プロが教えるわが家の防犯対策術!

1)裁定買い残を積み上げる機関投資家は、相場をどう考えているのか、という基本的なところがわかりません。

a,暴落するときには先物から下げる。暴落してくれ!
b,下がっちゃ困るよ。だから、上がっても特に損をしないタイプの保険をかけておこう。
c,どっちでもいいんだ、このトレードで稼げさえすれば。
d,ウリと買い、どっちで行けばいいかわからないからやってるんだ。
e,上がってくれ。期先>期近 の差が大きくなればいい。

……見当がつきません。


2)上記と関係しますが、一対の裁定ポジションのうち(シカゴで売り崩して大阪で買い戻す、といったのを別として)東証HPに「裁定取引」として発表される分は、必ず(法令orプロの鉄則によって)同時に決済されるのでしょうか?



3)例えば日経平均をベンチマークとする投資信託の運用者が、下落を予想して日経先物を売っておくのは、東証HPの「裁定取引」の統計に算入されるのでしょうか?
(東証HPによると、先週は野村だけが大量に買い越しています。)



よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

裁定ポジション


(1)積み上げているのは、機関投資家というより証券会社自信と考えます
(2)なぜ?機関投資家が・取引コスト・コンピュータ投資を支払ってまで、裁定取引の利益を確保するのは困難と考えます
(3)裁定取引、例えば、日経225先物の場合、コンピュータが、先物価格と、入力設定された条件および現物の日経平均を基に、その理論価格からの乖離を常時表示させ、また、裁定取引ポイントを知らせます
(4)クリック一つで、日経先物及び日経225全銘柄が売買できる状態になっていますが、成行き売買、未約定銘柄の問題、そして、他のライバルの存在など、技術的な問題が多く、コンピュータの指示通りに売買しているとは考えていません、当然、そこには、担当者の相場感が介在していると考えます
(5)実際、ネット証券会社の複数気配ツールで、日経225銘柄を並べて見ていると、先物に大きな買い物が入り、一気に上昇し、直後に、現物各銘柄の売り板が1ティック払われるのを、たまに観測することができますが(先物売り-現物買い、いわゆる裁定買い残)、頻繁に見ることはないと思います。
(6)従って、裁定取引が、完全に先物と現物を同時に売買しているとは考えていません。理論的には、同時に売買し、同時に反対売買で決済、もしくはSQで清算し、ノーリスクで、理論価格との乖離分をゲットするわけですが、先物価格が理論価格から乖離したままの状態が持続したり(といってもSQがありますが)、相場感・他社の動きなど、売買には相場感・市場感が入りこんでいます。
(7)裁定解消売りが激しい局面を見ると、例えば、外人投資家が、ヘッジ目的で日経・TOPIX先物に売りポジションを膨らませる、ヘッジ・ファンドが投機で先物に売りポジションを膨らませる、このような時、先物先行で持続的に暴落していきます、この時、当然、現物も値下がりしますが、時差があり、先物買い-現物売りの裁定解消売りを観測できます

東証の統計
・裁定取引の状況(日々)は、見ての通り、株数ベースで行われた裁定の売買、同ポジション株数
・プログラム売買の状況(週間)は、下段の2で、上記の株数ベースを週末値で金額ベースに直したものです。
・ヘッジ目的で先物の売りポジを統計上、見ることはできましぇんが、東証・大証は、投資主体別売買動向(週間・月間・年間)を、先物取引(デリバティブ取引)についても発表しています。
これを基に推量することはできるかもしれません。
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この回答へのお礼

お世話になっております。詳細なご回答ありがとうございます。

同時に多数銘柄を発注できるシステムがあるんですね。納得しました。
ポジションを取るのが同時とは限らないとしたら、解消にも時差があるのでしょうか。

5月の暴落以来、ずっ~と引っ掛かっているのは、証券会社は(相場が冷え込んだら手数料収入が減るのに)、なぜ裁定買い残を積み上げてきたのか?という点です。
理論的には、莫大な資金を拘束される割にはミクロの利益ですが、SQで同時解消するかわりに、暴落を利用したり、現物を先に売って相場を崩してから先物を買い戻したり、裁定とは無関係な先物ウリと組み合わせたりすれば、もっと稼げるのではないかと思います。
だから彼らは、買い残を貯めてダムを決壊させるつもりでやってきたのでは?と勘ぐったわけです。

