していると考えるのが妥当か、
あるいは聴力以外にも
(母親の主張する「筋力の虚弱」など)
原因はありうるのか
専門家のご意見をお聞きしたいと思い、質問した次第です。

ミニマルペアの聞き分け・言い分けなどのドリルも
したいところですが、
なにせ日本語の単語数も限られている上に
子供なので、成人と違って退屈な単純ドリルなど
取り組みません。むずかしいところです。

お礼日時:2006/09/12 00:46

Gです。

 

>10万キロのかなたからの再度のお返事を有難く読みました。

0が一つ多かったですね。 1万キロです。

>サリバン先生はそんなにご高齢でご健在なのですか。驚きました。

私の日本語がまずかったです。 

「生きておられれば」今年の4月で140歳になれたこの人のことなのです。

と表現すべきでした。

親御さんが、自分の子供は正常だ、と思いたがるのは仕方ないことです。 認めたくない、と言う心理が大きな壁になるのは言って見れば普通と考えてもいいくらいです。 つまり、子供よりも親御さんへの教育指導の方が時間がかかることさえあります。 今回もその状況にいるように思えます。

指導員の多くに必要な能力のひとつに「我慢強さ」と「対象者を信じ」諦めないことなのですね。 報いの少ない時が多いにあるこの業界は強い精神力に支えられている、といってもいいと思います。 また、これにくじく若い人たちもでてきてしまうと言うことも難しい課題となっています。

ただ今回の補足情報からはかなり有望であると感じました。 訛りを直すのとは違う挑戦ですが、これからのご自分の経験としても、また、完治への可能性を見出す何かが見つかると私は感じました。 

直そうとするのではなく彼自身が彼自身の中から見つけられる世界(「聞いてくれる相手が滅多にいないせいなのか私に会うと「どうにもとまらない」という勢いで家族のことや国のことを話してくれます。」を一方通行に終わらせないで)を作ってあげることで一年後の彼を見ている気分になりました。

FAXの件ですがFAKKUSUとは発音しない所を見ると、kuとはっきり発音しない日本語への聴覚が弱いかもしれないと言う症状のような気はします。 他の子音だけが含んでいる単語はどうでしょうか。 英語の単語でも単語の中のt,s,l, k(オーストラリア英語は知りませんが、d,th,zなども)が聞こえない、脳が無視する、よって音として理解できない、よって発音しないと言う事はあります。

何かのヒントとなればと思いまた書かせてもらいました。
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この回答へのお礼

度々ありがとうございます。

>可能性を見出す何かが見つかると

いや、残念ながら時間がなさすぎです。
障害者教育ではなく、
あくまでも保護者の希望・主張で
日本語教育の枠の中でやっていますから。
教育委員会の予算のこともあって
一人の外国籍児童に与えられる日本語指導特別枠は
年間に20回だけ。
健常な子供にかたことの日本語を指導するのが
やっとで、とても障害児を完治へ導くなどできるものではないです。
まして父親は、日本での教育に反対していて
欠席ばかりです。祖国での仕事が見つかり次第
帰国の予定とも言っています。

それならそれで日本語教育をしないほうがいいと
思うのですが、英語が不得手な母親は子供に
日本語を学ばせたいようです。

>kuとはっきり発音しない日本語への聴覚が弱いかも

いや、英語で語り合っても
FAX TAX Max などの[k]音が完全に欠落します。
Fass になります。
d,th,z などの歯茎音は比較的いいです。
鼻音、軟口蓋音に問題が大きいです。
kも軟口蓋音です。

お礼日時:2006/09/12 00:20

Gです。

 補足質問を読ませてもらいました。 情況を詳しく書いていただき本当にありがとうございます。 私自身心を打たれました。

ご質問様の考え方に100%以上同意しそれなりに私の人生のひとつの糧として考えて行動してきましたので、同意するだけでなくその切ない思いを私の心の底で感じることが出来ます。

親御さんの理解不足、お子さんの将来を無視したようにも見える親御さんが持つ感情的・心理的な壁、そして自分の意欲と知識・経験をうまく「生かせない」と感じさせる壁、また、両親自身の理解の不一致も大きな問題となることはこちらでも往々とあり、多くのフィールドサービス当事者および関係者もご質問者様と同じフィーリングで悩んでいます。

