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トランジスタのベースとコレクタを繋いでダイオード接続
というらしいのですが、通常のダイオードと同じ働きに
なるのでしょうか?
または、通常のダイオードよりも高機能になるのでしょうか?
または、何か利点があるなど。

よくサーマルダイオード?と呼ばれるものに多いような
気がしますが。

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

トランジスタのベースとコレクタを短絡してダイオードとするのは以下の理由があります。



(1) 半導体プロセスが複雑となるため、ダイオード専用の工程を入れたくない(トランジスタと同じ工程で作りたい)

(2) (1)の方法で作ったNPNトランジスタでダイオードを作る場合、以下の4種類の構成が考えられる
' (a) コレクタをオープンとして、ベース-エミッタ間をダイオードとする
' (b) エミッタをオープンとして、ベース-コレクタ間をダイオードとする
' (c) ベースとコレクタを短絡して、コレクタ-エミッタ間をダイオードとする
' (d) ベースとエミッタを短絡して、ベース-コレクタ間をダイオードとする
このうち、(c)を除く3方式では、ダイオードが順バイアス状態のとき、ベース-コレクタ接合が順バイアスされる。このとき、ベースからn型層(コレクタ)に正孔が注入され、それがトランジスタとSi基板とを電気的に分離している接合(n型コレクタ-p型基板)に流れたり、同じコレクタを共有している他のトランジスタに流れる。その結果、基板電流が発生し、n型コレクタ-p型基板が順バイアスされてしまう(複数のトランジスタが独立でなく互いにつながってしまう)。それを避けるために、ベース-コレクタ間が常時ゼロバイアスされ、このような現象が起こらない (c) の構成が用いられる。さらに (c) の構成では、少数キャリアの注入が起こらないので、高速動作が可能という理由もある。

(3) トランジスタのベースとコレクタを短絡して作ったダイオードは同時に作ったトランジスタと同じ特性になるので、カレントミラーなど、トランジスタと組み合わせる構成としたときに、特性のバランスがとりやすい
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ありません。

ベース-コレクタ間でもダイオードとなるとは驚きです。
たしかに、NPNですから、構成上は左右対称となって
いそうですね。

お礼日時:2007/03/11 22:07

ANo.1,2,3 です.



> いろいろな特性を示すパラメーターがあるかと思いますが、
> 「そのうちのどれかが優れている」などがあるかと思いました。
> 例えば、スイッチング速度が通常のダイオードより優れているなど。
> また、逆に劣ることなどがあるかもしれないと考えました。

そのような深い内容でしたか。ということですと私の出る幕はありません。
> 高機能
というより「高性能」の方が合ってるように思いますが。

失礼しました。
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利点というか、そういう使い方をするのは、LSI等の中でダイオード特性が必要な時にトランジスタ素子で代用できる(わざわざダイオード素子を作らなくて良い)とか、トランジスタの集積ICを使う時にその中の素子が使えるとか、部品で手配する時も最近はリール部品なのでダイオードをわざわざ買わなくてもトランジスタで済ませられるとかです。


 サーマルダイオードに多いというのは、ICとしてつくられているからでしょう。
 もっと多いのは、LSIの中のダイオードはほとんどこのような形で作られています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

LSI内部のDiodeがトランジスタで作られているとはびっくりです。

ただ、製品回路(IC外部)で使用する場合はDiodeとしての定格やパラメータが不明ですので、通常のDiodeを使用した方がいいかもしれませんね。

お礼日時:2007/02/27 22:02

いいすぎでした。

すみません
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この回答へのお礼

こちらこそすいませんでした。

お礼日時:2007/02/27 21:52

ANo.1 です。

書きかけで投稿してしまいました、すみません。

> よくサーマルダイオード?と呼ばれるものに多いような
> 気がしますが。

質問者さんが ? をつけてさらに「気がします」では
何を知りたいのかさっぱりわかりません。というか
質問者さんもわかってないんでしょ?そのようなことを
言いように解釈していいように解説してくれってのなら
虫よすぎです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2007/02/27 21:51

詳しくないですが。



> 通常のダイオードと同じ働きになるのでしょうか?

なりますよ. 本来トランジスタなので忘れがちですが、
意図しないときに「ダイオードとして働く」ことに気付いて
「しまった~」と思い知らされたりします。

> または、通常のダイオードよりも高機能になるのでしょうか?
> または、何か利点があるなど。

意味がわかりません。

高機能とは、より「理想ダイオード」に近いということでしょうかね。
トランジスタとしてのON時の電圧降下はごくわずか、たしか0.1V程度、に
満たないですが、
ダイオードとして働くときには、
単体ダイオードと変わらないので、別に得しません。

>利点

は特に感じませんが、意図しない存在...半導体製造では意図せず存在する
「寄生ダイオード」というものができてしまうことがあるのですが、
その存在を忘れるな、という戒め的な意味あいのものという
一面があります。


よくサーマルダイオード?と呼ばれるものに多いような
気がしますが。
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この回答へのお礼

ご回答頂きありがとうございます。
質問の仕方が悪かったです。申し訳ありません。

通常のダイオードと変わらないこと
ことで、安心しました。かなり悩みました。

ここで高機能と申し上げましたのは、ダイオードには
いろいろな特性を示すパラメーターがあるかと思いますが、
「そのうちのどれかが優れている」などがあるかと思いました。
例えば、スイッチング速度が通常のダイオードより優れているなど。
また、逆に劣ることなどがあるかもしれないと考えました。

サーアルダイオードについては、いろいろ調べたのですが、
よくわからなかったので、別に質問いたします。

お礼日時:2007/02/27 21:51

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