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 例えば、道路を作ったとして。
1000万かかったとして、作った企業に1000万払いたい。
しかし、国の予算は500万しかない。
そこで、残りの500万を借金しますよね?ここままでの言いたい事が分かるのですが、形として500万無いと企業に払うことができないのではないのですか?

 そのために500万円新たに日本銀行が作っているのですか?
日本銀行に500万払う国が500万借金したことになる。
その借金に利率がある理由はなんですか?
また、その利率で儲けた金を何に利用しているのですか?

 利率が無ければ、国の借金は今みたいな増え方はしないのでは無いのですか?

 質問ばかりで分かりにくい文章ですが、一つでも分かると言う方、解答お願いします。

A 回答 (4件)

#2です。



ちょっと言葉足らずでした。
日銀のような中央銀行は、国から独立した機関とするのが、資本主義国では一般
的です。
それは、予算が足りないからといって、国がどんどんお金を刷ったりして、経済が
大混乱に陥ることを避ける目的もあります。

厳密に言うと、日銀も国債を買っているので、完全には分けては考えられないので
すが、3c_vocationさんが言われるように、基本的に、国の借金は、日銀の貸付と
は分けて考える必要があります。


国債というのは、国が発行する債券で、返済は税金から行われるので、これがいわ
ゆる国(国民)の借金となります。
国債は誰でも買うことができますので、日本国民が国債を買った場合、ある意味、
利息を自分で払っているというおかしな状態でもあります。

借金には返済期限がありますが、それ以外に利息を払い続けなければいけません。
返済期限までに元金が返済できない状態や、利息が払えない状態になったら、破綻
ということになりす。(国債にも利息や、償還期間という返済期限があります)
個人でも多重債務が問題になっていますが、借金に借金を重ねて、最終的に借金で
首が回らなくなる状態が自己破産です。国の場合、国債残高1800兆円が、その
状態を指しているのでしょうね。


何故、こういう状態になったかというと、難しい問題です。

一例ですが、地方の資料館などに行くと、戦前と戦後で、その地域が大きく変わっ
ている様子を知ることができます。間違いなく戦前に比べ豊かになっています。
そこで、その地域の産業って何かと考えると、特に何もなかったりするんですね。
その地域を車で回ると、立派な道路や橋を目にしたりします。

また、米軍への思いやり予算なんかも、米軍にお金をあげているようなイメージを
抱きますが、結局のところ、基地で働く人や、周辺の建設業者にお金を落とす仕組
みであったりするわけです。
公共投資で地域が潤っているわけです。

もともと税金には、お金を国全体に回すという機能(富の再配布)もあるんですが、
それを超えた範囲を国債で賄って、国が地方の面倒を見てきたという側面もありま
す。(ある有名な経済学者によると、20世紀でもっと成長し、成功した産業という
のは、結局のところ、この税金のおこぼれに与る、公共投資部門や、官僚組織だ
そうです。地方などでは、役所勤めの人が、一般企業で働く人口より多かったりし
ます)


だけど、その借金がどんどん嵩んできて、このままでは国が破綻するということは、
以前からもずっと言われていたんですが、バブル経済の崩壊で弱ってしまった日本
の古い産業構造では、緊縮財政をしてしまうと、更に経済が疲弊してしまうという
猛反対の声に押されて、今まで手付かずの状態できていまいました。
橋本首相の時代に、大蔵省(現財務省)が強引に緊縮財政を進めようとしましたが、
結局、挫折してしまったのは有名な話です。


ようやく、景気もよくなってきたので、財務省、総務省あたりは、今のこの機会に、
財政建て直しに踏み切ろうとしているようです。夕張市なんかは、ある意味スケー
プゴートにされていて、いい加減なことをしているとあなたの自治体もこうなりま
すよ、国もこうなりかねませんよ、と国民の危機感を煽るために利用されているよ
うにも思えます。
今までどんどん貸付してきた国が、ある日突然、もう明日からは金は貸さない、元
金も早く返してくれと言われます。(どんぶり勘定で、国民や国の懐を当てにして
いた自治体、それを黙認していた地域住民にももちろん責任はあります)


