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先日テレビを見てましたら日本は江戸時代以前各地で独自の暦があってそのため日にちが日本の中で統一されてなかったと聞きました。その××暦のある各地ってメモするの忘れたのですがどれ位の地が独自の暦を持ってやってたのですか?

A 回答 (1件)

 「地方暦」は南北朝期に登場したと考えられ、三島暦(伊豆)、丹生暦・宇治暦・山田暦(伊勢)、大経師暦・院御経師暦(京都)、南都暦(奈良)、大宮暦(武蔵)、会津暦(陸奥)などがあります。

また京都との日にちのズレから、特別な名称がなくても鹿島地方(常陸)の暦と推定できるものもあります。
 特に三島暦は地方暦の早い例として、また木版刷りの「版暦」として、その他地方の仮名版暦の原型となり、江戸初期の幕府公式暦にも使用されました。後に江戸では三島暦を元に、「いせこよみ」と称する江戸暦も登場します。
 上記以外には仙台暦、秋田暦、南部盲暦(盛岡)泉州暦(和泉)もありますが、江戸時代の貞享改暦以降、各地の暦注は統制されるようになります。ただし薩摩暦は島津氏が源頼朝から造暦を許されたとの伝承により、藩領内に限り編暦が認められていました。それでも、改暦の際には江戸で最新の暦法を学んでいたようです。

参考資料:『国史大辞典』(吉川弘文館)
参照HP:『日本の暦』より「日本全国の地方暦」(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/koyomi/rekishi/03_chihou.html
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この回答へのお礼

貴重な回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2006/11/16 13:07

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