輝かしい将来性を持っているのはどの子供でも同じです。 しかし、親御さん自体がその将来性を信じずにその子供にとって悪影響を与えていることを理解できないとかもっと悪いことに理解しようとしないと言う壁は本当に大きな壁であり私たちにはどうにもならないと言うことも認めざるを得ない事もなるのです。 自分の無力を感じさせる一瞬ですね。

こういう情況では親御さんを納得できる可能性があるのかどうか、果たして何が裏でこういう情況を起こしているのか、というような隠れた情報収集をすると同時に、機会があればあるだけその子に自分が出来るだけの事をしてあげる事がその子の将来性を自己洗脳から来る自己嫌悪に陥らせないようになると私は信じています。

Johanna Mansfield Sullivan Macyと言う人をご存知でしょうか。

ヘレン・ケラーに自立精神と自己向上心を植え付け人間一人以上の存在感を作り上げヘレン・ケラー自身が世界の「ホープビルダー」にまで自分を生かす土台を作った人がいます。 アン・サリバンと呼ばれている人です。

奇跡の人と言うといかにもヘレン・ケラーのことを言っていると思い込んでいる人がいるようですが、今年の4月で140歳になれたこの人のことなのです。

この人の業績を考えると人は何でも出来る、でも、それを出来るようになるための指導員がいなくては無理だと言う事実から私は指導員の指導養成に努めてきました。

今回はchako3chakoさんへは直接の回答にはなりませんでしたが、この子を見捨てないで欲しいと言う想いから書かせてもらいました。 必ずといっていいほど成人になるまでに死んでいく筋ジスの犠牲者となった子供たちを見てきて一日でも「私も彼らも」生きてきてよかったと願っている私です。

Love can make the world turn around. 愛は世界をも変えるのです。 いつか必ず親御さんも分かってくれる日が来ることを何度も見てきました。 最終結果は出なくても「やってよかった」と思える毎日を作ってください。

10万キロ離れたところから応援していることをどうか忘れないでください。

ではまたの機会に。
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この回答へのお礼

10万キロのかなたからの再度のお返事を
有難く読みました。サリバン先生はそんなにご高齢で
ご健在なのですか。驚きました。

日本語教師としては20年のキャリアがあるのですが
それとは異質なお仕事なのだと自らに言い聞かせ
異分野の猛勉強をしながら、毎週彼と対峙しています。
この前は、膝に彼をだっこして絵本の読み聞かせを
してみました。カラフルな元気のある絵で
日本語のリズムに面白みのある「詩」の絵本。
絵を指差して笑ったり、フレーズを真似ようと
したり
知能には問題がないと感じましたし
自閉症的なところもない。

「聴覚の障害は微細なもので、
日常生活に支障があるほどではない」という母親の
言葉が本当だとしたら、音が作れない原因は何か・・
と考えています。

聞いてくれる相手が滅多にいないせいなのか
私に会うと「どうにもとまらない」という勢いで
家族のことや国のことを話してくれます。
しかし音が悪すぎて、一般の人には
「かたことの日本語」には聞こえないはず。

英語でも日本語でもいいから
音をつかませてあげたいんです・・
障害を受け入れることがスタートだと
母親にも本人にもわかってもらいたいのだけれど。

ありがとうございました。
萎えずに頑張ろうと思います。

お礼日時:2006/09/11 18:09

日本語教師と言う立場は「海外生活が日本語の発音に影響を及ぼしたために訛りが存在する児童からその存在をなくす・少なくする」と言うことですね。



英語はどうなのですか? 4歳からの英語生活であれば英語はその年の児童の英語として立派に通用する発音をしているはずです。 それがオーストラリアの「訛り」なのかどうかはその道の人は聞いただけで分かるはずです。 つまり、オーストラリア訛りがアメリカ訛り(あえてこう私は表現させてもらいます)やイギリス訛りと比べて「このこの英語発音におかしいところがある」と判断してしまう人ではなく「オーストラリア訛りとしてもおかしいところがある」といえる人が必要となりますね。

また、日本での生活がどのくらいなのか分からないのではっきりはいえませんが、日本語の発音の影響してくると言うことも考慮に入れなくてはなりませんね。

しかし、ご質問に書かれている日本語の発音情況を見る限り私にはどうしても脳反応的言語障害があると考えるしかありません。 母親の言う「筋肉が弱い」と言う事も考えられないことはありませんが、8歳になっているわけですからこれだけが原因になっているとは考えられません。