これまで公共投資漬けにして、国の言うことを強引に聞かせていた地方に対して、
流石に、明日から口出ししませんけど金も出しませんということでは通りません。
国だけ残って、地方は殆ど破綻ということにもなりかねないので、難しい問題です。
国民の生命と財産を守るのは国の基本的な責務ですから、国は自己矛盾に直面
しているともいえますね。
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この回答へのお礼

 まことにありがとうございます。
非常に勉強になりました。

色々難しいことになっているようですね。

お礼日時:2007/01/08 15:49

 的外れな回答になったらすみません。



 >日本銀行に500万払う国が500万借金したことになる。
 恐らく、国が日本銀行に500万借金したのでしょ?という意味だと思いますが、国が借金する方法には「国債」というものがあります。
 郵便局などで私たちが普通に買えます。不特定多数の人に「ちょっと割増して返すから、借金させて」とお願いしてるのです。
 質問のような道路建設には「建設国債」という国債を発行します。
 
 この割増して返す「国債」の利率と、日本銀行の利率「公定歩合」は別物です。

 では日本銀行はどこに金を貸しているのかというと、UFJなどの銀行です。銀行の銀行が日本銀行です。
 このお金の貸し借りに利率がないとなると、銀行はガンガン金を借ります。そのお金の貸出先は企業です。企業もガンガン借りて、設備を増やして人を雇って物をバンバン作って売ります。
 物が売れると、業績が上がるので従業員の賃金が上がります。賃金が増えたので、お金に余裕が出来た人は物を買います。
 こうして豊かになる人が増えていくと、スーパーなんかで野菜の値段を上げても売れます。日本全体が豊かになっていって、全体的な物価が上がります。
 これがいわゆるインフレーションです(最近では聞かないけど)

 こんな事態にならない為に、日本銀行は利率(公定歩合)を定めて、お金がダブついたり滞ったりしないよう調節してます…してるはずなんですけど、むにゃむにゃ。利率が定めてあるのは以上のような理由です。

 ちなみに国の借金が膨らんでいる理由は、景気がいい時は会社や個人ががっぽがっぽ儲けていたので税金も多く徴収できたけど、税収が落ち込んでしまい、国債を発行せざるを得なくなり(赤字国債)、どんどん国債を発行していて借金が増えているからです。

 …的外れだったらごめんなさい。

この回答への補足

 解答ありがとうございます。

ぜんぜん的外れでなくて、とても分かりやすいです。

そこで補足質問となってしまうのですが、

今までなんだかんだ言っても普通にことは進んでいたのに、なぜ急に騒がれ始めたのでしょうか?
例えば、夕張市みたいになぜ財政破綻するのですか?
普通に借金して、また借金して・・・の繰り返しで、ある一定のラインを超えるとダメな理由は何なんでしょう。(テレビで国債1800兆こえると日本は財政破綻すると言っていました。

補足日時:2007/01/08 13:26
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日本銀行は株式会社であり、国は一株主でしかありません。


建前上、国は日銀の金融政策に口出しはできません。

税金で足りなければ、通常、国債で補います。
建設関係は、特別に建設国債というのがあるようです。

参考URL:http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/qa/top.htm
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この回答へのお礼

 解答ありがとうございます。

日銀に口出しできないだけだったんですね。
建前のためだけに借金地獄に陥っていると言うのは不思議な話に思えますが。

お礼日時:2007/01/08 13:32

日本国は借金地獄です。


借金を返す為に国債を発行して国民から高い利子を付けてお金をかき集めているのです。
その国債の利子を返す為にまた国債を発行し続けています。
いわゆる自転車操業しているのと一緒ですね。
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