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もし北朝鮮がミサイルを撃ち込んでくるなど攻撃してくるようなことがあるとすれば、日本はどうするのでしょう?
アメリカが反撃してくれるとしても、日本は自衛だけですか?
そういった場合自衛隊も北朝鮮に攻めていけるのですか?また、ミサイルを撃ち込むことも出来るのですか?
個人的には実際に攻撃してきた国に対しては反撃して鎮圧するのも自衛に含まれると思うのですが。実際のところどうなのでしょう。

A 回答 (17件中1~10件)

いざ非常事態(戦争)勃発という事態に、日本がそして自衛隊が何をどこまでできるのか知っておくことは、とても大事なことですね。


とりあえず、わかる範囲で回答します。


>もし北朝鮮がミサイルを撃ち込んでくるなど攻撃してくるようなことが
>あるとすれば、日本はどうするのでしょう?
>アメリカが反撃してくれるとしても、日本は自衛だけですか?

日本が外国から攻撃を受けた際、憲法に明記されていませんが、国がもつ自明の権利として『自衛権』があります。
日本の自衛隊は、この自衛権を根拠として法的には反撃が可能です。
現在の政府解釈では、外国のミサイル基地の攻撃までは可能となっています。

ただし、現在の航空自衛隊の装備として、北朝鮮へのミサイル基地への攻撃は、片道攻撃する能力しかありません。
つまり、攻撃に参加した機体は帰りの燃料がないため、攻撃に成功しても日本海の洋上で機体を捨てて脱出するしかなく、いくらなんでもこの状態では攻撃が続きません。
また、海上自衛隊や陸上自衛隊も、渡海して外国を占領する装備をもっていません。
実質的に自衛隊の攻撃能力は皆無に等しいのが実情です。

よって、自衛隊は国土の防衛に専念し、北朝鮮への攻撃は同盟国であるアメリカに依存せざるをえなくなります。
アメリカはかなりの確率で、北朝鮮への報復を実行するでしょうが(重要な同盟国である日本を裏切る可能性もないわけではない)、もし報復しなかったら、世界中の国のアメリカへの政治的・軍事的信頼が一瞬でゼロとなるので可能性は低いでしょう。


>国内に軍隊が侵攻してきた場合も自衛隊は何も出来ないのでしょうか

日本の領土に外国の軍隊が侵略してきた場合、自衛隊は内閣総理大臣による防衛出動命令で、それを撃退することができます。
今までの自衛隊は、侵略してくる軍隊を撃退することに重点が置かれているため、自衛隊単独でもかなり戦うことができます。
貧弱な北朝鮮海軍はもとより、仮に韓国や中国と戦ったとしても、十分撃退可能でしょう。元々、自衛隊と在日米軍は、旧ソ連を仮想敵国としていたので、それ以下の国が相手であれば問題ありません。

ただし、特殊部隊によるテロ攻撃であるとか、あるいは本土ではなく離島の占拠を狙った攻撃については、十分な防衛力をもっていません。
これについては、今後の装備の拡充を期待しています。


参考:『日本の「戦争力」』(著者:小川 和久)
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4776202123/503-51 …

参考:『陸上自衛隊』-『陸上自衛隊の改革の方向』
 ​http://www.jda.go.jp/jgsdf/html/kaikaku/index.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
勉強になります。
現在の時点でミサイル基地への攻撃を可能としているなら、実際に攻撃を受けたら、世論も大きく変わりそれ以上の反撃も可能になる可能性はありますよね。
ただ物理的に他国を攻撃できる戦力を持っていないということですか。自発的に戦争を仕掛けないと憲法で明記しているなら、他国への攻撃を可能とする空母や空中給油機なんかを持つことも自衛の範囲と考えていいのでしょうか。持つことはかなり難しいことなのでしょうか。
本まで紹介していただきありがとうございます。

