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 非流通紙幣(国民の貯金)は、どのようにしたら市中に出回るようになるのでしょうか?

 アドバイスよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

景気の上昇が続き、可処分所得が増加し、購買意欲が上がれば市中に出回るようになります。

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非常に難しい問題です。

解答から言ってしまうと、国民の貯蓄は、金融機関に入っています。金融機関は銀行、証券会社、生保などです。結局ここから、融資や投資という形で、資金が出て行きますが、問題は、これら金融機関が、融資判断をきつめにするか、それとも緩和するかと言う事と、金融機関自身の財務体質の問題なんです。まず分りやすい後者から説明しますと、金融機関が、劣悪な債権を相当保有している場合、正直言って、融資どころではないんです。危ない所や危なくない所から、資金の回収に入ります。そうなると、市中に資金など回りません。従って、このような不良債権を大量に持っている金融機関の経営体質を改めさせ、それら金融機関の財務体質の健全化を図る事が第一点です。それから、経営体質の改善が終わり、さて融資しようかという段階になった時、決め手になるのは、融資先の経営体質です。仮に、融資先が経営体質を改め、金融機関の融資判断が緩和すれば、資金は出てくる事になりますし、きつめにしたり、もっと酷い場合には、回収に力を入れだすと、前向きの資金は出て行かず、逆にデフレ状況になってしまいます。では、どうやったら、前向きの融資が出て行くかといいますと、個人にしろ事業会社にしろ、融資先が金融機関が気に入るような財務体質に改める事です。借り入れを行う側が、業務で無駄をなくすように継続的に経営を改善したり、本業から入るキャッシュフローを増加させるような経営体質にしたりすると、現在の金融機関は、資金を貸してくれます。なぜか?倒されるリスクが少ないからです。また、マクロ的に言うと、やっぱり景気の拡大です。これが無いと、資金の借りてである企業の設備投資需要があまり活発に起こりませんし、企業が金を借りたがりません。また、景気が拡大すると、所得が増えますので、例えば、住宅投資や他の耐久消費財を購入する場合、ローン契約すると思いますが、所得の伸びがあれば、家も買おうということになりますが、所得水準が低く推移しそうだと判断すると、今は止めておこうという事になり、金を借りないわけですから、市中にお金も回らないということになってしまうと思われます。基本的に、どのような時に金を借りるのか?また、こんな人には、金を貸したい、こんな人には金を貸せない、など、融資を受ける側、融資する側の立場に立てば、ある程度、イメージはつかめると思いますし、マクロ的なことは、勉強しなければなりませんが、基本的なところは、たいていの教科書に書いてあります。実はこれは、信用逼迫問題と関連していて、経済学ではホットなトピックです。
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