大証HPからダウンロードしたパンフには、「ロールオーバーが限月末に集中して先物が不安定にならないように、立合外大口取引で円滑にロールできるようにした」「大口投資家に安心感を与えて参入を促す」とかいったことが書いてあります。
その意図もわかりますが、相場の過熱を防いで持続させるためには、ロールオーバーのリスクを高め、SQのたびに裁定ポジが在庫一掃されるように仕向ければいいんじゃないかと思ったのですが。。。
裁定取引がないと先物が暴走する、という点は理解できます。


>・ヘッジ目的で先物の売りポジを統計上、見ることはできましぇん

すっきりしました。


ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/23 12:02

裁定取引を簡単に言うと、先物が上がれば、日経225も上がるということです。



そして、機関投資家等は先物を売っていますから、いつかは買い戻す必要があります。
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この回答へのお礼

おはようございます。お手数をかけてすみません。


先物と現物が上がったあとで、先物のウリポジを買い戻すときには、原則として対応する現物も同時に売るわけですよね?
でないと損が出ますから。

株価が下がったときに、現物はホールドしたまま先物だけ買い戻すとしたら、裁定取引ではなく、「現物を先物でヘッジした」ことになると思うのですが。。。

現物を売らない前提の裁定取引もあるのでしょうか???
(この点がわかっていないのでしょうか。)




裁定取引は、理論的には、相場が上がっても下がっても利益を確保できるはずですが、実際には下がれば(できれば暴落すれば)彼らにとってチャンスになりませんか?

上がり続けた場合は、当初の理論的なミクロの利ざやしか得られませんよね。
莫大な資金を現物バスケットに拘束されるのに、割に合わないのではないか?(彼らは、実はもっと大きな利益を狙っているんじゃないか?)と、疑問に思っていました。


何度もご回答ありがとうございました。m(_ _)m

お礼日時:2006/09/24 10:46

>1)裁定買い残を積み上げる機関投資家は、相場をどう考えているのか、という基本的なところがわかりません。


裁定買い残も、信用買い残も同じです。両方とも、この金額だけを見れば大きいですが、この金額だけを見ても、あまり意味がありません。
上げ相場であれば、買い回転が効きます。
問題は、下げ相場になった時です。下げ相場になると、多くのシコリ玉を抱えるので、大きな売り圧力になります。

大事なことは、今が上げ相場なのか、下げ相場なのか、ということです。

もし、裁定買い残を積み上げる機関投資家がいたとすれば、これから上昇すると考えているからだとと思います。
信用買い残も同じことです。
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この回答へのお礼

tomomonkeyさん、お世話になっております。


>上げ相場であれば、買い回転が効きます。

裁定取引の基本的しくみが、全然わかっていなかったようです。="=;

裁定の「買い回転」とは、どういう意味でしょうか?(上げ相場が続くかぎり信用買い残の増加は重石にならない、という点は理解できます。)

「株価指数先物ウリー対応する現物バスケット買い」の裁定ポジをとったあとで強気相場が続けば、期先>期近>現物 の順で上昇率が高くなりますよね?
とすると、先物の売りポジの含み損>現物の買いポジの含み益 になる気がします。
また、強気相場では逆ザヤ場面が少なく、SQ以外のときに裁定解消して利確できるチャンスが減り、資金の回転率が悪くなると思うのですが。
ただ、強気相場で期先がより高くなれば、限月を乗り換える際に「高い期先を売って、安い期近を買い戻す」ことで差益が出るから、トレードオフですか?

回転させるとは、先物のウリポジを残したまま現物を売ったり買い戻したりする、という意味でしょうか?


せっかく説明していただいたのに、飲み込みが悪くてすみません。m(_ _)m

お礼日時:2006/09/23 15:56

>1)裁定買い残を積み上げる機関投資家は、相場をどう考えているのか、という基本的なところがわかりません。



頭が悪いんで一個だけね。
買ったものはいつか売るわな、この場合は決裁かな。
普通の個人ならそうなるだろ、機関投資家にもいろいろで決裁の仕方もいろいろだろう。

そうか決裁する前にヘッジと言う手もあるけどみえみえだから他の損のない手だろう。
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この回答へのお礼

おはようございます。お世話になっております。


>決裁する前にヘッジと言う手もあるけどみえみえだから他の損のない手だろう。

みえみえですか。僕には全然見えなくて… -_-;


ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/23 11:08

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