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今年の12月29日から1月3日の日程で、
弟夫婦がはじめての海外旅行に行きます。
パリに滞在して美術館めぐりを主にするらしいのですが、
弟夫婦は、英語もほとんど話せないためかなり、
フランス語圏ということで不安がっています。
私もヨーロッパには行ったことがないため良いアドバイスができません
1,パリに行くときの注意点
2,ぜひ行ってみると良いおいしい店
などぜひアドバイスをお願いします。

A 回答 (3件)

 一番の問題はこの年末年始という時期にあろうかと思います。

主だった美術館としてはルーヴル、オルセー、オランジュリー、マルモッタン、ロダンといったところでしょうが、わたくしも少し前までパリに住んでおりましたものの、年末にはほとんど一時帰国していましたので12月29日から1月3日の年末年始にこれらの美術館が開いているかどうかについては自信あるお答えができません。
 ご希望の美術館には前もってお問合せになったほうが良いかと思います。旅行代理店だとか東京に事務所があるフランス商務省、あるいはエール・フランスなどにお問合せになるのもいいかもしれません。このあたりはどなたかのご回答もお待ちしたいところです。

 また、商店やレストランなども、以前はこうした年末年始にはクリスマス(ノエル)の休みに引き続いて街もすっかり静かになって閉めているお店も多かったものでした。最近ではとくに観光客の多い地域ではこうしたお店もかなり営業していると聞いておりますが、このあたりはお泊りになる地域によってもかなりの差があろうかと思います。

 まず「言葉の問題」、これがコンダクターが居るツアーならまだいいのですが、個人でのご旅行や自由行動といった際にはフランス語はもとより英語にも自信なし・・・ということでしたら率直に言ってかなり大変だろうなと思います。
 パリではフランス語しか通じないとよく言われますが、とくに右岸では居住区域を除いて都心の街中なら英語でもあまり困ることもありませんし、セーヌを南に渡った左岸でも観光客の多い地域に限っては英語ならある程度通じます。また、最近では各国からの移民が急速に増えたことで一方ではデモなどトラブルも絶えませんが、他方では静かな居住地域でも英語ならかなり通じるようにもなってきました。ただ、その英語も駄目となりますとこれは時と場合によって大変不便なこともあろうかと思います。

 例えばレストラン・・・お店の前に掲げられたムニュ・ドュ・ジュール(本日のお勧めコース)を見てから入るか、入ってからカルト(・・・日本ではメニューと呼んでいますがメニュー=ムニュとは定食のことです。カルト、つまりお品書きから一品料理を選ぶことはア・ラ・カルトといいます・・・)を見て食べたいものを選ぶということになりますが、このどちらにしても一応お品書きを読んで理解しなくては何も食べられません。
 しかも小さくシャレたお勧めレストランにかぎって店主が筆記体で壁一杯に書き並べた「お品書き」を読む式のお店が多く、慣れているつもりのわたくしでさえその達筆さに読みきれないといったこともあります。逆に日本語でも書き添えたカルト(メニュー)を用意した観光客相手のレストランも時々目にしますが、具体的な店名を記憶していませんので、このあたりもまたどなたかのご回答をお待ちしたいところです。

 これがキャフェぐらいですとキャフェ・エ・グラティーネ(コーヒーとグラタンスープ)ぐらいのフランス語でも通じますし、サンドウィッチやスパゲッティはそのままの発音でも通じます。ただ、これだけ話せたら次にさらにベラベラと何か質問をしてくるでしょうがこれが慣れない方には難関に。つまり彼らはこう言っているのですが。「サンドウィッチはハム?、タマゴ?、それともツナ?・・・お二人とも?」とか「スパゲッティはミートソースかナポリタンか?」といったことを。