日本語教師と言う立場がどれだけこの件で解決に向けることが出来るか実情を知らない私にはなんとも言えませんが、医療知識のもとにこのこの発声能力の不足を治療と言う形で持っていく必要を私は感じます。

よって、母親も障害の全貌を提供しないわけですからその旨を含めて教育委員会に報告し委員会の判断に基づくしかchako3chakoさんにはないのではないかと懸念しています。

聴覚に問題があると言うことは十分考えられることです。 しかし、医学的情報がない限り推測の域を出ることは難しいです。 そして聴覚以外に起因する構音不備については言語障害の医療範囲では珍しいことではありませんので、日本でも十分矯正治療は難しいことではないはずです。

今回はその道の専門家の助力が必要であり私たちのレベルであれこれ言っても親御さんを納得させることは無理だと感じましたので、私のつたない知識と経験から書かせてもらいました。

この回答への補足

日本語教師の立場はあくまでも
日本語が母語でない人に一外国語としての日本語を
指導するものです。
当然対象は健常者の外国語教育なんです。

今回の8才の少年はこれまでずっと豪州で
暮らしてきたので英語はネイティブなんですが
4才のときの失語が原因で今は英語もかたことです。
発音は「豪州なまり」という域ではなく
あきらかに医学的障害のある発音です。

私は日本語教師として音声学的な分野に専門知識が
あるせいなのか
彼との対話がなんとか成立しているのですが
小学校養護教室の担任教師も母親さえも
「言ってることがわかるんですか?」と私に
驚きの声をあげるほどで、
彼は家庭でもうまく意志の疎通がはかれていないようです。
幼い子が母親とも会話できないのはつらかろう・・と
心を傷めており
なんとか発音矯正の一助にでもなれば、と願うのです。

教育委員会はもちろんこの事例の難しさを
知った上で私に依頼してきています。
父親は日本の教育あるいは日本語教育にむしろ
反対しているそうで、定期的に学校を休ませて
家庭で英語教育しているらしいし、
母親はナーバスなタイプの方で
気に入らないことがあるとすぐに学校や教育委員会に
噛み付くらしいんです。
二言めには「豪州では・・」とおっしゃるので
出羽の守、とあだ名されてます。笑

豪州では言語聴覚士からの障害児教育を受けていたようですが、
母親がなにかと不安にかられて日本(実家)に
一時的に戻ってみたくなったようなんです。
戻ってみた、はいいけど、今度は豪州で失職したので
父親の仕事が見つかるまで豪州に戻れない・・
というなんとも無計画なことになっているんですね。


言語聴覚士の居る養護学校や病院を紹介したら
「日本の言語聴覚士はレベルが低くて・・」という
回答。

様々な問題があって
日本語教師の仕事領域ではないのは
私も教育委員会も小学校もわかっちゃいるのですが、
親の態度はともかく、
子供をなんとか少しでも救いたく奮戦しています。

子供本人に正しい教育を与えるためにはまず
親御さんを教育しなくちゃいけないのは
わかっているのですが・・。

我が子が障害を持った、ということをまだ
受け入れられないでいるんですね。
国際結婚したからにはバイリンガルだ! という
エリート教育の夢を捨てられないんですね。

補足日時:2006/09/11 15:06
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答をありがとうございました。
長々と補足しましたが、大変に難しい事例です。

私も子供を育てた母親なのでわかりますが
誰しも一度はバイリンガルな子供に育つのを
夢みるものです。それ自体、親心として普通なのですが
脳障害・言語学習障害・言語野のダメージ・聴覚障害
を負った子供であるのなら
妙な夢を追うよりも、
堅実にひとつの母語をきちんと使えるようにするのが
親の務めだと思うのですが・・。

ご夫婦でも意見が一致していないのかもしれません。

>聴覚以外に起因する構音不備については
>言語障害の医療範囲では珍しいことではありません

貴重な知識をありがとうございます。
彼の授業に至らぬ力を尽くしつつ、
親御さんの協力を得られるような努力もしたいと思います。

お礼日時:2006/09/11 15:15

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