お礼日時:2006/12/28 13:19

北朝鮮がミサイル攻撃をしてくると考えるより、


どうしたら攻撃しないかと考える事は出来ないのしょうか?
例えば、日本国内ではほとんどの人が拳銃とか携帯してないから、打たれるとか思っていないから、好き勝手な事が言えるけど、誰でも銃を所持してたら何時殺されるか不安です。
北朝鮮も自衛隊が軍隊になって旧日本軍に成って侵略してくるのではと反対に疑心難儀に思っているのでは無いのでしょうか?
私は自衛隊も軍隊も銃も戦車も戦闘機も無い国なら侵略もないし、平和しか望まないと世界中に
胸を張って宣言できるし敵も居なく成ると思います。
それでも攻撃されたら竹やりを持ってでも戦闘します。これは日本人としての誇りは失いたくはないですね。
銃相手に勝つ見込み無くても戦う覚悟はあります
けど、どうせ一度は死ぬ人生だから別に怖くは無いけど。
死にたくないと言う恐怖感が余計不信感に繋がるのでは無いのでしょうか?
最後まで話し合いで解決して欲しいけど、お互いにミサイルのボタンを押す寸前の状態での話は子供の喧嘩でしょう。
阿部さん〰
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうですね。日本だけは武器を持たず、平和を宣言したいです。
でも、攻撃された場合、自分だけならいざ知らず、家族や子供のことを考えると、とても「丸腰で応戦」とは言えませんよ。
世界にまともな国しかなければいいですが、やはり、それが通用しない国が多いのも事実だと思います。
どうしたら攻撃されないか、いろんな外交問題を解決できるかは、我々の常識が通用しない国に対しては難しいと思います。

お礼日時:2007/01/07 02:33

こんにちは。



え~と、私の独断と偏見でよろしければ・・・(笑)

>もし北朝鮮がミサイルを撃ち込んでくるなど攻撃してくるようなことがあるとすれば、日本はどうするのでしょう?

もしミサイルが撃ち込まれても・・・
日本(政治家&国民)は何も出来ないでしょう・・・(涙)
せいぜいミサイル落下地点に、自衛隊を災害派遣するぐらいが精一杯かな?
後はこれを問題として、その時の内閣を批判(引責解散)する材料とする人たちが、政争の愚として利用する事と、マスコミのいいネタに成る事ぐらいでしょう(もちろん、政府批判もセットで!)

防衛出動などはすぐには出せないでしょうし、もちろん事前にミサイル発射を感知しても、弾道弾を100%迎撃すると言うどこかの小説みたいな事は現在の自衛隊は出来ません(装備的にも、政治的にも)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E8%A1%9B% …

私としてはミサイル攻撃よりも、特殊部隊による無防備な原発や核燃料再処理工場、火力発電所や水道などの大規模インフラ施設に対するサボタージュやテロ、人口密集地での爆弾テロの方が現実的だと思いますが・・・

これに対しても、現在の自衛隊(装備的には出来るかも?知れませんが、政治がそれを許さない)は何も出来ないでしょう(ーー;)
この小説みたいになるかな?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A3%E6%88%A6% …

>アメリカが反撃してくれるとしても、日本は自衛だけですか?

その時の世界状況(対中国&ロシア)によっては、アメリカは報復(反撃)してくれるかも!知れませんが、普通はよくて国連の安保理で制裁決議を提出する位でしょう。
こんな極東の何の資源(権益)もない島国を、自国民の血を流してまでも防衛してくれると思う方が、どうかしていると思います。

日本は出来ても自衛だけでしょう(これもかなり怪しいですが・・・)、後はやはり国連の安保理に提訴するぐらいかな?
後は国会で小田原評定するぐらいでしょう・・・(苦笑)

>そういった場合自衛隊も北朝鮮に攻めていけるのですか?また、ミサイルを撃ち込むことも出来るのですか?

残念ですが、現在の自衛隊は海外派兵能力は有りませんし(出来ても、F15に対地ロケット弾か誘導爆弾を搭載しての、片道神風攻撃ぐらい?)、もちろん大陸間弾道弾も有りませんので、ミサイル攻撃も物理的に出来ません。
自衛隊が現有するミサイルの最大射程距離は120km位ですし(海上自衛隊のハープーン?)、それも対艦ミサイルですので対地攻撃は出来ません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC% …

航空自衛隊にはそもそも対地攻撃ミサイルすらありませんので・・・
http://www.geocities.jp/hggcm317/jasdfcar01.html

>個人的には実際に攻撃してきた国に対しては反撃して鎮圧するのも自衛に含まれると思うのですが。実際のところどうなのでしょう。

私もそう思いますが・・・
現在は政治的のも装備的にも出来ないでしょうね(ーー;)