 言葉が不自由で一番心配しますのは、ことに何か不測の事態が起こった時です。犯罪に遭遇した、金銭のやり取りでトラブルが生じた、タクシーでの行き先で誤解が生じた・・・といった際には、正直に言ってせめて英語ぐらいは話せたらなあと思ってしまいます。こうなると辞書などというものは事実上ほとんど役に立ちませんので、すくなくともJTBなどが出版している対訳式の会話帳とか電子辞書や会話器などを用意なさったらいかがかなと思います。

 次に「パリに行くときの注意点」、こちらは初めての方にはお伝えしたいことが山のようにあって制限字数の中ではとても書ききれませんが、まず犯罪に遭遇しないこと。なにしろスリ、引ったくり、置き引き、強盗、インチキ商売、詐欺、なんでも有りのパリです。
 まず、いかにも観光客といった姿や態度、持ち物などにご注意下さい。カメラや地図を手にしているとかキョロキョロブラブラと歩くといったことは危険です。それから、とにかく暗い通り、人気の無い通りには絶対に入らないこと、これらが基本です。
 また、時として(取締まりの具合によって多い時と少ない時がありますが)ジプシーの子供たちにワッと囲まれ持ち物を奪い取られるといったことがよくあります。これはいかにもカモといった人をターゲットにしていますから、間違ってもメトロの出口側の階段を下りないように。また、彼らが近寄ってきたら「ノン」と大きな声で叱り付ければ彼らも怯みます。

 メトロ(地下鉄)はパリ市中の移動にはとても便利ですが、あまりにもその路線が多過ぎてすぐには理解できないと思います。前もって地図と路線図を参考にして行動半径をお決めになることをお勧めします。
 また、ぜひ回数券をお求め下さい。窓口に顔を寄せて「アン・キャルネ」だけでも通じるはずです。キップは日本のようにつながっていませんから一枚ずつ数えて差し出してくれます。改札口で自動改札機にキップを入れるとバーが一人分だけ回るか、駅によっては日本式の小さな扉が開きます。
 下車駅ではホームから出口のドアを開けて外に出るだけですからこれでもうキップには用はないのですが、キップは捨てないで下さい、良い記念にもなりますしたまに厳しい車内検札もありますから。ついでにメトロのドア、到着した駅で降りたければ自分の手でレバーを開けなくてはドアは開きません。

 あとはおトイレの問題でしょう。一番手っ取り早いのは大きなホテルがあったら遠慮なく入って行ってロビーの奥に必ずあるおトイレを借りるか、キャフェのおトイレを借りることです。キャフェにはお店の奥に・・・多くは地下に・・・おトイレがあります。ただし、多くはコインかお店で借りるメダルを入れないとドアが開かない方式だとか、ドアを閉じなくては電灯がつかない方式だとかといろいろシカケがあるものです。

 「ぜひ行ってみると良いおいしい店」・・・これはもうパリのことですから幾らでもあります。ただ、やはり言葉の不自由さが問題です。もしどうしても、どこか良いレストランで・・・ということでしたら、ホテルで何処か紹介してもらい、ついでに予約を入れてもらい、食べたいものを注文しておく・・・といったことも出来ると思います。

 キャフェではテラス、ズィンク(カウンター)、サル(テーブル席)に分かれていてそれぞれお値段も多少違います。なんですか旅行案内書によってはテラスでの料金が一番高い・・・と書いてあるそうですが、一番高いのはテーブルチャージの付くサルで、雨や寒さや日差しを我慢するテラスが一番安いということになっています。
 ところで問題はお金の支払い方ですが・・・・・、テラスなら注文したものと一緒に勘定書き(レシート)が来ますからすぐ払った方がいいでしょう。多くは10%ほど加算するとちょうどキリのいい金額になるはずですが、最近はチップ不要(込み)のお店も多くなりましたからこのあたりは迷うかもしれませんので、勘定書きの内容をを良く読んでから支払いましょう。 お金を払うと勘定書きを指で捻りますが、これが領収のサインですからシワを伸ばしてはいけません。
 立ち飲みのズィンク(カウンター)では銀行の窓口で見るようなプラスチックのお皿に勘定書きが乗せられて置かれますが、適当な額のお金を乗せておくとやがてお金は回収されお釣が入れられます。多少のチップを考えて小銭ぐらいを残しておくのがパリ式です。そのうち小銭も取り上げられて空になったお皿はパンと伏せるのがパリの粋なところです。
 サルではもちろんレストランと一緒で、お食事の後で勘定書きを求め、チップ分を含めて席に座ったまま支払います。 

