アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

今、リナックスを始めて色々興味が沸いているところです。
それで初歩的な質問ですが、会社の事務部門は利益を生み出さないところですから、そこに全てのPCにウィンドウズとマイクロソフトオフィスを入れるというのはかなりの経費になると思う。リナックスにオープンオフィスという環境が何故はやらないのか不思議です。1人だけリナックスの管理者をおけば技術上の問題はないのでは?

個人的には、アクセスに相当するデータベースがないのが難点かも知れないとは思うけど。mySQLがあるけど、アクセスの方が使いやすいし、アプリケーションも簡単に作れてしまうアクセスは凄いとは思うが。
これがリナックスが普及しない原因の1つ?どうなのでしょうか?

以上、よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

まず、同じLinuxでもディストリビューションには種類があり、癖があります。

その中からその環境に適正で今後も発展性のあるディストリビューションを選ぶ必要があります。

次に、使うソフトウェアが必ずしもオフィス関連とは限りません。
場合によっては、業務環境に必要なミドルウェアやアプリケーションを開発しなければいけませんが、Linuxの開発者は日本には少なくそれだのSEを揃えること自体が難しいといえます。
今一度に、Linuxの並が押し寄せれば、システムを提供する企業側の方が根を上げるかもしれません。
これは、医療事務やコンビニ関連などPOSシステムやデータウェアハウス作業を必要とする環境では難しい。企業は結構自前のシステム開発を行っていますからね。

次に、ハードウェアの対応の問題があります。例えばプリンタで印刷するとしましょう。そのドライバが必ず入手できるとは限りません。プリンタを買い換える際にコストパフォーマンスの良い最新のプリンタがLinuxに対応していないなどということは痛い。いわゆる対応の柔軟性が弱いのです。

そして、互換性があります。
いくらコスト削減が出来ても、アプリケーションがフル互換しなければ、顧客に対して明確な情報を提供できない可能性があります。OpenOfficeで作成したデータはMS-Officeでフル互換するわけではありません。古い資産特にマクロ機能などは動作しない場合もありますしね。

そして、保守です。ある程度一人一人が知識を持っていなければ、管理者も十分なサポートはできません。

そして、いつかは端末の買い換えが必要になるでしょう。そのときに、ディストリビューションの互換性が常に維持されているかどうかも重要です。Windowsは、MSというメーカーが開発するため基本的には下位に多少の互換性を持たします。また、対応ソフトウェアは会社が倒産しない限り上位のバージョンでソフトウェアを提供します。Linuxでも継続的なソフトウェア継承が可能なものも増えていますが、まだWindowsに比べて提供する資産や経験スキルは少ないと言えます。また、今提供しているディストリビューションが継続して開発されるとは限らず、別のディストリビューションに吸収されること、または開発を中止する可能性もあります。


最後は、運用コストパフォーマンスですね。
運用フローに対してどれだけの成果が上がるかです。Linuxに全てのユーザーが半年以内で慣れると仮定すれば、業務能率に対して100%になります。しかし、端末を使う人間のスキルが向上しない場合、同じ作業でも効率の低下に繋がり、Windowsに対して永続的に平均90%になるかもしれません。
時間外作業がこれによって10%増えたなら・・・コストが増大する可能性もありますし、研修を必要とすればそれにお金がかかります。

システムを置き換える際に最も問題となるのは、資産継承とコストパフォーマンス。そして、業務の効率化です。Linuxで難しいのは、コストパフォーマンスは良いが、継承や効率化が必ずしも成功するとは限らないという点です。

日本の場合は、既にお金もレガシーとなる古い資産も多く保有する企業の多いですから、新しいOSプラットフォームへの移行をリスクと考えて、多少のお金を投資と考えて不思議はありません。そして、提供する側も技術者が不足している観点から、強くは売り込まないともいえるかもしれません。

まあ、そういう問題が解決すれば徐々に普及するでしょうが・・・すぐさま普及するのはやはり資産継承が邪魔をして難しいのです。
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この回答へのお礼

partsさん

非常に具体的で明解な解答ありがとうございました。

やはり困難であるということがよく分かりました。
個人としては、リナックスをやっていくつもりですが、回りに誰もやる人なんていませんね。。。
なぜ、私はリナックスなんかをやるのかよく分かりませんが、ウィンドウズはあまり好きになれない。MS-DOSの方が面白かった。これに関係あると思います。これからもよろしくお願いします。

お礼日時:2006/09/16 22:53

・これまでの資産が有効活用できない


・管理が煩雑になる
・教育が必要になる
・現在なんら問題はなく稼働している
など理由はいくらでもあります。

事務部門は直接的な利益は生み出しませんが、後方支援部隊ですから、その他の部署がうまく回るようにしたり、会社が会社として問題なく機能するために必要な部門です。
ここに問題が起こると、それはそれで会社に多大な損害が発生するリスクがあります。

業務全面見直しが必要になるかと。

個人が個人で使用するPCをLinuxにするのは簡単なことですが、企業の1部門レベルでLinuxにするのはかなり大変なことです。
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この回答へのお礼

nebelさん

ご明解な解答ありがとうございます。

確かに大変ということはよく分かりました。遊びではないですから、もし導入するとすればそれなりの覚悟が必要なんですね。百害あって一利もないのが現実なんでしょうね。

お礼日時:2006/09/16 22:42

世間一般と同じものを使用すれば、拡張性・互換性・修理・トラブル対応など幅広いものがありますから、日本の企業は一般に最も普及しているものを選ぶのです(デファクトスタンダードと言う)


ということで、よそが使っていないものを使うことは、よっぽど変わった経営者のみが出来ることなのです。
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この回答へのお礼

oosaka_girlさん

ご明解な解答ありがとうございます。
確かに企業というものは無難なものをやっているということなんですね。

やはり、リナックスを使うということは普通ではないんですね。

お礼日時:2006/09/16 22:38

ビジネスの現場ではなかなか普及しない理由というのは色々あると思います。



1.まず、Windows及びMS Officeが既に普及してしまっているので
互換性の面で同じ方が都合が良い。(互換性があるといっても完全互換ではないため)

2.Linux系はWindows系と比べると難しいし多様。

3.有償なら良いが無償のソフトは不具合などがあってもどこも責任を取ってくれないし
対応もしてくれない。

4.企業としてはより安全で無難なものを求める。

ぱっと思いついたのはこのあたりですね。
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この回答へのお礼

Yeti21さん

ご明解な解答ありがとうございます。
確かに一番大きいのは4.の企業の安全ですね.

企業と個人の違いというものが分かりました.

お礼日時:2006/09/16 22:34

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