では!
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
防衛出動という言葉が自衛隊法にあったんですね。
しかしそれは言葉だけのようです。
現在の自衛隊の状況を知れば知るほど防衛出動なんて出来ないのが分かってきました。戦争反対!と叫んでいれば平和になればよいのですが、暴力反対!と叫んでいるだけでは収まらないのは警察の拳銃が語ってくれます。
国内では実践できていることが外交になると話は別のようです・・
もう少し自衛隊はがんばれるのかと思っていました。

お礼日時:2006/12/31 23:23

年寄りの冷や水と笑われるかも知れませんが、一言


皆さんの意見を拝聴していると、平和呆けした日本の
将来が何とも不安でなりません。
質問者様の云う通り北朝鮮と云う国は我々の常識が通用
するところではありません、ミサイルは日本に向け実腺配備
されています。
状況如何では、攻撃される可能性は充分あり、問題はその
場合国民はどう対処するするかです。
集団的自衛権も認めず確立していない国を、いくら日米
安保条約があるからといって、米国の報復を期待するのは
あまりにも考えが甘すぎないでしょうか。
我々が血を流す覚悟を持ち、早急に法律を整備して、まず
自衛隊に自由に活動して貰うこと、次ぎに非核三原則の内
「持ち込ませず」を廃して日本国内に核があることを周辺
国に知らせ、抑止力として利用すること、です。
北朝鮮の我が国への攻撃が現実となって初めて対策をして
も遅いのです。多くの国民はそういう事が起こるはも知れないと云うことを頭で否定し、自衛隊か米国が何とかして
くれるであろうと思っているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
攻撃があってからでは遅いし、その攻撃を事前に止める意味でもそのお考えは賛成です。
わが身も家族の身も大事です。有事に、本音を言えば戦争には行きたくありませんが、攻撃されればみもふたもありません。
態度だけでもアピールしたいです。立派な独り立ちしている一国の国民である気持ちがわいてきません。
いつか世界平和が来ること願いつつ、今は武力を持ってもらいたいです。

お礼日時:2006/12/31 23:12

私の場合は回答と言えないかも知れませんが、ほとんどは日米安保によってなんらかの形の攻撃が米軍によって行なわれると・・・普通はそうゆうシナリオを考えるのは解ります。

しかし私の考えるのは中国ロシアの出方によっては危ない状況になりうるのではとも考えてます。中国は国際的発言力の強化に、ロシアは崩壊前の力を夢見て、着々と水面下で実行しているように思えます。中国は共産国、ロシアも以前は共産国、リムランドの重要性を考えたとき、この2国が、何らかの形で日米の北朝鮮攻撃を阻止するかもと考えたりります。現北朝鮮体制を中国あるいはロシアが崩壊させ、安定した共産政権をつくる可能性もあるのではないでしょうか。そうしたら、日本は攻撃され損のままになる可能性も・・・。今までの歴史を見る限り、アメリカという国は自国に軍事的直接脅威となる国家、経済的に深刻な障害となりうる国家に対しては、本腰をいれて対応しますが、日本の一部の都市が攻撃され、100万人~200万人程度の死者が出たくらいでは、損得勘定の結果、対中国ロシアを後ろにひかえた北朝鮮への本攻撃は50:50かそれ以下の可能性もあると考えるべきだと思います。現実を見据えたとき、アメリカ、中国、ロシアは最終的に現在の極東アジアの地図を変えることを望まなく、常任理事国どうしでチャンチャンで終わらせるシナリオですが、私はあくまでド素人なので、ここに書き込まれている詳しい皆さんとは比較にはならないですが、書き込みしてみました。ただどちらにしても、この国の周辺国は、日本より、数段したたかな国家だということは間違いないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
中国や、ロシアも関係してくる可能性もあるんですね。
日本には守られるべきそれ相応の価値が必要ということでしょうか。

お礼日時:2006/12/31 13:17

北朝鮮が日本を攻撃するとすればミサイルしかありません。


北朝鮮は朝鮮戦争を戦うための陸軍が主力です。日本を攻撃する手段がありません。
また同様に日本も陸上自衛隊を送り込むだけの輸送手段がないし、攻撃ミサイル部隊もありません。