 これ以上書ききれませんが、もしよろしければわたくしの名前をクリックして過去に同様のご質問にお答えした回答でも探してお読みになっていただければ多少はご参考になるのではないかと思います。とにかく良いご旅行になりますようお祈り致します。

 
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりもうしわけございませんでした。
大変丁寧な回答をありがとうございました。
おそらくは、英語も苦手な弟夫婦なのでできるだけツアーで行くようにアドバイスをします。
パリの犯罪のことも気がかりだったものでして・・・・
本当にありがとうございました

お礼日時:2006/11/07 18:31

英語が話せなくても、一応予測して、必要になるだろう質問などは


本で調べてメモしておくとか、指差し会話の本を持参するとか、
前もって準備しておくことが大事だと思います。
指差し会話の本は役に立ちましたよ~
http://www.yubisashi.com/

あとは下調べですね。
どういう交通機関で、どういう切符で美術館を回るのか、
ホテルとの位置関係、美術館の開館時間のチェック、
レストランの目星をつけておく、
あらかじめ日本で買えるチケットは買っておく、
なるべく事前に情報を集めておけば、不安感も減ると思います。
おいしいお店は、ホテルのフロントで聞いて探すとあまり外れないと
思いますよ。
とても素敵な町なので、楽しい旅になりますように。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。
美術館めぐりをしたいそうなので、事前のチェックをしっかりさせます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/07 18:34

ツアーではなく、個人で行かれるんでしょうか?ツアーなら言葉の心配はあまりいりませんが個人で行かれるなら、多少英語はしゃべれた方がいいとは思いますが…10年前行った時はパリ市内でも英語が通じないところが多かったですが、昨年行った時は、結構英語が通じました。



しゃべれなくても堂々と、どこの国にいっても同じですから、ゼスチャーしてでもどうにかして伝えようとしたら通じるもんです。でも最低限の挨拶は覚えていかれたらいいと思います。お店でレジに行ったときには必ず「ボンジュール」と言われるので、同じように「ボンジュール」と言うとか、支払いが済んだら「メルシー」と笑顔で言うとか、です。

フランスへ行くなら、まずこちらのサイトを参考にされたらいかがでしょうか。私もここで大変勉強&下調べが出来て、とても役立ちました。

 ふらつー (フランス・ツーリズム旅行情報局)
 http://www.france-tourisme.net/

私は出会ったことはありませんが、スリが多いみたいなので、日本にいるときのようにボーッとしてると、目をつけられると思うので、キビキビと行動していたら、出会わないと思います。特に地下鉄では多いようなので、日本のように地下鉄に乗って寝てしまわないようにしてください。

ほかにも↑のサイトでも治安・防犯・トラブルについて書かれているところを参考にしてください。

また、お店も地区ごとに色々載っていますし、私がこことで書くより、実際に行かれた人の声もたくさん載っているので、参考になると思います。私個人ではお店というより、パンとチョコレートは日本よりどこでも美味しいので、是非食べてください。それから、シャンゼリゼ通りはお茶するぐらいならいいですが、食事は高くてまずいのでオススメしません。

弟さんご夫婦がよい旅をされますように!
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。
ふらつー大変参考になりました。ゼスチャーでも通じることってありますよね。弟夫婦には、しっかり勉強させます

お礼日時:2006/11/07 18:33

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