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今年起こったタイのクーデターについて、論文を書いています。
論文の内容としては、今回のクーデターが起こった過程(タクシン氏の汚職)、その要因として都市中間層と農民の対立があったこと、そして国王の存在を挙げました。
結論として、これからタイの政府はどうしたらいいのか等、具体的な将来の展望のついて書かなければならないのですが、どうも具体的な対策について説得力を欠けます。
結論としては、とにかくタイは民主主義化を促進していかなければいけない、ということを説明したいのですが…。
私が結論として書いた例は、王政依存をやめること、都市と農村の格差に対応すること、軍人出身が中心の議会を避けること…と書いたのですが、あまり具体的に書けません。

これからタイは、持続的な社会・経済発展をするためには、具体的にはどうしたらよいのでしょうか…?意見でもなんでもいいので、よろしくお願いします>< (結論以外についても、もしありましたら、ぜひ!)

A 回答 (3件)

専門外ですが、回答させて下さい。



もう既に読まれているかもしれませんが、
「物語 タイの歴史」
http://www.amazon.co.jp/%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%82 …
が参考になるかと思います。

この本によれば、タイでは頻繁にクーデタが起きており、2006年のクーデタは、1932年に立憲君主制に移行してから成功したクーデタの11回目に当たるそうで、バンコク日本人学校の生徒は「え? またクーデタ?」と言っていたそうな。

他の回答者さんも言っていますが、アジアという地域は完全な民主化をしなくていいんですよ。
タイは国王が居ていいんです。それが、タイ人が一番幸せなんですから。
日本もタイも、完全な民主主義ではありませんが、他の国に比べてそこそこ良い暮らしはできているように思います。
その地域の国民が一番幸せな政治形態を選ぶべきなんじゃないでしょうか? 

元々このクーデタが起こった発端は、タックシンがアメリカ式を国民に押し付けた、という観点から見れば、政治形態も完全なアメリカ式を押し付けない方がいいんじゃないかなあ・・・。
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>その要因として都市中間層と農民の対立があったこと



別に対立していません。50バーツ医療や農村部への補助も含め、都市層、農民層とも大筋好評でした。こういう政策は「ブンを施す」つまり、仏教の教えで言うところの喜捨ですので、都会の金持ちも反対しません。

>結論としては、とにかくタイは民主主義化を促進していかなければいけない、ということを説明したいのですが…。

結論ありきで論文を書かれることはお勧めしません。「民主主義」でくくっていますが、米国式の民主主義を指しているのですか? それとも西欧式? この2つを比べても違いは大きなものです。事実だけ言えば、タクシンによるアメリカ式の押し付けは、大金持ちを除いたタイ国民(恐らく王室も含め)の反感を買っていました。

>私が結論として書いた例は、王政依存をやめること、都市と農村の格差に対応すること、軍人出身が中心の議会を避けること…と書いたのですが、あまり具体的に書けません。

反論:
王室があったからこそ、この程度で済んでいます。
タクシンは、歴代首相のなかでも都市と農村の格差に対応した方と言えるでしょう。
ここのところ中間層が増えていますが、以前は高度な教育を受ける機会は軍人(警官を含む)、僧侶、金持ちぐらいしかありませんでした。

現在の王室、仏教の復権などは、サリットの時代のクーデター、政権運営にその根本があります。
中間層が増えているにも関わらず、クーデターが発生したこと、また支持されたこと、更に昔と今のクーデター後の政権運営の違いなどを比較し、考察すべきです。岩波新書あたりでも、このあたりを考察したものは出ています。
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タイのクーデター騒ぎは、前タクシン首相の汚職問題の外に、都市部(特にバンコク)と農村部(特にイサーン)の利権争いという面が有った事は、理解されているようですね。



特に首都バンコクの住民が、不満に思ったのは、農村部への投資拡大が背景にあったのだと思います。
タイでは、首都バンコクと地方との格差が広がりすぎて、裕福な首都と貧しい地方という図式ができあがってしまいました。
それを解消するために、タクシン氏は、地方(特にイサーン地方)への投資を拡大しました。
これは、バンコクの住民からしますと、自分達が搾取され、地方へ資金をバラマキ、首相が人気を取っていると思えてしまいます。
さういった不満だけでは、首相追放の理念となりえませんが、そこに汚職が加わったため、首都住民の不満が爆発したのでしょう。

都市部と農村部の格差解消は、簡単にできる問題ではなく、世界的に拡大傾向にあります。
日本でも例外ではありません。
日本の首都の知事の言動からしますと、東京だけが繁栄すれば、地方が困窮してもかまわないというような言動を繰り返していますし、前首相も、豊かな東京、貧困な地方政策を積極的に行い、都市部の支持を集めました。

これは、中央集権国家の欠点であり、解消するには、地方分権をすすめるしか手がありません。
タイでもバンコクの地位が、他都市に比べ大きすぎるため、問題の解決には程遠いと思われます。

タイで、この問題が一定以上拡大しなかったのは、王室の存在があれます。
現時点で、タイ王室がなくなったとすれば、内戦化した可能性が高いと思われます。
内戦化しないで済んだのは、国民が王室への敬意を忘れなかったためです。
現時点でのタイ王室の権威の縮小は、かえって混乱を生む元になりかねません。

そういった意味で、最も心配なのは、中国の沿岸都市部と内陸部の経済格差が、既に限界点に達しようとしている事です。
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