つまりは日本と北朝鮮が戦争になっても兵隊同士がどんぱちやる可能性は限りなく小さいです。

>個人的には実際に攻撃してきた国に対しては反撃して鎮圧するのも自衛に含まれると思うのですが。実際のところどうなのでしょう。

実際には自衛隊単独では不可能です。
イラク派遣ってどうやって行われたのか知っていますか?イラクの隣国の安全な港や空港に行って、そこからバスやトラックで移動ですよ。自衛隊の戦力では他国に侵攻して橋頭堡を築くことなんて不可能です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
バスやトラックですか・・戦国時代ならかなり強力ですねえ。
実際にこのような戦力で外交が不利になっている部分もやはりありますよね?逆に万が一の有事のときのための準備をができていれば、外交は大きく変わるのでしょうか。
外交で不利だということは海外に余分に金が流れる。
→我々は余分に税金を払っている。
→我々は一部外国人のために働いている
というような感覚が出てくるのですが・・
間違いですか?

お礼日時:2006/12/28 13:34

直接戦闘行為は不可能です。



戦時国際法に準じ
・在日の資産凍結
・在日の強制送還(若しくは強制収用所送り)
が義務付けられています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
・在日の資産凍結
・在日の強制送還(若しくは強制収用所送り)
が義務付けられているのですか?戦時国際法に定めれれているのですか。
それを実行することにどういった意味があるのでしょうか。

お礼日時:2006/12/28 13:23

これだけでは何も答えられません。


というか、政治というものはあらかじめAという場合にはBが起こり、
Cという場合にはDが起こるとはいえないものです。

たとえば、中東で戦争が起きました、自衛隊を派遣できますかという質問に答えられますか?2003年に。
当然答えは、憲法の制限もあるし、PKOでもないから派遣できないというのが、常識的な回答になりますが、
結果は「イラクの戦闘地域でないエリア」に派遣をしました。

小泉首相が下した決断はきわめて異例なことではなくて、過去にも以下のようなことが起きています。
吉田内閣は「警察予備隊は軍隊ではない」という説明で再軍備をしました。
宮沢内閣は国連の要請ということで海外派遣をしました。

これと同じで、北朝鮮が攻撃してきても、時の政権が何も決断しなければ何もできませんが、何かを決断すれば何でもできます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
政治に詳しい方に今の現状を考えると○○することがありえる。可能性が高いという回答が得れれば、疑問が満たされます。

おっしゃられるとおり「イラクの戦闘地域でないエリア」に派遣する可能性はある・・というような

どうなるか、ではなくできるのか、出来る可能性があるとすればその理由なんかが知りたいです。

お礼日時:2006/12/28 01:51

さて、下に書いたのは「アメリカ主導による結末」ですが、こういう結果はなにより中国は決して望みません。

中国にとって、国境を接する国が親アメリカ国家になることは到底受け入れられません。そこで、もうひとつの「中国主導の終結」というシナリオを考えてみました。

国連で武力行使容認決議をやっている頃、当然アメリカは海上封鎖をしますが、中国に対しても北朝鮮に対する一切の援助(エネルギー、食料も含む)をしないよう求めるでしょうし、それは中国としても受け入れざるを得なくなるかと思われます。
当然、北朝鮮は深刻なエネルギー不足とさらなる食料不足にみまわれます。
中国は、北朝鮮国内の親中国勢力をたきつけてクーデターか反乱を起こさせるでしょう。そして、それをきっかけに「同胞を救う」という名目で介入し、平壌を占領するでしょう。そして、北朝鮮は親中国(というか傀儡)政権が発足し、キムジョンイルはロシア辺りにでも亡命するでしょう。

このシナリオはアメリカや日本にとってもありがたいシナリオです。なぜなら、武力行使をすると少なからず北朝鮮を破壊することになります。そうすると、それでなくてもボロボロの北朝鮮の復興に莫大な費用がかかることになります。しかし中国が介入するなら、復興費用は中国もちにすればいいわけです。

