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養老保険のことを調べているうちに、「5年ごと利差配当保険」というのを知りました。
これは具体的にどのようなものでしょうか?

A 回答 (2件)

保険料は基本的に以下の3つの「予定率」を基に計算されています。


(1)予定死亡率
(2)予定利率
(3)予定事業費率

(1)(2)は将来の保険金支払いの財源となる部分で、(3)は保険会社の運営に必要となる部分です。(人件費など諸経費)

まず、厚生労働省が発表する「生命表」を基に(1)を算出して保険料を計算しますが、保険会社は加入者から預った保険料をまとめて運用しますので、予め運用によって得られるであろう利益分を保険料から割引きしています。この割引きの計算に用いるのが(2)です。

一定期間運用を行った結果、(2)で予定していたよりも大きな運用結果が得られた場合に保険会社はこれを加入者に還元します。これが「利差配当」です。
予定していたよりも運用結果が悪かった場合は当然ながら利差配当はありません。
そこで開発されたのが「無配当型保険」で、利差配当が発生しても受け取らないという条件で更に保険料を割引するというものです。

つまり、「利差配当のために保険料を上乗せする」事は保険料の計算上有り得ないので誤解の無い様にお願いしたいのですが、当然この超低金利時代ですから利差配当はここ数年ほとんど(あるいは全く)発生していないのが現状です。
ただし今後の市場金利を長期的に考えた場合、運用力のある会社なら利差配当は期待できるかも知れません。
「利差配当付き」にするか「無配当型」にするかはinu1banさんの好み次第です。
これは養老保険だけに限った事ではなく、全ての保険種に該当します。
ちなみに「利差配当」と医療保険の「無事故ボーナス/健康祝い金」などは全く別の性質のものです。ごっちゃに考えない様にご注意下さい。

ご質問の対象は養老保険なので、恐らくは貯蓄を目的とした20年程度の保険期間のものかと思います。
であれば、個人的には「無配当型」で良いと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/06/15 23:25

責任準備金等の運用益が当社の予定した運用益をこえた場合にご契約後5年ごとに契約者配当金をお支払いします



…というものです。
『当社の予定した運用益』というのがミソです。
当然、越えないことも充分にありえますし、無配当のものに比べ、保険料は割高になります。
運用益が越えると配当金が…と言われると、なんだか得した気分になるのですが、実際は保険料が上乗せされていますからね。かなり運用益が良くなければ取り返せないような気がするのですが…。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/06/15 23:26

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