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労働問題の勉強をしていると、
「黄犬契約」(労働組合に加入しないことを条件とする雇用契約)とか、「山猫スト」(労働組合本部の指令なしに始められた争議行為)といった用語を見かけることがあります。
それぞれ、yellow-dog contract, wild cat strike を訳したものであることはわかりますが、労働問題と犬猫にどのような関連があるのかがわかりません。
(wild cat には、unofficial という感じのニュアンスがあるので、そのためでしょうか?)

どなたか「黄犬」や「山猫」の語源をご存知でしたら御教示下さい。

A 回答 (2件)

yellow dog(黄色い犬)というのは、「野良犬」という意味でもありますから、野良犬=誰にも飼われていない、という連想から「組合に入らない」という意味に使われるようになったのではないかと思います。


アメリカでいうyellowは、日本人がイメージする「黄色」だけでなくて、もう少し茶色がかった色まで含みます。(よくある茶封筒も、向うでは"yellow envelope”と呼ばれるケースが多いです)
もともとは、泥やほこりでうすら汚れて茶色がかった野良犬を、yellow dogと呼んだのではないでしょうか。

wildcatは、辞書で調べると、「手当たり次第に、やみくもに何かをする」という行為によくつけられる言葉のようです。
昔、手当たり次第に紙幣を乱発した銀行をwildcat bank、
ダイヤを守らないで走る列車をwildcat train、
水や石油を求めてそこら中に穴を掘る奴をwildcatter
などと言うそうです。
本部の命令を守らないスト、というのもこの流れで使っているのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
実は、これらの犬や猫は、何か、物語に登場しているものから来ているのか?という疑問をもったものですから質問させていただきましたが、そういうことではなさそうですね。
yellow が意味する色についてのお話は、大変興味深かったです。orange が示す色の話は聞いたことがありましたが。

お礼日時:2002/05/07 16:21

 yellow には口語、俗語で「臆病な、卑劣な」という意味があり、yellow dog は「野良犬、臆病者」ということです。

yellow-dog contract は、被雇用者から見れば「臆病な」契約、雇用者から見れば「卑怯な」契約ということではないでしょうか。
 wild cat は「ヤマネコ」「野良猫」の意味があり、まさに「誰の指図も受けない」ということを表したものでしょう。
 詳しくは図書館そのほかで大型の英和辞典などを調べてみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。No.1の方の御回答とあわせ、おおよそのことがわかりました。自分でも英英辞典等で更に詳しく調査してみようと思います。

お礼日時:2002/05/07 16:15

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