つまり、どうあってももし北朝鮮が日本にどのような形であれ武力を行使すればそれは100%キムジョンイル政権の崩壊につながるのです。ですから、キムジョンイルは絶対日本に対してミサイルを撃ってくることはないでしょう。
ミルコ・クロコップに「ぶん殴るぞ」とはいえても実際にぶん殴ることは出来ないでしょ。
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この回答へのお礼

ふたつもシナリオをつくっていただきありがとうございます。
リアルだなあと感心しました。
こういった想定をすると、じゃあ攻めてはこないな、とつい安心してしまいます。それがいけないんでしょうねえ。
しかし、ひとつめのご回答の初めの憲法ですが、その効力は自衛権を超えるものなのですか。国内に軍隊が侵攻してきた場合も自衛隊は何も出来ないのでしょうか。とすれば武器を持った自衛隊より盾を持った機動隊の方が役に立ちますね。
国内で攻めてくる分にははさすがに撃ち返せますよね?不審船も攻撃していたし。船を目標にしてですけど。

お礼日時:2006/12/28 01:59

なんつーか、もうちょっとちゃんとした回答があってもと思いましたが。


何より重要なことですが、わが国にはあの「憲法九条」があります。重要なところを抜粋します。
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
例えそれが理不尽な攻撃であったとしても、国際紛争の解決に武力は使わないと決めてあるのです。ですから、相手がどうであれ何で攻撃されたのであれ日本は反撃することは出来ません。日本は法治国家ですから国家であっても法律ましてや憲法は遵守しなければなりません。

しかし日本にはいわゆる日米安保があります。日本が攻撃されれば、それを名目にアメリカは武力行使をすることができます。ですので、もし北朝鮮から(それが北朝鮮からのものであるとはっきりした場合)日本がなんらかの攻撃を受けた場合、アメリカは北朝鮮に対する武力行使をすることは可能です。

しかしもし実際にそうなった場合も現実はそんな簡単にはコトは進まないでしょう。まず、日本とアメリカは国連で北朝鮮を非難し、国連軍の発動を提案できますが、国連軍の発動には全ての常任理事国の「賛成」が必要です。常任理事国は「反対」の他に「拒否権」があります。国連軍は「賛成」でなければならないのでどこかの国が「拒否権」を使えば否決されます。常任理事国である中国は拒否権を行使するでしょうから国連軍はダメです。
そうなると、湾岸戦争のときのような多国籍軍を組織することになるでしょう。おそらく、外交上の問題と国民感情により中国と韓国は参加しないのではないかと思います。
そして多国籍軍(実質的にはアメリカ軍)は海上封鎖をしながら国連安保理で北朝鮮に対する武力行使容認決議を求めると思います。これは湾岸戦争やソマリア内戦、旧ユーゴスラビア紛争がこの手続きを取りました。この武力行使容認決議はさすがの中国も否決に持ち込むことは出来ないと思われます。

武力行使容認決議が可決されるとアメリカは北朝鮮に対して「○日までにキムジョンイルの身柄を引き渡さないと攻撃するでぇ」と迫ります。当然、北朝鮮は引き渡しませんから攻撃になります。
攻撃はアメリカ艦隊からのトマホークミサイル、空母艦載機からの爆撃、日本の基地から飛び立ったB52からの爆撃の三本立てになるでしょう。そして、北朝鮮には有効な反撃の手段は皆無です。おそらく、米軍機は1機の損害も出さないでしょう。
攻撃目標はもちろんミサイル発射基地、核開発施設、軍事施設、テレビ局のようなメディア施設、そしてキムジョンイルとその家族がいそうな場所で間違いないでしょうね。
キムジョンイルに対する攻撃が成功するかどうかは別にして、イラク戦争でフセイン元大統領がそうであったようにキムジョンイルは国民の前から姿を消す(実際は消さざるを得ない)ことになります。もちろんどこに隠れたかは側近ですらわからなくなるでしょう。
すると、要するに「鬼がいなくなる」わけですから、ある者は不安にかられ、またある者は安堵して逃げ出すと思われます。中国へ、または韓国へ(海上に米軍がいますから海に逃げる人はいないでしょう)難民がどばっと押し寄せてそして国家としての北朝鮮は崩壊することは避けられないでしょう。最終的には多国籍軍が上陸して北朝鮮全土を占領して(ひとまず)終結となると思います。
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