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ソ連軍が「ワルシャワ蜂起」を支持しなかったのは、戦後ポーランド問題を扱うときに不利になるからだと判断した体と思われるのですが、その考え方がよくわかりません。「共同で追っ払ったから、ちょっと義理を貸したんだら、それよこせ!」っていう論理じゃだめなんでしょうかね。

A 回答 (3件)

ポーランド人主体でドイツ軍を追い出したのと、ソ連軍が追い出したのでは、その後が全く異なります。


ポーランドとロシアとは、歴史的に犬猿の仲で、ポーランド人がソ連の言う事を全く聞かなくなるのは、目に見えています。
ロシアと親しい関係にあったセルビアでさえ、独自にドイツ軍を追い出したため、ソ連のコントロールが全く効かない状態になり、ワルシャワ条約機構に参加していません。
ポーランドも、ワルシャワ蜂起が成功していたら、当然そうなったでしょう。
ポーランド人が、ロシア人を極端に嫌っているのをスターリンは知っていましたから。
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この回答へのお礼

そうですね。考えてみれば、ロシア革命後の干渉戦で、一番厄介だったのがポーランドの侵攻ですね。それが恨みになっていたのは想像に難くないわけです。ワルシャワ蜂起を失敗させるためというのは、まあなんともえげつない話です。

お礼日時:2006/12/19 08:30

ソ連は既にポーランドをドイツと2分割していましたし、この利権を手放す記はありませんでした。



伝統的に強国と隣接することを嫌う国で、ポーランドも弱国としてソ連の衛星国にしたかったとおもいます。

ワルシャワ蜂起の時点では既に戦勝は目前でしたからポーランドの蜂起はソ連軍の損失を防げるし、積極的に援助するより静観する姿勢が有利と判断したのでしょう。
ドイツとポーランドの双方の戦力が消耗する事態は歓迎すべき事でした。
戦後のポーランドの発言権が大きくなる事を嫌ったのでしょう。
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この回答へのお礼

ドイツポーランドとも疎んずべきものということで、こういう処置になったのでしょう。よくわかりました。

お礼日時:2006/12/19 08:31

ワルソー蜂起がロンドンに亡命中だった自由ポーランド政府(共産主義に反対だった)の指導で行われたのでわざと助けに行かず、ワルソーの共産主義に反対する分子をドイツ軍を使って皆殺しにさせようとした、と言う説があります



ソ連には昭和14年にドイツと共謀してポーランドに攻め込んだ時に貴族、宗教家、国会議員、金持ち、陸軍将校など共産主義に反対する(と思われた)人たちを大勢殺害した前科があったからです
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この回答へのお礼

そうなんですか。結局ポーランド問題というのは、ソ連にとって課題だったわけです。敵の敵はやっぱり敵だという事態だったのを理解しました。

お礼日時:2006/12/19 08:29

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